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性転換銃~悪魔の道具~(真城さんの新作DL同人小説) 第三章 ②

 …これだ。

 これこそが、正に典型的な「バニー・ガール」という姿なのだ。

 ちなみに「黒バニー」こそ典型的なバニーガールのスタイルと認識されているが、実は黒いバニースーツを着ることが許されているのはかなり偉い地位にいるバニーなのだそうだ。バニーの取りまとめ役というか「バイトリーダー」みたいなものだ。
 それ以外は赤バニーだったり青バニーだったりする。最も、店によって解釈が違い、全員が典型的な黒バニーであることもあるらしいのだが。どうでもいい豆知識だ。
「じゃあこれ」
 燕尾服をこちらに渡してきた。
「…どうすんだよこれ」
「その辺に放っといていいから」
 そう言われても困る。
「別にスーハ―したりそれでおかずにしてもいいよ?」
「何言ってる」
 仕方がないのでいわれたとおりその辺に…隣の座席に乱暴にぐしゃりと置いた。
 全体がぐにぐにしていてまとまらないのだ。ハンガーがあればいいのだろうが。
「っ!?」
 ここで改めて目に飛び込んできた「バニー・ガール」に衝撃を受ける。
 露出度が上がり、燕尾服に隠されていた上半身の体型も露(あらわ)になり、胸の谷間もハッキリ見えたバニーのセクシー度合は大変なものがあった。
 実はここで「手首」のパーツがどこからともなく出現していたことを後で知る。長袖の燕尾服と同時に装着できないため、脱ぐと装着することになるらしい。
「そん…そんなぁ…」
 自らの身体を見下ろす元・チーマーにも今の事態が飲み込めつつあるのだろう。
 カシャリと音がした。
 ケイがスマホで元・チーマーの全身像を撮影したのだ。
「ほい、これが今のあんた。どお?」
 後で見せてもらったが、羞恥に悶えそうな表情の可憐でセクシーな「バニーガールそのもの」といった写真だった。頭のバニーカチューシャから化粧の乗った顔、胸の谷間に体型も露わなバニースーツ、そして艶(なまめ)かしい網タイツの脚に、漆黒のハイレグの股間の三角形。ちゃんと黒光りするエナメルのハイヒールまでが一部とはいえフレームに入っている。
 よほどこういった写真を撮り慣れているらしい。
「ば…馬鹿な…おれ…」
「そ、バニー・ガールになっちゃったの」
 何度目かの宣言だ。敢えて「バニー・ガール」という用語をこれ見よがしに使うことで「言葉責め」をしているのだ…とこの頃になってようやく気が付いた。
「さ、あたしの膝にいらっしゃい」
 にっこにこのケイ。
 言われるままにくるりと後ろを向く。
 パンパンに張りつめたバニーのヒップがそこにある。
 白いぽんぽんのしっぽを模した飾りがふわふわと揺れ、バックシームがセクシーだ。
 ケイが股を広げ、そこに腰を落とすバニー。
「あ…」
 背後から抱きしめる様に抱えると、ケイはゆっくり優しく全身を撫で回し始めた。
「あ…いや…やめ…」
 頬を真っ赤にして苦悶の表情で悶えるバニー。
「あのさ…」
 たまらずオレは声を掛けた。
「あによ。あんたの順番は後!」
「いや…それはともかくさ」
「何?愛撫の場所の順番は個人の好みなんでリクエストは受け付けないよ」
「そうじゃなくてその…いいのか?」
「いいのかって何よ?」
「その…そいつ女だけど、あんたも女だよな?」
「あ、言ってなかったっけ。あたし相手にするのは女専門だから」
「あ、そうなの?」
「ああ。こいつは俺なんか目じゃない変態だ」これは神木。
「うるさいよ」
「それはその…レズってこと?」
 このシチュエーションでは失礼もクソもないだろう。
「一応肉体的に言えばそうかもね。でも、『女にされた元・男』専門だから、精神的には男相手にしてるみたいなもん」
「…はあ。じゃあ、生粋の女は相手にしないんだ」
「面白くないじゃん。女が性的に責められても普通だもん」
「『普通』ねえ…」
 こちらもいい加減神経が図太くなっていたのか、目の前で展開する大騒動を前に苦笑しか出なかった。
 まあ、そうこう言っている自分も、随分と元・男をおいしく頂いてしまったことには変わりがない。
 会話が進んでる間にもケイは哀れなバニーのわき腹を撫で上げ、半分覆われたおっぱいを上から優しく撫で回し、首筋にキスをしていた。
「…」
 今まで余りバニーガールに馴染みが無かったんだが、案外セックスには向かん格好だな…と妙なところに気が回っていた。
 スカート一枚めくりあげればほぼ無防備の衣装と違って、骨組みの入ったハイレグ衣装はかなりの硬度を持っており、ぺろんとおっぱいをめくって露出させると言う訳にはいかない。
 そういったことが可能なバニー衣装も存在はしているが、そいつは作りの甘いコスプレ衣装で、要は安物だ。そうでないものもあるが。
 「バニーのケイ」の異名を持っていたらしいケイに言わせると「肩ひものあるバニーは邪道」なんだそうだ。なのでたまに適当に入手した資料でそのまんま書いたらしい肩ひもありのバニーの衣装のイラストとか見るとイライラするらしい。目立たない様に透明のビニール製肩ひももあるが、それなんかもっと邪道なんだとか。
 ただ、肩に食い込むピアノ線版ならありだと。基準が分かるような分からないような…。
 ともあれ、思わず神木の方に視線を向ける。
 その間にも、必死の抵抗を続けるバニーの声がやがて優しく甘い声に変化していくのだった。
「これ、見てていいのか?」
「見せつけてるんだ。見てやるのが礼儀だろ」
「見られるのが趣味なん?」
「見せつけるのが趣味なの!」ケイが大きな声を出した。
「ほ~ら!あんたの恥ずかしい恰好を別の男に見られてるよ?あんたのおっぱいで、脚で、網タイツでそこの男たちが抜いてるんだよ?」
「…(真っ赤になって)いや…やめ…やめてぇっ!…」
 これまでで最大の強さでおっぱいを鷲掴みにするケイ。
「あっ!…あああっ!」
 反対の手で網タイツをざらざらと撫で、指先でつまんで「ぴん」と戻す。
「あ、あんたがたガマン出来なかったら抜いといていいから。悪いけどあたしが最後まで楽しむんで時間掛かるよ」
「おいケイ。幾らなんでも殺生だ。そいつは好きにすればいいが俺たちにもくれ」
「…しょうがないわねえ…運転手さん!」



性転換銃~悪魔の道具~ DMM版
性転換銃~悪魔の道具~ DLsitecom版

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