FC2ブログ

Latest Entries

【新発売】かまいたち事件 女体化され、犯されて行く男たち(真城さん&むらさきいろオレンジさんの新作) 第一章②

 教師はクソの役にも立たなかった。
 クラスの「空気」は間違いなく鬼留とその一派が支配しており、例え担任でもそれを乱す様な言動を取れば「空気の読めない奴」認定を受け、「孤立」に追い込まれるだろう。

 自己紹介が遅れた。
 オレは山本一夫(やまもと・かずお)。
 イヤになるほど平凡な名前だ。
 銀行の記入例に使われたりはしないだろうが、日本中探せばあと一〇人はいそうである。いや、五〇人かもな。
 小さな頃から背伸びして大人向け小説なども読んでいたせいか、妙に世の中を達観したところがある。
 自分では自分のことをおかしいと思ったことは無かった。
 こんな自分でもどうにかやってこれたのは幼稚園・小学校・中学校のクラスメートたちがまだまともだったからだろう。比較問題として。
 いや、もちろんいじめられはしたのだが、それはあくまでも中心になった数人…いや、二~三人によって引き起こされたものであり、散発的だった。
 何より生命に別条を覚えるほどのものではなかった。
 こんなのでも腹を割って話せた友人めいた存在だっていた。あちらはどう思っていたのかは分からないが。ただ、ごく普通に喋っているつもりが、突如相手が激昂することが何度かあった。
 会話のどのポイントが相手をキレさせるのか全く分からないので困惑した。
 自分で言うのも何だが、そこで「自分が正しい。相手の方が悪い」と決めつけるのではなく、徹底的に要因を分析する方向に舵を切った。
 他人の会話に耳を傾け、どういう話運びが自然なのか、イントネーションはどうか…徹底的に研究・分析した。

 結論は…良く分からなかった。

 そのため、必要でないことはなるべく話さない様に心掛けた。知っている知識も目の前の相手に直接言うことは可能な限り避けた。
 知識を発散したい欲求は夜な夜な開設していた無料ブログに書きつけて発散した。
 日に一〇人も来ないドマイナーブログで、もう三年もやっているのに一件のコメントも付いたことが無い。
 だが、それでいいのだ。
 人に読んでもらいたい訳じゃない。ただただ発散したかっただけなのだから。

 だが、遂に生命の危機が訪れた。
 鬼留一派はこれまで何度も階段からオレを突き落とそうとした。
 いや、「突き落とそう」などという生半可なものではない。
 全身の力を込めて目一杯キックしてきたのである。
 結論から言うと、オレはそのキックを咄嗟にしゃがんでかわしたので事なきを得た。
 だが、まともにヒットしていれば数メートルは下までまともに落下していただろう。
 キックが空を切ったことでバランスを崩してひっくり返った鬼留は逆ギレして「こいつがオレの足を取ってひっくり返した」とわめき始めた。
 直(すぐ)に教師が飛んできて、オレをこっぴどく叱り始めた。反論しようとしても「この状況下で口答えする人間のクズ」呼ばわりされた。
 叱られ続けるオレのそばで鬼留はこちらを見下ろしてニヤニヤしていた。
 そう言えば鬼留の同級生には階段から転げ落ちてそのまま亡くなった生徒が一人おり、大怪我で後遺症が残った生徒も数多くいたはずだ。
 彼の学年には妙に怪我人が多いことでも有名なのだ。女子すら平気でその毒牙に掛ける。現在車椅子生活を余儀なくされ、高校時代をリハビリに費やさざるを得なくなった女子も鬼留の犠牲者とされるが、ただの一人の目撃者も名乗り出ることはなく、単独事故と判定された。
 そして、「罪をなすりつけようとしたトンでも無いクソ女」と糾弾を受け続け、遂には不登校から転校に追いやられている。

 遂に奴の悪ふざけは閾値を越えた。
 このまま放置すれば殺されるだろう。
 オレはそう判断せざるを得なかった。

 そしてトイレに呼び出した。
 …と言いたいところだが、こちらの招きになんぞ応じる訳が無い。
 一人トイレに入ったところ、ボコボコに殴り倒して遊んでやろうと追い付いてきたところで能力を発動したのである。

