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【投稿小説】僕の姿見 (作 なつのみ 挿絵 松園)

作 なつのみ https://twitter.com/NA_TSU_NO_MI
挿絵 松園 https://twitter.com/matuzono_yeah

不思議に感じたことはあるだろうか。
自分の知っている自分の顔。
それと写真に映る自分の顔。
ちょっと違って見える……?

鏡に映る自分の姿。これを写真に撮って左右を反転させてみる。
すると、別人のような感覚になる。
これが自分?なんだか違和感があるなと思うかもしれない。
でも他人から見られているのは反転した方の顔なんだ。


朝日がまぶしい。窓から射す陽の光がわざとらしく僕の顔に当たる。
月曜日、どの曜日よりも嫌に感じる。
楽しい日曜日が終わり、学校へ向かわなくてはならない。
別に学校に行きたくないからサボるとかはしない。
ちょっと愚痴りながらやるくらいが丁度いいんだと思っている。
勉強はできないわけじゃない。でも極力やりたくない。
部活は中×生までテニスをやっていた。
好きだったところはあったけどガチになれなかった。
高校に入ってからは特に課外活動はしないでたまにバイトに入り緩やかに過ごしている。
だとしても面倒なものは面倒だ。
お前は運動部じゃないから甘ったれるなとか言われる筋合いはない。
言われたことないけど。

ゆっくりと頭を持ち上げる。
意識が全然活動してなくて重たい。
身体を横にゆらゆらさせながら覚醒を促す。
目をこすってめヤニを落とす。
いつも通り、違和感もない。
ベッドから足を下ろして立ち上がる。

「うーーーん」

背伸びをして無理やり頭を動かす。

「あれ?鏡なんて置いたっけ?」

部屋の隅、扉の横にポツンと斜めがけの姿見を発見する。
額は黒一色でシンプル。高さは自分の胸元くらいだ。

「うわっ!?」

女の子……いやそれよりは女性か。
一瞬僕が鏡を覗いてみると女性がいたような気がした。
もう一度覗いてみる。

「あ、え?鏡の中に女の人?」

僕は鏡に向かって右手を振ってみる。
すると鏡のように、というか鏡として映っている女性は左手を同じ感覚で振り返している。
僕がいま驚いているからか女性の方も目を大きくして僕がしているであろう表情をしていた。

「うーーん?これは夢?」

頬を抓ってみる。痛い。
ありきたりな確認方法だけど創作物とかで見たこの行動は簡潔的なものだったと再確認した。
鏡に映る女性をよく見てみる。

服は僕の着ているメーカーのシンプルなロゴがプリントされたTシャツと黒のハーフパンツをまとっている。
しかし胸元はこれでもかとばかりに押し上げられ、ロゴの文字が悲鳴を上げていた。
持ち上げられているせいでおへそが見えている。健康的な肌が覗いているのが情欲を掻き立てられる。
顔の方を見るとそれはそれは美しい顔立ちをしていた。
僕の目は寝起きで薄目だというのにパッチリ開いていて鼻は小ぶり、口元はぷっくりとしている。
僕みたいな童貞じゃなければ構わず吸い付いているんじゃないかな。
髪の毛は僕と同じ黒なはずなのに窓から射す僅かな明かりで艶がかって別物のようだ。
僕が自分の頭を触ってみたがいつも通りの短髪でほっとした。
なんとなく笑顔になってみる。

「あっ……かわいい」

僕より少し年上のお姉さんに見える女性であるのにもかかわらず屈託のない笑顔だった。
思わず声が漏れるくらいのかわいさを兼ね備えた美しい女性だ。

「もしかして、僕の動きが鏡のお姉さんに連動してる?」

信じられない事実を多少受け入れながら、僕はとあるやましい考えを思いついていた。
両の手のひらを自分の胸元にかざす。
鏡に映る女性は同じように手のひらを胸にかざすが、僕とは違い質量があるように豊満な胸にさえぎられる。

むにっ

「ん??」

手に何かが、いや、おっぱいが触れたような気がした。
目の前の現象と自分の感覚が繋がっているような錯覚に陥る。
しかし、感じたのは一瞬で、確かなものと聞かれると勘違いのようにも感じる。

「だったら……」

もう一度今の動きをする。
僕が自分の胸に手を当てると先ほどの感覚は無かった。
ただ、目の前の女性は胸を抱えている。
僕がブラジャーをしているわけがないため、乳首が透けているのを確認する。

「うわ、この女の人、乳首が立ってる」

natsunomi01.jpg

気づいてしまうともうそこにしか意識がいかない。
いつの間にか目が覚めている自分に気づかず、目前の興味しか今は頭にない。
僕は女性と同じように胸を抱えるようにしてみた。

