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【投稿小説】TS(ときめき☆さわやか)インタビュー 第一話 春の街にてインタビュー ~肉食女子と草食男子~ <前編>

作   ととやす https://twitter.com/totoyasu_tsp 
挿絵 かんてん https://skima.jp/u/id32908/

(1)ときめき☆さわやかチャンネル
SAY HO!
本日も始まりました、ときめき☆さわやかチャンネル?!
こんちゃ~す!!
毎度お馴染み、インタビュアーの春市ことイッチーでーす!
んでもってこっちはぁ~?

「あっ、はい。カメラ担当の亀田です。」

はい! 本日はですね?、街ゆく素敵なカップルのみなさんにお話を聞いてぇ、カップル間のあることないこと、
ちょっとHな話題まで踏み込んで色々聞いちゃいたいと思いまーすw

「ぶっちゃけ後半メインでしょw」

www バレた?
まぁ~このチャンネルの視聴者はみんなそれを望んでるのでw
んで、いつもの通り「おっ、ちょっと面白いじゃん!」ってカップルさんにはですね、
チャンネル恒例のドッキリイタズラなんかも仕掛けちゃおうって感じでいこうかなーと!

「おっ、ということは・・・”あれ”、ですね?」

それはお楽しみということでw
いやー、それにしても今日は小春日和でいい天気だねぇ。まさに春って感じだね!
ほいじゃ、今日も張り切って行きましょう!
Here we go♪

(2)聡志と愛梨

どうしよう。もう別れた方がいいのかな。
隣を見やるとニコニコとした彼女の愛梨の顔。まさか僕がこんなことを考えてるなんて思いもしていないだろう。
正直なところ、はじめから予感はあったんだよね。
僕みたいな生来地味な男に愛梨みたいな可愛い娘が告白してくるなんて・・・なんかおかしいなって。
僕も大学入りたてで浮かれてたんだろうなぁ。勢いに押されて付き合い始めて早3ヶ月。
その間にいやって程実感させられた。彼女、愛梨がまさかここまで肉食系だったなんて!

「ねぇ、聡志。キスしよっか?」
「ほぇ?」
付き合い初めてから3日後、初デートの映画の帰りに立ち寄った公園で夜景を見ている最中、彼女は何でもないように言った。
高校までイケてないグループに属していた彼女いない歴=年齢だった僕はその一言に心臓バクバク。

(大学に入って一念発起して服装や髪形に気を払うようになった甲斐があった!
まさか彼女ができただけでなくてキスまで! んー、でも少し早いような気もするけど・・・)

周りに人がいないかキョロキョロした後、勇気を出して唇を重ねる。
鼓動の音が聴こえちゃうんじゃないか心配になりながらした僕の人生初めてのキス。や、柔らかい! あぁ、幸せだなぁ。
彼女も同じ気持ちだと、うれしいな。

そんな風に考えていた僕の目に飛び込んできたのは、いたずらっぽい愛梨の笑み。
「あれ? もしかして初めてだったの? うふふ、なんかかわいい」
ガーン! ハンマーで殴られたような衝撃。
あぁ、そうか。そうだよね。愛梨みたいなかわいい娘、恋愛経験ないわけないもんね。僕みたいな、付け焼刃で見た目だけ取り繕った人間とは違うんだな。
うん、わかってた。わかってたよ。でも今僕が触れた唇にはいったい何人の男が触れてきたのだろう。
うぅ、想像するとなんかへこむ。
我ながら気持ちの悪いことを考えているなと思いながらも、心に靄がかかったようにすっきりしない。
こうして僕のファーストキスの思い出は言いようのない違和感がまとわりつくものとなってしまった。

デート初回からいきなり彼女の愛梨に違和感を抱き始めた僕。大丈夫だ、これから頑張って付き合っていくうちに慣れてくるはずさ!
でも、思い返すに初キスはちょっと早かったかもな。押し切られる形で僕の主体性がないというか。主導権握られてるというか。

初デートから一週間後。今度も愛梨から「私の下宿でご飯食べない? 作ってあげるよ」との誘い。
前回のことが頭にかすめた。
いやでも嫁入り前だし・・・さ、さすがにまだそういう関係になんかならないよね?
そんな風にのんきしてた僕はどうしようもない阿呆であった。