 ここで話は冒頭より少し前に戻る。
「…テメエ。何のつもりだ!?」
 文字にして書いてしまうと馬鹿馬鹿しいのだが、オレには特殊能力がある。
 PK(サイコ・キネシス)だ。「念動力(ねんどうりき)」と訳される。
 手を触れずに物を動かすことが出来る能力である。
 細かい理屈は忘れたが、これは現在知られている物理法則を大きく捻じ曲げるものだ。
 だが、使えるものは仕方がない。
 悪用しようと思えば幾らでも出来そうだ。
 だが、幸いなことにオレみたいな人格者がその能力を持ってしまった。
 だから自衛にしか使わない。
「一応説得してみよう」
「なんだと貴様…」
「オレに構わないでくれ。手を出さなければ何もしない」
「うるせええええええ!!」
 まあ、説得に応じるようなタマじゃないと思ってはいたがね。
 オレが持っているのは単なるPK能力じゃない。
 それこそ書くのも馬鹿馬鹿しいのだが、対象の相手と自分以外の時間を止めて「二人だけの空間」を作り出すことが出来るのだ。
 だからこのトイレでの死闘も、何分やっても休み時間の一〇分をオーバーすることはない。
 その間、何が行われたとしても他の人間がそれを認識することはない。
 「時間を止められる」ということか?と言われると少し困る。
 限りなくそれに近い能力だとは思うが、あくまでもこちらを加害者だとして「加害者・被害者」の関係を他者から秘匿するために必要な能力ってところだ。
 だから無機物を相手にこの能力を発動することは出来ない。
 鬼留は唸り声を上げて興奮していた。
 牙を剥くかの様に歯ぎしりをし、そこから唾液が滴るようだ。まるでオオカミか肉食猛獣だ。
 今はオレによって動きを縫いとめられているが、よりによってこんなちんちくりんに圧倒されていることがプライドが許さないのだろう。
 オレ、山本一夫は身長一六四センチとごく普通より若干小柄だ。
 そして、自分で言うのも何だがツラはかなり不細工寄りだと思う。平凡ですらない。
 太っていないことだけが取柄…と言いたいところだが、極端な肥満体でないというだけで全身がずんぐりむっくりでいかにも垢抜けない。
 チェック柄のオシャレ制服ズボンが不釣り合いなほどちんちくりんの冴えない男だと思う。
 それこそ性格や人格こそ最低だが、大柄で華やかで、見た目だけは爽やかな鬼留とは「同じ人間なのか」と言うほど違う。
 だからこそ鬼留は遠慮なくこちらを「格下認定」してきたのだろう。
 これまた自分で言うのも何だが、一〇人いたら一〇人が同じ結論に達すると思う。
 とはいうものの、こちらにも「生存権」はある。
 この世に生まれて、これと言って犯罪行為なども犯していない以上、無碍に殺されるいわれはない。
「もう一度警告する。このまま振り返って教室に帰りな。今後一切関わらなければこちらも何もしない」
「うるせえぞクソ野郎が」
「…」
「テメエなんぞこの世に存在してるだけで犯罪なんだよ!だから俺が思い知らせてやる」
「…何を?」
「テメエがクソだってことをだよ!」
「…別に何でもいいんだけど、説得に応じてもらえないってことかな?」
 最後のセリフは最後まで発せなかった。鬼留が再びわめき始めて何を言っているのか分からなかったからだ。
 オレはため息をついて続けた。
「仕方がない。警告は発したよ」
 会話のキャッチボールが成立しなさそうだったので、相手が聴いているかどうかを一切考えず一方的にまくしたてた。まるで逮捕した犯罪者に対して「お前には弁護士を雇う権利がある」と建前上読み上げるかの様に。
「猛獣を教育するにはムチを使うらしい。痛みを身体で覚えさせるんだね。だから問答無用で身体に『教育』させてもらう。次に警告を無視して同じことをしたならまた繰り返す。やめるまでね」
 どの程度ケモノの様にわめき続ける鬼留の耳に入ったかは分からない。
 だが、鬼留の身体は見る間にムクムクと変形して行った。
 というか、オレがそうしているのだ。
 これまた馬鹿馬鹿しい話で恐縮なんだが、オレは人を性転換させる能力がある。男を女に、女を男にだ。
 本人が嫌がっているかどうかなんてお構いなしにだ。
 「女になんかなりたく無い!」と泣きわめく男を意思に反して強引に女の身体に性転換させてしまうことが出来る。…こうして書くとまるで神みたいな能力に見えるな。
「あ…あ…」
 漸(ようや)く事態の異常さに気付いたのか、鬼留の動きが止まった。
 女の身体に性転換させられた男の反応は何種類かに分かれるが、大きく分ければ二つだ。
 アッパー系かダウナー系だ。
 驚いてショックの余り結果として大人しくなってしまうタイプと、絶叫してパニックを起こすタイプ。
 鬼留はパニック型だった。
 腹が立つことに素材がいいもんだからまるでアイドルか若手の美人女優みたいな美貌だ。
 とはいえ、元々相手がブサイク男であろうとかなり見目麗しくしてやるのが礼儀だと思っているのでそういう風にするがね。
 ただ、バカみてえにでかい身長は縮めさせてもらった。
「うわあああああああーっ!!」
 身体が小さくなるというのはかなりの恐怖ではあるだろう。
 オレからすれば物見櫓(ものみやぐら)みてえにデカい視線からものを眺めるから訳が分からん選民意識を持つ様になるというものだ。これも偏見だが。
 あっというまに、くりっとした瞳の可愛らしい美少女がそこにはいた。
 だが、変化はこれで終わらない。
「う…あ…」
 オレの能力は着ている服まで変形させることが出来るのだ。
 忽(たちま)ちの内にオシャレ制服は、その属性を「女子」のそれに変貌させた。
 ネクタイはリボンになり、シャツはブラウスになり、そして…ズボンがスカートになった。
 残念ながら目を剥いて髪を振り乱しているこの状況では魅力も半減と言ったところではあった。
 だが、ともあれ「教育」をしなくてはならない。
 身体が性転換を始めてからどの程度まで正気を保っていたのかは分からない。