「あっ」

自分の声から女の子のような声が出てしまった。
乳首が手にあたったのだ。
しかし、自分は乳首を開発した覚えはない。
今のような乳首で感じるような感覚をしたのは初めてだ。
もう一度乳首の感覚を味わいたく思って優しくつまんでみる。

natsunomi02.jpg


「あ、あれ……」

どうにも腑に落ちない。
先ほどの胸を触ったようなとき同じように自分から感じようとするとたちまちそんなことなかったかのように消えてしまうのだ。
そんなことを考えながら抱えるように持っていた手を揉むように何もない空気をつかんでいると鏡に映る女性の胸は面白いように弾んでいた。

「もしやこれは!」

思い浮かんだ時にはすでに服を脱いでいた。
悲鳴を上げていたシャツを逃がしてあげるように上半身を裸にする。
目の前の鏡には極上の美女の胸が佇んでいた。

「うわぁ」

初めて少し年上の若い女性の胸を見た。
質量が多いと垂れ気味になると聞いていたが、年齢故か努力のたまものか乳首はツンと上を向いておりハリのある魅力的なものだった。
もう一度空をかくようにないはずの胸を揉む。

「はぁ……はぁ……」

僕は演技を込めてあたかも目の前で女性が自分で胸を揉んでいるように見せた。
少し前かがみになり、谷間を強調する姿勢。
恍惚とした表情で少し下を出し妖艶を装う。

手をすぼめる。
すると脂肪が行き場を求め指の間から肉がはみ出す。
再び手を開くと元のハリのある肉塊に戻る。
少し繰り返したあと、今後は両サイドから内側に寄せる。
あまりの肉厚に手が沈みこんでしまう。
あたかも自分の手に胸があるかのような感覚に身震いする。
自分の意志で縦横無尽に姿を変化させる目の前の胸をしきりに動かしていた。

女性は誘うようにこちらをのぞき込んでいる。
無意識になのか鏡に映る女性は舌なめずりをした。

「あ……これ、やばい!!」

気が付いた時にはもう発射寸前だった。
触ってもいない自分のあそこが暴発してしまった。

「あっはあぁっ」

パンツの中に盛大にまき散らす。
白い情欲は男子特有の匂いと共に自分の行いを認識させに来る。

「はぁ……、いつの間に勃起していたんだろう」

やってしまったものは仕方ない。
自分のパンツとハーフパンツを一緒に足元へ移す。
勃起直後のしなびたあそこは白い液体にまみれていたため応急処置としてティッシュで拭き取ろうとする。

「あ……」

なぜ気が付かなかったのだろう。
目の前には股間をあらわにした美しい女性が立っていた。
少し毛が生えていてる。
それがなぜか現実味を感じて、近くに戻って覗く。
割れ目が見える。ムラムラとした熱情が僕に選択肢を奪っているのがわかる。

僕はもう歯止めが利かなくなっていた。
ためらうことなくしなびたばかりのあそこに手をかける。
すると鏡に映る女性はさも当然のごとく無いはずの場所をもって空気を扱く。

「はは、今度は逆だ」

先ほどは自分が無いはずの胸を触っていたのが、今では目の前の女性が空を掻いている。
改めてみると滑稽だ。
しかし、この上ないリアルなおかずを前にして二発目を放とうと扱いていた時だった。

「胸も触って」

どこからか自分の声がした。
鏡を見ると本来今の自分のように怪訝な表情をしているはすの鏡の女性は明らかに微笑んでいた。

「き……君が言ったの?」

女性は微笑んだままだ。
女性が上下に弾んでいる右胸を手で揉み始めた。僕から見たら左側だ。
いつの間にか僕自身もないはずの場所へ手を運んでいた。

「あっ、あぁ!」

触った感触がある。そして触られた感触も。
僕は必至で空を掻いた。
右手は一層勢いを増してあそこを扱く。

「ないはずなのに……ある!おっぱい!これがおっぱいの感覚!?」

あそこの気持ちよさと相乗して胸の快感も大きくなっていた。

「んっあっ……」

すぐに達してしまう自分を許してほしい。
こんなにも非現実的な快楽、男と女の快感を同時に感じて耐えられる人なんかいないだろうって。
二回目の射精は一度目よりも多い気がした。

「ねぇ、もっと……しよう?」

今度は僕の声ではなかった。男を誘うためだけのあざとい声だった。

「望むところ……って、あれ?」

僕は女性に返答しようと声を出した。
そのはすなのに出てきた声はどう聞いても今の女性の声だった。

「声が……あっやめっ!!」

突然感じる快感。
鏡に映る女性が両手で胸を触っていた。
それに従って勝手に僕は自分の胸を揉み始めていた。
ん?