「あっ、あの、愛梨・・・さん? そ、その、む、胸が・・・」
「分かんない? 当ててんの」
愛梨お手製の夕食(ちなみにハンバーグだった。)が終わって一息つくや、べったり僕に身体を預けてくる愛梨。
「そ、その、まだ早いんじゃないかな?って。つ、付き合ってからまだ2週間くらいだし」
「・・・聡志のいくじなし。」
スッと愛梨の手が僕の手首を掴む。そして、そのまま、僕の手は愛梨の胸元の膨らみへと誘われる。
「ねぇ、私、ドキドキしてるの分かる? 触っても、いいんだよ?」
「あっ、あぅ」
初めて触れる柔らかな女性の胸に、僕の心臓はファーストキス以上に張り裂けそうなほどの勢いで全身に血を巡らせる。
た、確かにこのまま愛梨を押し倒せば僕の脱童貞は叶うだろう。
でもでも、ほんとにこれでいいのか!? やっぱりこういうのは気持ち通じ合ってる人でやるもので、現状は関係を急ぎ過ぎでは!?
なんか、なんか違う! 僕のやりたい恋愛は・・・もっとこう、時間をかけて愛を深める的な、そんな感じで・・・。
でもでもでも、もしこのまま断って一生童貞だったら後悔するぞ!?
脳内会議は踊る踊る。結論も出ずに硬直する僕。

「んもう、じれったい!」
「えっ!?」
バタン。僕よりずっと軽いはずの愛梨に押し倒される。見上げた先には頬を紅潮させた愛梨の顔。
「やっぱり経験ないんだね。じゃ、こっちからやったげるね!」
「ちょ、ちょっと??ッ! あっ、あっ、あぁ~~~!!」
こうして僕は情けないことに彼女にゴリ押しされる形で童貞を卒業したのだった。

それ以来今に至るまで、二人の関係は彼女に主導権を握られたままだ。ここ最近は服装や髪形、くせにまでダメだしが。
それ以上に厳しいのは夜の営みだ。ちょっと言えないようなあんなことやこんなことまで求められ、日に日に求められるレベルがハードになってきている気がする。
僕らまだ学生なのに! 色々保たないよ!
別に愛梨自体が嫌いなわけじゃない。美人だし、性格も明るいし、おしゃれだし。友達としてならこの上ない存在になったことだろう。
ただ、こと恋愛になると彼女は肉食系女子としての素顔を露わにする。僕は言うなら狼に襲われる子羊みたいなものだ。
ここ数日すごく悩んだ。もう限界だ。いくらHに積極的とはいえ、僕とペースが違いすぎる!
やっぱり別れよう。恋愛はゆったりペースで愛を育む。これが僕のやり方なんだ。それが分かっただけで彼女に感謝しないと。

「あのさ、愛梨。」
「? なぁに、聡志?」
小首を傾げる愛梨。くそぅ、やっぱり可愛いよなぁ。でも、言わなきゃ! それがお互いのため!
「だ、大事な話が・・・」
「HEY! ハロー、お二人さん♪」
「う、うわっ!」
言葉が急に遮られる。声のした方角を見やると、マイクとカメラを持った二人組の男達。
「な、何でしょうか?」
「いや?僕たち、ときめき☆さわやかチャンネルっていう名前で動画とか上げてる者なんですよぉ!」
マイクの男がニタニタした癖のある笑みを浮かべる。露骨に怪しい。
「知りませんかねぇ? そこそこ再生数も伸びてきてて! 街とか色んなとこに取材行って若い男女の恋愛事情とかのインタビューとかしてましてですね!」
「は、はぁ」
「ちょっとお二人さんを見かけてビビッと来たもんで! 是非取材にお時間いただきたいなと! いやなに、そんなお時間取らせませんし!」
恋愛事情、ね。心の中で苦笑する。これから別れるつもりのカップルの事情なんて誰も聞きたくないだろうに。
「すみません、ちょっと急いでるので」
踵を返して愛梨を見やる。
「いいの?」
声には出さないものの、そんな表情の愛梨。ひょっとしてちょっとインタビューに興味でもあるのかな。でも、そんな時間は・・・。
「いやぁ、なかなか見ない程の美男美女のお似合いカップルだったので、是非にと思って!」
「やります!」
「ええ!?」
見え見えのお世辞を聞くや僕の腕をガッチリロックしてマイクの男に向き合う愛梨。おいおい、勘弁してよ!?
こんなことされちゃったら後から別れ話がしにくくなっちゃうじゃん!
くそぅ、ヘンテコ企画め! 変なとこで邪魔しやがって! 内心で悪態をつきながら、僕と愛梨はインタビューを受けることになったのだった。

