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「TS男子がメイド学校に通う話」① by ロロ (キャラデザ そらねこ)

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キャラクターデザイン:そらねこ

朝起きたら、胸が大きくなっていた。Fカップくらいある。
 ウエストは細いのに、胸だけ飛び出ていて、ワイシャツのボタンがはちきれそうになってる。
 寝ぼけた僕はあくびをしながらそれを揉んでみた。
 柔らかくてふわふわだ。
 手のひらいっぱいの弾力と柔らかい感触。
 ぷにぷにぷに……
 そんな揉み心地を堪能していると、徐々に恐怖心が湧いてきた。
「あ、あれっ……? これって何が起きてるの……?」
 声が女の子っぽい。
 寝起きなので頭が働かない。
 僕はまだ夢の中なのか?
「っ……」
 僕はベッドから起きて、鏡に向かった。
 歩くとおっぱいがプルプル揺れる。
 重い。
 巨乳は肩がこるという女子の台詞をこれまでエロいニュアンスで受け止めてたけど、当事者になってみると本当に重い。なんで僕が巨乳女子の体験をしなきゃいけないんだろう。
 心の中で愚痴をこぼしながら鏡に到着すると、清楚系の美少女が困惑した顔をしていた。
 パッチリした目、長いまつげ、抜群のスタイル、サラサラのロングヘア。
 僕好みの完璧な美少女だ。顔のパーツが少し僕に似てるので、親しみやすい。
 これが僕じゃなければ、完璧だった。
 でも残念なことに……。
「これ、僕が女の子になってるってことだよね……」
 僕が右手を挙げると、鏡の中の美少女は左手を挙げた。僕がほっぺたをつねると、美少女が涙目になる。
「痛てて……」
 やっぱり僕だ。僕が女の子になってるんだ。夢じゃなさそうだ。
 昨日までは普通の男子高校生だったのに、寝て起きたら女の子になってしまった。
 な、なぜ……?
「佐倉実くん、おはよう」
「ッ!」
 誰もいないはずの背後から、突然声をかけられた。
 おそるおそる振り返る。
「だ、誰……?」
 僕の部屋に見知らぬ美女がいた。
 黒い帽子を被っていて、手には杖のようなモノを持ってる。不審者のお手本みたいな格好だ。
「私はキミに性別逆転魔法をかけた魔女よ」
「ま、魔女……!?」
 そんなファンタジーな人が実在したのか。
 可愛い系とかホラー系とか色々いるけど、この魔女はちょうどその中間くらいの外見だ。しいて名前を付けるならリアル系……?
 そう考えてみると、妙に生々しい。
 帽子は斜めになってるのに、不思議なバランスで頭に乗ってる。杖は木みたいな素材なのに、切り出した痕がなくて、はじめからその形で生えてきたみたいに樹皮がついてる。
「本当に魔女なの……?」
「そうよ。人間界の可愛い子を攫おうと思って、ここへ来てみたの」
「えっ、誘拐目的なの!?」
「まあ、そんなところかしら」
 そんなのんびり犯罪計画を告白されても、どう反応したらいいんだ……?
 ここは逃げるべき? それとも警察に通報するべき?
 でも、それより大事なことがあった。危うく聞き流すところだったけど。
「あなたが魔法で僕を女の子にしたの?」
「そうよ」
「ぼ、僕はちゃんと……男子に戻れるんだよね?」
「戻せるけど、戻さないつもり。私はキミをメイドとして育てようと思ってるの」
「メイド!? ちょっと待って!? どういうこと!?」
 育てるってことは、まさか誘拐のターゲットって、僕なの!?
「魔法の眼で街中を探してたら、すごく可愛い子がいたの。それが佐倉くん。それで、佐倉くんをメイドにしたら、もっと可愛いんじゃないかと思って」
「何その発想!? クレイジーすぎるでしょ!」
 怖すぎる。なんでそんな理由で性別を変えられなきゃいけないんだ。
「ちなみに、佐倉君をメイドにする為の手続きは済ませてあるから」
「手続きって何……?」
「これよ」
 美女は何もないところからポンッと紙を出現させた。
 ナチュラルに魔法を使ってる……もうやだこの人。この人の話を信じるしかないじゃないか……。僕はまだ現実と向き合いたくないのに。
 魔女はパチンと指を鳴らした。
 今度は紙に金色の文字が浮かんできた。こう綴ってある。
「メイド育成……学校…………入学……パンフレット……?」
「そう、この学校で調きょ……勉強すれば、卒業するころには佐倉君もメイドになれるわ」
「今、調教って言いそうになったよね?」
「気のせいよ」
 魔女は無表情で誤魔化した。
 怪しさ満点だ。メイドの学校なんて聞いたことない。こんなところに入学したら、何されるかわからないぞ。
「ちなみに、嫌だと言ったら……?」
「別に、佐倉君に拒否権はないから大丈夫。この学校は全寮制だから、学校に転送させてしまえば、メイドになるまで出られないわ」
 なんだその刑務所みたいな学校。
「嫌だよ……。僕は男子なんだから、メイドなんかにならないよ。それに、僕をメイドにして、あなたになんの得があるのさ?」
「私は佐倉君を私の専属メイドにしようと思ってるの。たくさん可愛がってあげる」
「ッッ……」
 一瞬、二つの意味でドキッとしてしまった。
 一つは専属メイドという奴隷みたいな響きの言葉への恐怖。そして、もう一つは美女に可愛がってもらえるというドキドキだ。
 いや、何考えてるんだ僕は。
 冷静になれ。
 こんなクレイジーな魔女のメイドになるなんて、危険すぎる。ここはなんとしても断るんだ。
「佐倉君、今まんざらでもなかったでしょ?」
「ッッ……!」
 心の中を見抜かれた。
 魔女はそんな魔法まで使えるのか!?
「別に魔法は使ってないよ。でも、佐倉君には女の子の素質があるから。きっと可愛いメイドになると思うよ」
「女の子の素質ってなんだよ……」
 僕は根っからの男子だ。たとえメイドの学校に入れられたって、女子なんかにはならない。
「そのままの意味よ。佐倉君は誰よりも従順な女の子になれるわ」
「そんなわけないよっ……!」
「ふふ、その態度は三日も持たないでしょうね」
 魔女が僕に杖の先を向けてきた。
 魔法を撃つつもりか?
 どうしよう、部屋が狭くて避けるスペースがない。
 しかも、魔女がどんな魔法を使ってくるのかわからない。
「あ、そうそう。最後に一つだけ伝えておくわ。佐倉君の名前は『桜アリス』で入学手続きを済ませておいたから。がんばってね、アリスちゃん」
 そう言うと、魔女の杖が発光した。
 僕は白い光の中に吸い込まれて、気を失った。

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