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【サンプル掲載】女体化劇場短編集その三 から 休み時間パニック①

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君江「…!?…カン…ちゃん?なんてカッコしてんの!?」

真城さん2
挿絵:柊ぽぷら

岩崎「あ…ち、違うんだ!これはその…」

 小学校の頃からの付き合いだからかれこれ数年になるだろうか。
 クラスメートの小野寺君江(おのでら・きみえ)が廊下でこちらを確認すると、何とも言えない呆れたとも驚いたとも言える口調で言った。
 …それも無理も無いだろう。
 何しろオレ…岩崎寛一(いわさき・かんいち)は、「通常の男子高校生」としてはありえない格好をしていたからだ。
 太ももの中央まで張り出したその脚線美。
 可愛らしい真っ赤なリボンにクリーム色のベスト。
 清潔なイメージのシャツ。
 チェック柄のプリーツミニスカート。
 ハッキリ言えば、「女子高生の制服」姿だったからだ。
 半ば薄暗い廊下は、観音開きのガラスドアによって外部から隔てられていたが、不幸なことに今は開いていた。
 急に涼やかな風が強めに吹きこんできた。
 ぶわり!とめくれ上がるミニスカート。
 運動を阻害しない様に襞(ひだ)が入って良く広がるそれは、吹き上げる風によってその性能を最大限発揮してしまった。
岩崎「きゃあっ!!」
 ただでさえ頼りない下半身が風に嬲(なぶ)られ、その上下着までをも思いっきり見せつける格好となってしまっ たのだ!
 必死にめくれ上がるスカートを抑え込むそのリアクションは完全に「女子」だった。
 そして…そのスカートの中のパンティに包まれた肉体もまた、「女子」そのものだった。
 風は収まったが、両手を前に揃えて動揺し、長い髪を腰まで伸ばして豊かなバストを荒い呼吸で上下させているその肉体は、どこからどう見ても女子である。
 むしろ、君江がどうして目の前の美少女を「同級生の岩崎だ」と認識できたのかが不思議なくらいだった。
君江「…?なんで…なんでカンちゃん、…女になってるの?」
岩崎「いや…これはその…」
 ここで時間が少し戻る。