(3)インタビュー
インタビュアー 春市
―いやぁ、ありがとうございます。お二人さん本当に美男美女っすねー

聡志
は、はぁ

愛梨
ありがとうございます♪

―うわw 彼女さんか~わいいw 惚れてまうw お二人は学生さん?

聡志
は、はい。そうです。

愛梨
同じ大学の同級生なんです。

―なるほどぉ。えっと、お二人はどんな関係?

聡志
えーと。

愛梨
もちろん付き合ってます♪

―だよね~。どのくらい?

愛梨
三か月くらいですね。

―ほぉ~、一番楽しい時期ですね!

聡志
あはは。

―あれあれ、彼氏さんなんか微妙なリアクション? でも若いっていいなぁ~青春だね!
 でもちょっと、お二人さんまだ硬いよね~。これじゃ本音出ないわw
ってことで『ちょっと素直になろうか』
 質問続けるね。お二人さん、ずばり初キスと初エッチはいつでしたか?

聡志
そうですね。キスは付き合い始めて3日目、初デートの帰りに愛梨からちょっと強引に迫られました。

愛梨
エッチの方は付き合って2週間くらいかな~。あまりにも手付けてくれないんで私から誘っちゃいました。

―www いい感じにほぐれてきたねぇ! 彼女さん、結構大胆ね~。

聡志
そうなんですよ! 僕、本当はもっとゆっくり愛を育んでからこういうことしたかったです!
ってあれ? おかしいな。僕なんでこんなはっきりと。

愛梨
・・・ふーん。そんな風に思ってたんだね。ちょっと顔が私の好みでかっこよかったからって調子に乗らないでね。
私のおかげで童貞卒業できたんだし、感謝してほしいかなって。

聡志
なっ! 僕だって君がそんな肉食系のビッチだって知ってたら付き合ってなかったさ!
僕のファーストキスを返せよ!

―うーん、イイ感じで本音をさらけ出してますねぇ。お互い思ってることを吐き出して、仲深めちゃって~!

聡志・愛梨
うるさい!

―おぉ、怖い怖いw ただここ街中で人の目もあるんで『もう少し落ち着いてね』

愛梨
・・・ごめんね、聡志。

聡志
こっちこそ、悪かったよ。

―さてさて、落ち着いたところで質問です。ぶっちゃけお互いのHに不満ありますか?

愛梨
総じてあんまりうまくないですね。下は大きいのにw でも挿れてから必死になってるところはかわいいかなってw

聡志
ペースがすごくて正直しんどいですね。

―え~、いいじゃん。積極的な彼女とかうらやましい!

聡志
さっきも言いましたけど、僕はもっとお互いをよく理解してからそういう関係になるべきなのかなって。
もしかしたら友達の方がいい関係だったのかなって。

愛梨
えっ・・・!

―あらら、身体の関係が先行しちゃったんですね。彼氏さん的にそこ不満ならさ、ぱっぱとお別れしちゃってさ、お友達としてやり直すってのも手じゃない? 
 その中でやっぱりって思えたらヨリ戻したらいいじゃん!

愛梨
私、それ無理・・・。一度別れちゃうと友達の距離には戻せない。

聡志
僕もです。

―ボソッ めんどくさw でもこれで今回のネタは決まりかなw
 動画にするときのタイトルは『可愛い肉食女子と草食”女子”にインタビュー』でいきましょうw 草食”男子”じゃねぇぞ♪
 ではそろそろ色々やっちゃいますw

―『話変わりますけど』彼氏さん、細身ですけどいい身体してますねぇ。
 何かスポーツとかされてたんですか?

