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【中身紹介】 女体化劇場短編集その二  ~お礼~④

 不思議だった。
 女物など身に付けたことも無いはずだった。
 ましてやこんなぞろっとしたスカートのドレスなんて。
 にもかかわらず、まるで生まれた時から何十年も女をやっていたかの様に華麗にスカートを操り、見事に用を足していた。
 洋式便器に座り、想像もしたことが無い場所から想像もしたことが無い形式(?)で絞り出されるそれは、ある意味異次元体験だった。
 手が勝手に動いて紙を使って軽く処理し、流す。

 またパンティを手繰り上げ、手を離すとふぁさりとスカートが落下し、空中にぶら下がった。
 膝下までの長さで、地面を引きずり大きく広がる「お姫様みたいなドレス」とは少し違うが、これもまた「綺麗なドレス」には違いなかった。
 怯えた小娘の様にそっとドアの隅から人気を確認する。
 入る時にはともかく、出る時にはタイミングは選べる。
 人気も無く、新しい電車が入って来たりしていないことも気配で確かめると、やはり慣れないハイヒールを操りながら出口に向かって歩く。
 すると、ふと青い人影が目に入った。
青年「っ!!」
 それは洗面所に配置された「鏡」だった。
青年「…これは…」
 そこにはとても美しいレディがいた。
 勿論、今の自分自身である。
 そんな…今、おれって…こんな姿に…。
 思わず目をぱちくりしてしまう。
 同様に鏡の中の美女も目をぱちくりさせていた。
 駅の半地下の男子トイレの洗面所という最悪の照明シチュエーションでもこれなのだ。
 きちんとした場であったならばさぞ映(は)えることだろう。
?「…よお」
 思わず振り返る青年。
?「見てたぜ。最高の見世物だったな」
青年「っ!!あんたは!」
?「覚えてたか…」
 そこには先ほど令嬢にチカン行為を働いた男がいた。
痴×「待ち伏せしてやろうと思って影から見てたがよ…お前さっきの男だよな?」
青年「…っ!」
 咄嗟に走り出そうとする。
 だが、痴×はトイレの出口に立ちふさがり、横に移動して美女と成り果てた青年の行く先を塞いだ。
青年「どけっ!」
痴×「どかねえよ。どくわけがねえだろうが」
 にやにやしている。
痴×「それにしても…」
 青年はゾッとする感覚がした。
 舐めまわす様に身体を見られている感覚がしたからだ。
痴×「綺麗になりやがったな…たまらねえぜ」
青年「お、おい…何を考えてるんだ」
 青年の顔色が青くなる。
痴×「はぁ?決まってるだろうが!」
 どん!と身体を押された。
青年「きゃっ!」
 バランスの悪いヒール姿なのである。たまらず冷たいトイレの床に倒れ込んでしまう。
 思わずスカートがはだけて、脚線美の一部が見えた。
青年「よ、よせ!」
痴×「ああ…その可愛い声もたまらねえ!たまらねえぜ!」
青年「きゃああああああーーーっ!!」
 必死に逃げようと床を掻いてもがく。
 だが、慣れぬ身体に動きにくい服、そして体力も瞬発力も無い。あっという間に捕まってしまう。
 床に倒れている状態で、背後から抱きしめられた。
青年「いやあっ!!」
痴×「そうだそうだ!もっと抵抗しろ!嫌がれ!」
 青年は、背中に当たる硬いものの存在を察した。
 元・男である青年にとってそれが何を意味しているのかは自明だった。
青年「よせ…おれは…男…だぞ…」
痴×「そうかもな。だが今は!」
 チカンは上からのしかかる様に背後から手を回し、綺麗なドレスに手を掛け、思い切り引っ張った。
 びりりりりりりっ!!!
 と音がして、ドレスが引き裂かれる。
青年「きゃああああーーっ!!」
痴×「女だ!!」
 床に倒れ込み、押さえつけられる青年。
 アップスタイルにまとめられていた髪がほどけ、バラバラになって波打つように床に広がる。
 そして、ドレスが引き裂かれたことで、汗ばんだ乳房がまろび出た。
青年「いやあっ!」
 遂に生まれてから初めてブラジャー…なのかどうかわからないが、とにかく乳房を覆ってくれていたものから解放された初々しい乳房と乳首が空気を感じる。

3

 青年は遂に絶望の余りからか抵抗する気力を無くした。
 チカン男が半裸の女…今の自分…を個室に押し込め、慌ててズボンを脱いでいる気配を感じる。

 どうして…どうしてこんなことになってしまったんだ…。

 直後に抱き起され、ガサついた生暖かい唇が、さくらんぼの様に可憐な唇に押し付けられた。
 同時に剥きだしの乳房が鷲掴みにされる。
青年「あっ…」
 決して大事なところを堅牢にガードしている訳ではないパーティドレスはあちこちをめくられ、引き裂かれただけで「その行為」に必要な準備は全て整ってしまった。
青年「あっ!あっ!あっああああああああーーーっ!」
 全身をこね回され、舐めまわされた挙句、青年の秘所は痴×自身を受け入れさせられていた。

 薄れゆく意識の中、あの謎の電話の声が脳内にこだまする。

謎の女『よっしゃ!だったら直(すぐ)にその場を離れて。いい?』
青年「…話が見えないんですが」
謎の女『アンタの為に言ってんだよ!いい?目の前の天然娘のいう事は一切受け入れないこと。何でもいいから「急用が出来た」とか「親が死にそう」とか何でもいいからすぐにその場を離れるの!いい!分かった!?』

 あのアドバイスを聞かなかったせいなのか…?
 単に痴×被害に困っていた女の子を助けただけなのに…どうしてこんなことになったんだ…。

 だが、次の瞬間、陳腐な表現ながら『女体の快楽』が全身を貫いた。
 自分でも聞いたことが無い様な声が出ていた。
 現実味のない小汚いトイレの天井を見上げながら、今度こそ意識が遠くなった。

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