 その何の変哲もない公立の共学校に異変らしきものが観測されたのは「昼休み」の時間帯だった。
 その公 立高校は偏差値も普通だし、スポーツで活躍が目覚ましい訳でもない、私立みたいに典型的に可愛い『今風の』制服だけがウリの学校だった。
 校内をパニックが移動していた。
 何か起こった悲鳴があっちで起き、次にこっちで起き…という具合だったからだ。
 それが複数存在しているらしかった。
 とはいえ、岩崎がそれを認識出来ていた訳ではない。
 ただ、「何かトンでもない(面白そうな)こと」が起きているらしい…という実体の無い噂…いや、雰囲気だけが伝播していた。
 それを何となく察知して、通常の教室ではなく理科室や美術室のある棟から、普通の棟へ移動してみようと廊下を歩いている時だった。
 そいつに出合ったのは。
 廊下の向こうから誰かが走って来て いた。
 早田だった。
 早田は、まさに「お調子者」という表現がぴったり当てはまる男だった。
 常にヘラヘラしており、クラスどころか校内の女子全てに対して無料通話アプリのIDを聞きだそうと狙っている様な奴だ。
 ただ、間違っても「モテる」タイプではないので、女子からは半ば冷笑され、相手にされていなかった。
 年頃の女子はどんな男が嫌いか?
 まあ、色々あるだろう。
 ブサイクな男や不潔な男も嫌われる。
 だが、ある意味一番嫌われるのは「スケベ」な男だ。
 早田は…まあ、「スケベ」だった。
 常に考えているのは女のことばかり。
 とはいえ、ある意味カラッとしたエロ好きみたいな奴だった。
 女子に対して「おっぱい触らせて」と言って引 っ叩かれるタイプだ。
 現にあれだけ女子に対してちょっかい出しておきながら「戦績」はゼロであると言われている。
 本当の意味での「女の敵」というのは、甘い言葉で女を籠絡し、ヤリ捨てる「プレイボーイ」の方だろう。
 そっちの方がより悪質だと思う。
 そういう意味では早田は「罪の無い」スケベだと言って言えなくはない。
 ただ、やはり無邪気かつ能天気に女体を求めるその「本能に忠実な」振る舞いは、より清潔で洗練されたものを求める思春期の女子たちには
「生理的に受け入れられない」
ものだった…といえる。
『おっ!よお!岩崎!』
『?早田?』
 今にして思えばこの時の早田の態度は『得物を見つけた』というものだった。
 早田は岩崎の傍にやって くると、「ぽん!」と肩を叩いた。
『?何だよ』
『うほほーい!』
 早田がその場で飛び跳ねる様にはしゃいだ。
 …同時に信じられないことが起こった。
 全身がぐにぐにと変形していた。
 平板な胸板は横方向に狭くなり、形のいい乳房が張り出してきた。
『あ…』
 ウェストはきゅっと細くなり、そしてガニ股とは言えないが人並みに自然と広がっていた両脚はぐぐぐ…と近寄って行き、「内股」となっていく。
『な、何だぁ!?』
 同時に豊かなヒップが丸々と膨らみ、脚線美が形成される。
 髪の毛が別の生き物のように動き、うねり、噴き出してきて豆腐くらいなら穴だらけにしそうだったくせっ毛は柔らかくなって腰まで達した。
 …いつの間にか下腹部が頼りない 。
 そ、そんな…。
 その間一秒か二秒くらいだろう。
 岩崎は脳内で言葉にするのを一瞬ためらった。
 だが、客観的には明らかだった。
 お、俺って…お、女に!?
 まだ変化は終わらなかった。
『ぅあぁっ!!』
 生まれたばかりの乳房を何かが強い力で抱きとめた…様に感じられた。
 横隔膜の上くらいで胴を何かが回り込み、肩に細いひもが食い込んだ。
『ぇえっ!?』
 そ、そんな…これって…ぶ、ブラジャー!?!?!
 見下ろすとこれはこれで可愛いデザインではあるが、男子高校生の制服の前部分を大振りの乳房が付きあげている。
 それがピンク色を思わせる女物の下着がホールドしているのがうっすら透けている。
 …様に見える。
 ガラパンがそ の面積を小さくし、ぴたりと密着する伸縮性のある生地となった。
『ぁ…』
 それがパンティと呼ばれるものに変化したことが感じられた。
 もしも男性自身がそこにあったならば、「はみ出して」しまっただろうが、シンプル(!)になっていたそこは綺麗に大事なところをカヴァーしてのけた。
 ネクタイがグニグニと変形して赤いリボンになった。