聡志
はい。高校までバスケを。

―ふ~ん。『そんなに背高くないのにすごいですね』。
 イメージ的にもっと背の高い人が多いと思ってましたw

聡志
えっ? そんなことは・・・身長は一応180cmく、ら、い・・・。
いや、おかしいな。そんなにはないかな。150cmくらいですね。
た、確かに背の多い選手も多くて大変な部分もありました。

愛梨
うふふ、聡志って私より背低いのに、大きいんだぞってアピールするときあってかわいいよねw

聡志
うぅ、気にしてるのに・・・。

―ごちそうさまです。でも彼氏さん背低めってのもありますけど、『顔も可愛らしくていいですよね』
 なんかマスコット感ありますw

聡志
ええ! 確かにちょっと女顔ですけどそんなこと言われたことは・・・。

愛梨
あるよ~w
正直、私は顔は男らしいほうが好きなんだけど、聡志の顔は可愛いすぎて困っちゃう!
女友達みたいで安心する~。
あれ、なんかおかしい・・・?

―おっと。『お気になさらず』!
 いやぁ、ほんと可愛いw
 『髪も真っ黒でさらさら』ですし、『肩口で揃えてて奇麗ですよ』

聡志
は、はい??
あー、うん。確かに毎日お手入れはして、ます、ね。

愛梨
いいよねぇ、聡志の黒髪。彼氏の髪なのに嫉妬しちゃう!
私にもお手入れの仕方教えてね♪

―いやいや、彼氏さんハイスペックすぎでしょw
 『お声も素敵ですしね。実はバスケじゃなくって合唱部とかだったり?』

聡志
うっ、実はそうなんです。でも、大学生にもなって声変わりしていないのがコンプレックスで・・・。
男でソプラノなんて・・・。

―だと思いました!
 失礼ながら『スポーツやってた人の身体つきじゃないですもんね』

愛梨
私的にはもう少し男らしくしてほしいかなーって!

聡志
背も低くて貧相な体ですみません。

―いやいや、別に『女の子なんだから』そこは気にしなくても大丈夫でしょw

聡志
おんな、の、こ・・・?
うっ! あ、あそこが・・・!

―あら、股押さえちゃってますねw エロいw
骨格とか肉付きとかも女の子っぽく丸みを帯びていっておりますw
カメラしっかり撮ってね♪

―ちょ~っと痛むかもしれませんねw
 何せ股にぶら下がってるモノが溝になっちゃうのでw
 元々がデカいと痛みもマシマシですわw
 ある種うらやましいですねw ま、もう使うことはないんですけどw

愛梨
あ、あれ?
聡志・・・?
私、女の子と付き合って・・・?

―おっと、こっちにもフォロー入れなきゃね!
 百合ップルにするかは賛否別れるところですがw
 コホン、最初にお聞きしたかもですが『お二人はどういう関係ですか?』

愛梨
え、えっとも、もちろん付き合って?

―あれ?
 最初に『大学の女友達』って言ってませんでした?

愛梨
そ、そうね。

―おっと、こちらの彼女も落ち着いたみたいですね。
 大丈夫ですか?
 『自分が誰だかわかりますか?』

聡志?
すみません、急に。
えっと僕は聡志。大学生で・・・。

―んん? 確かに大学生とはおっしゃってましたけど、
 『お名前は聡美さんではなかったですか?』

聡美
あっ、はい! そ、そうですね。
今日は彼女の愛梨とショッピングに。

―いやいや、何言ってんのw
『愛梨ちゃんは女友達でしょ』

聡美
う~ん、あぁそうですね!
言い間違えちゃって恥ずかしい!

愛梨
大丈夫? 聡美? なんかしんどそうだったけど。
もしかして今日あの日?

聡美
ううん、ボクは平気だよ。
ありがとう、愛梨。
ちょっと立ち眩みしたのかなぁ?

かんてんさん 挿絵

<後編はこちら>

コメント

百合ップルは今まで数回かみたパターンだから、恋人からのあえて女友達はいいぞお前らもちつけ

百合ップルにしないなんてとんでもない!(血涙)

個人的には是非とも百合ップルにして欲しかった……でもシチュエーションはすこすこのすこです

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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