 オレは鬼留をレイプした。

 リボンを引きちぎり、ブラウスを裂き、スカートをめくり上げ、引きおろし、ブラジャーを外し、全身を舐めまわした上、自分自身を突き入れて発射した。
 やっと途中から事態の深刻さを自覚出来て来たのか、身を捩(よじ)って嫌がっていたが、本懐を遂げさせてもらった。
 敢えて相手を喜ばせる様な丁寧なセックスではなく、自分勝手で乱暴なそれにした。

 こちらが賢者タイムと俗称される「ヤリ終わった後の虚しい時間帯」を軽く過ごしている間、全裸に近い状態となった美少女鬼留は茫然とトイレの床に座って放心状態になっていた。
 恐らく女性器が直接冷たい床に当たっていたはずだ。それも構わない状況に見えた。
「警告はしたぜ。教室に帰んな」
 オレはトイレを出ると、物陰に身を潜めて時間を解除し、変身を解いて服も戻してやった。
 …暫(しばら)く観察していたが、男に戻った鬼留が血相を変えて飛び出してくると言ったことは無かった。
 結論から言うと、自分の身に降りかかった余りにも非現実的な出来事に呆然自失となり、そのまま呆けているところを巡回中の教頭に発見されてこの日は早退となったのだった。
 とりあえず第一段階の仕込みはこれで完了したというところだ。
 今も鬼留の女体の体温がオレの身体に残っている。
 …別にこちとら色におぼれたセックス・マシーンなんかではない。役得目当てでこんなことしてない。
 だが、降りかかる火の粉は払わねばならぬ。確かに気持ちのいい思いはさせてもらったが、不可抗力ってところだ。
 これで何もかも解決するかと思っていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。

かまいたち事件 女体化され、犯されて行く男たち DMM版 購入はこちら
かまいたち事件 女体化され、犯されて行く男たち DLsitecom版

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://okashi.blog6.fc2.com/tb.php/21160-95639aa0

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2020-02