 シャツの前のボタンの合わせが反対になる。
 そして…。
『うわああああああっ!!』
 凄い勢いでズボンが消滅して行った!…様に感じられた。
 だが実際はそうではなかった。
 両方の脚を個別に包んでいたトンネルが融合して一つとなり、素脚同士が直(じか)に触れる様になってしまった。
 同時に猛烈な勢いで「丈」 が短くなって行き、素脚が露出し、空気にさらされていく。
 チェック柄はそのままにズボンは形を変え、そしてぎざぎざの襞(ひだ)が刻まれた。
 ズボンがスカートになってしまったのだ。
『あ…あぁ…』
 長い髪を揺らしながら、岩崎は「変わり果てた」自らの身体を見下ろした。
 頭のてっぺんからつま先にいたるまで、完全に「女子高生」にされていた。
 ご丁寧に校内用スリッパまでピンク色の女子仕様になっている。
『とりゃっ!』
 ぶわり!とスカートが舞った。
『きゃああっ!』
 反射的に女子みたいな声を上げ、スカートを押さえつけることになる岩崎。
『うっひょひょ~!白だぁ!』
 余りのことに目を見開いて目の前のアホを見る「女子高生」岩崎。
  な、何を考えてるんだこいつは…。
 前後の状況から考えれば、今のこの有様はこいつによって引き起こされたのだろう。
 男の身体を女の身体に性転換し、その上下着まで完備の上「女物の服」にまで一瞬で着替えさせたのだ!
 常識的に考えれば「普通の人間」にそんなことが可能な訳が無い。 
 だが、恐らくこいつは今この瞬間は「そういう力」を持っているのだろう。
 そうであると信じるしかない。
 しかし、女体やスカートなどを求める余り、同級生の男を女に性転換した上女装させ、そのスカートをめくるなんて…。
 幾ら「女が好き」といったって見境なさすぎだろ!
『そいじゃねー!ぎゃはははは!』
 早田はもう「女子高生」と化した岩崎に興味を失ったのか走り出 した。
『ちょ!ちょっとぉ!』
 甲高い声だった。
 一歩前に踏み出したことで全身が女になり、女装させられていることを実感した。
 直後に『女子高生』たちが何人もなだれ込んできた。
『きゃっ!』
 思わずよけてしまう。
『早田ぁーーー!!』
『待てこの野郎!!』
 全員がウチの可愛い女子の制服を身に付けた女子たちだった。
 だがそのシャンプーを思わせるいい匂いの集団には似合わない高い声の怒号が追い掛けて行く。
 …本能的に分かった。
 あれは早田によって「女子高生」にされた男子生徒たちの集団だ。
 …なんてこった。
 トンでもない事態が進行してるぞこれは。
 ちらりと視認しただけだが、まるで制服衣装を着た美少女アイドル集団みた いな可愛らしさだった。
 …あれが全員、元・男…第二次性徴の頃の汗臭く、ムサ苦しいはずの男子高校生たちの変わり果てた姿だって!?
 …このままじゃ男子生徒全員が早田によって女子生徒にされてしまう。
『…?カンちゃん?』
 誰かに呼び止められた。
 そして場面は冒頭に戻る。
*****
君江「…女に…なってるの?」
岩崎「いやその…」
君江「…おっぱいあるじゃない。制服も…髪だって…」
岩崎「は、早田の奴が…」
 まるで自分じゃないみたいな可愛い声だった。
君江「?…早田が…何よ」
岩崎「…その…」
 思わずもじもじしてしまう。
 事実をそのまま言うべきなんだろうか。
 余りにも馬鹿馬鹿しい。
 だが、目の前の現実がそうなので ある。
 つかつかと歩み寄ってくる君江。
岩崎「…?小野寺?」
 次の瞬間、また下半身が涼しくなった。
岩崎「きゃああああーっ!」
 ぶわりと舞いあがったスカートが下腹部に風を送る。
 身を捩(よじ)って嫌がり、スカートを叩き落とす。
 …が、君江の「スカートめくり」は女子同士のそれで洗練されていたのか、スケベ男のそれとは全く種類が違うものだった。
 スカートの縁(ふち)を鷲掴みにして、そのまま上方向へと引っ張り続けていた。
岩崎「ちょ!ちょっと!ちょっとおおおお!!!」
 スカートがそのまま破けそうなほど「押さえつける」力と「引っ張り上げる力」の均衡が続いたが、やっと諦めたのか君江が手を離してくれた。
岩崎「な!何考えてるんだ よ!このスケベ!」
 甲高い声で思わず叫んだ。
君江「…マジで女になってんじゃん…」