「なっ!?僕の胸に……おっぱいが!?」

鏡の女性ほどとはいかないがそれでも確かに胸が膨らんでいた。
鏡に映るのは自分ではないため確認は確かではないが下に視線を向けると手は確かに膨らみを捉えていた。
本当の感触。僕は無我夢中で胸を揉んでしまう。

「んっ……次はね、おちんちんじゃなくて、もっと気持ちいとこ」

そう女性がつぶやくと右手は胸から手を放し、股間へと手を向かわせた。
鏡に映る女性の手が股間の中に指を入れる。

「あぁぁぁぁぁっ!」

僕は身体の中に異物が入る感覚に陥った。
すぐに鏡ではなく自分の身体を確認する。
すると自分の腕はあったはずのあそこの部分に二本の指を挿入していた。
くいっと指が曲がる。

「あっっんっ」

どうしても声が漏れてしまう。
しかもとてつもなく艶のある、艶やかな女声だ。
鏡に映る女性は扇情的に微笑んでいる。
鏡の女性の右手、僕の左手は乳首をコロコロと転がし始める。

「あっあっんぅっ」

跳ねるような快感と止まらない刺激に僕は涙を浮かべていた。

「さあ、もっと……もっと……」

女性が語り掛けてくる。
僕はいつの間にか長くなっていた髪の毛を振り乱し、自ら女性の恥部を刺激していた。

「くっくるっっ」

快感の波が大きくなる。

「一緒に行こう?」

果てる直前の女性の顔はどこか僕の面影を感じた。
ひと際大きい波動を全身で感じる。

「あぁぁぁんっ」

意識はそこで切れた。


---------


朝日がまぶしい。窓から射す陽の光がわざとらしく僕の顔に当たる。
月曜日、どの曜日よりも嫌に感じる。
楽しい日曜日が終わり、学校へ向かわなくてはならない。
別に学校に行きたくないからサボるとかはしない。
ちょっと愚痴りながらやるくらいが丁度いいんだと思っている。
勉強はできないわけじゃない。でも極力やりたくない。
部活は中×生までテニスをやっていた。
好きだったところはあったけどガチになれなかった。
高校に入ってからは特に課外活動はしないでたまにバイトに入り緩やかに過ごしている。
だとしても面倒なものは面倒だ。
お前は運動部じゃないから甘ったれるなとか言われる筋合いはない。
言われたことないけど。

ゆっくりと頭を持ち上げる。
今日はいつもより意識がはっきりしている。
いつも通り、違和感もない。
ベッドから足を下ろして立ち上がる。

「うーーーん」

背伸びをする。
そそくさと身支度を整える。
扉の近くに立てかけてある姿見に映る僕。

「今日も冴えないね」

自嘲気味に笑う。
これから成長するから、と大き目に注文した学ランが子供っぽく見える。
朝食を済ませ、すぐに学校へ向かう。

学校に着くと、教室にはすでにひとり生徒がいた。
僕は学ランのボタンをはずす。

「ん?どうしたんだ?いきなり脱ぎだして」

生徒の一人が僕にそう問う。
聞き流し、僕はその生徒に近づきながら上半身をあらわにした。

「おいおい、お前、そんなことするやつだったのか?」

不気味なものを見るような表情をされる。

「あ、あれ?」

いつも通りな日常、それよりも少し目覚めがいいくらいの今日。
無意識に僕は目の前の生徒相手に貧相な上半身をさらしていた。

「ご、ごめん。寝ぼけてたみたい」
「寝ぼけてたって……」

彼は納得できない様子だ。
僕は取り急ぎシャツのボタンを閉めようと手をかける。

ドクン……

何かが鳴動した。

「あは」

僕はまた、無意識にそんな声を出していた。
無意識?違うよ。僕はシたいんだ。

「な、なんだよ……。今日のお前、変だぞ」
「違う……、僕は……」

僕はシたい。男の子とエッチなこと。

「違う!そんなことない!」

だって……僕にはこんなにもエッチな胸があるんだ。

「うわぁ!?」

何かを思い出す。
鏡で見たあの女性の姿。
あの時の自分のものではない、あの女性の胸が剥きだされていた上半身に現れる。

「違う違う!これは、僕のじゃない!」

僕はこのおっぱいで彼とエッチしたい。
このエッチなおしりもそう。
このエッチな唇もそう。

心の中の僕じゃない僕がそういうたびに、現実の僕の姿がいつの間にか鏡の女性だったものにすり替わっていく。

あそこはもう彼を欲しがっているの。
ほら、こんなにも。

僕の手は自由を奪われていた。
勝手に動き、ズボンを脱いだ。

「わ、お前!女に……!!」
「えへへ、エッチ……でしょ?」

そうして僕は流れるように彼のズボンに手をかける。

「僕のここ、もうこんなにびちょびちょなんだよ?入れてくれるよね?」
「あ……」

彼の既に隆起したあそこをつかむ。
僕はいつも通りの行為のように、自然に自分の穴にあてがう。
鏡に映っていた女性として。

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