 お揃いの制服姿で対峙する美少女二人。
 その瞬間、余りにも驚天動地なことばかり起こっていたので久しく忘れていた感情が蘇ってきた。
『は、恥ずかしいっ!!』
 まるで「ぽん!」と音がしそうなほど赤くなる岩崎。
 はっきりいってこの小野寺君江は可愛かった。
 少なくともクラス中の男子はほぼ全員が好きか何らかの好意を抱いていたと思う。
 席替えで隣になったりしたならば、本人に見えない様に飛び上って喜ぶほどだった。
 岩崎もその一人で、ずっと憧れだったと言える。
 中学時代にはとても告白どうこうなんて段階に進むことは出来なかったが、クラスメートとして ある程度会話出来るだけで幸せだった。
 …その君江に、よりによって「女装した姿」を見られている!
 顔から火が出そうだった。
 スカートの頼りない感覚が蘇る。
 いや、女装どころか「女になった」姿を見られた上、二度もパンティまで見られている!
 もう「恥ずかしい」とかそんな常識的なレベルで計っていいものやらと言う感じだが、ともあれ大きく捉えれば「女装姿を見られている」ことには変わりがない。
 恥ずかしく感じて当然だ。
小野寺「…岩崎…」
 明らかにこっちに向かって話しかけてくる。
岩崎「…」
 逃げ出そうにも足がすくんで動かなかった。それに下手に動いたところで解決策が見えない。何故か岩崎はその場から逃げられなかった。
 そういえ ば周囲の風景が何となく大きく感じられる。
 …女子になったことで背が縮んでるんだ…。そう思った。
小野寺「岩崎…その…ブラとかもしてんの?」
 若干責める様な口調…に、聞こえた。
 まるで自室に踏み込んだら女装趣味の男子のクラスメートがバッチリ女装を決めていたところを発見したみたいな状態だった。
岩崎「…多分」
 多分も何も、この息苦しい感触は間違いなかった。
 また距離を詰めてくる君江。
岩崎「…?小野寺?」
 思わず後ずさる。
 背後の壁に背中が当たった。
 ごく普通の人間(?)である小野寺君江は、校則に従って肩に掛かる程度の長さの常識的な髪型だったが、岩崎はまるでアニメの中から抜け出してきたみたいに、「腰まで」ある大量の長 い髪で背中が覆い尽くされていた。
 今風に言えば…「壁どん」みたいだった。
 壁際に追い詰められた岩崎は、目の前に迫る美少女の顔にたじろいだ。
君江「…可愛い…じゃん」
岩崎「…え?」
 上目づかいでつぶらな瞳を向ける岩崎。これはわざとではなく、自然なリアクションだった。
 非難されるのかと思った。
 普通に考えれば男子が女子の制服なんて着ていれば「変態!」と罵(ののし)られても仕方が無いシチュエーションだ。
 それが「不可抗力」ではあってもだ。
 そもそも「不可抗力」と言ったところで、人間の服がぐにぐにと変形して男物が女物になってしまうなんてことがある訳が無い。…普通は。
 マンガでもない限り…いや、マンガであっても…本人が自ら の意思で「女物に」袖を通さない限り「女装」など不可能だ。
 岩崎は目を逸らした。
 ほのかにいい匂いがする。
 憧れ続けた好きな女の子が目の前にいる。
 しかし…どうして小野寺の前で…こんな…こんな格好…。
 そ…と大きな岩崎のおっぱいの上に美少女の手が乗せられた。
岩崎「…ちょ…」
君江「…ホントにブラしてるね…」
 興味津々という感じだった。
 女子ってのはおっぱいの上から触っただけでブラジャーしてるかどうかすぐに分かるんだ…などとバカみたいなことを考えていた。
 そして発育のいい乳房を人差し指と中指と薬指、そして親指で挟んでぐにぐにし始めた。
岩崎「ちょ!…あ…やめ!」
君江「…本物みたい…本物か…」
 スケベ心ではなく( ??)、「女子として」確かめただけだったらしい。
 より距離が近づいた。
 君江の美少女顔は岩崎の視界をほぼ全て埋め尽くし、その吐息が掛かってくる。

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コメント

ありがとうございます😆
まだまだオモシロ展開ありますよ🎵

真城さんの、こういう風味の作品を楽しみに待っていました(^^)

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