FC2ブログ

Latest Entries

【DL発売中】 ダーク・シャワー プロローグ

作 真城 悠
絵 蜂密柑

ダーク・シャワー FANZA版 好評発売中

プロローグ  

 息が上がっていた。
 相手との距離を測るためだ。
 ちくしょう・・・ただでさえ立て込んでるのに余計な事しやがって・・・。
 その人物は心の中で毒付いた。
 あちこちに松明が掲げられており、洞窟内はかなり見通しが良くなっている。
 こんな密閉された空間で火を焚けるということは気密が余り無く、空気が流れているということでもある。
 味方はほぼいない。
 大規模な引っ越しを終えたばかりだからだ。
 そんな日を狙って来るとは・・・卑怯卑劣だとも言えるし、賢いやり口だとも言える。
 物陰から垣間見たところでは、洞窟内への侵入者は年の頃は二〇代半ばくらい。
 金髪碧眼で筋肉質。身長は一八〇センチ程度。こちらより少し大きい。
 とはいえ、その顔つきはいかめしいというよりはむしろ美形の部類だ。
 小ぶりな盾と幅の広い剣を携帯している。
 バックパック(背嚢)を背負っていないのは長旅ではなくて奇襲のためかそれとも荷物を持つ別の係がいるのかだ。
 顔の部分はほぼむき出し。鎧も軽装。一応はほぼ全身を覆うプレート・メイルと呼ばれる鎧に見えるが、内側に鎖帷子(くさりかたびら)を着こんでいれば上等という程度。軽やかに歩いているので、装甲はかなり薄いかレザー(皮)・アーマーとの併用かもしれない。
 どうにも判断が付きかねる。
 あれじゃあ「騎士くずれ」というところで、お世辞にも洞窟を奇襲するのに適した格好とは思えない。デカい盾で固めて密集陣形で前に出るのがお似合いだ。
 あのデカくて長い剣じゃこの洞窟には不向きだし、俊敏性も期待出来ない上に、ならば硬い装甲に特化出来てもいない。
 まあ、おぼっちゃんの勇み足ってところか。
 入り口からの距離・・・かなり奥まで来たのに仲間の姿が見えない・・・から考えても、この相手は単独行動ってことで間違いないだろう。
 「よお」
 騎士くずれの前に姿を現した。
「き、きさま!現れたな!」
「さっきからずっといるよ・・・」
 呆れたように頭を掻く。
「世を乱す邪教の手下め!成敗してくれる」
「『邪教』ねえ・・・あんたがたの神様は信者しか救ってくれんの?全知全能の割にはケチ臭いな」
 軽口に益々表情が険しくなる騎士くずれ。
 長い剣を構える。
 幅の広い剣(ブロード・ソード)は刃こそついているが、「斬る」というよりは「重さを利用してぶん殴る」に近い使い方をする。棍棒の変形だと考えた方がいい。
 その為素早く振り回すのには向いておらず、日本刀でいう「居合抜き」の様に鞘(さや)に入れたまま構えることはしない。
「聞いておいてやる。名前があるなら名乗れ」
「・・・オーと呼ばれてる」
「オー・・・オークの手先か!」
 騎士くずれが勝手に盛り上がっている。
「こっちも最後に一応聞いておいてやる」
 オーと名乗った男がゆっくりと言った。
「大人しく投降しな」
 炎がゆらめく洞窟内で沈黙が訪れた。
「・・・!?何を言っている」
 怪訝な表情をする騎士くずれ。
「言葉の通りだ。こっちは戦いは望まない。大人しく帰ってくれれば別に追いかけたりしない」
 オーはあくまでも冷静なままだった。
「断る」
「あっそ」
 オーは目の前の殺意をたぎらせる物騒な身なりの男に対する興味も無さそうで、視線を合わせようともせず耳をほじって指先をふっと吹いた。
「オタク、槍は持ってないの?」
「なんだと?」
「槍だよヤリ。ポール・ウェポン(竿状武器)って言えば分かる?」
「こんな狭いところでそんなもの持たん」
「そうでもないよ。あんた戦場を知らないな」
「貴様の講釈なんぞ聞きたくない!」
「確かに振り回すのには向いてないけど、突けばいいだろうに・・・。それだったらオレも苦戦したかもしれないよ?」
「剣でなら自信があると?」
「ま、どっちでもそう変わらんか」
「逃げないのは感心だがもうこれで最後だ。観念しろ」
「逃げるも何もここで行き止まりでね・・・そろそろ効いてきたはずだ」
「・・・何だと?」
 オーの表情が邪悪に歪み、ニヤついた。
「あんた、下を見てみな」
「・・・?何?」
 次の瞬間だった。
「・・・?・・・!!!???・・・ああああああーーーーー!?!?!」
 少しの間事態を認識・把握出来ていなかったらしい。
 だが、気が付いた瞬間に叫び出した。
「な、な・・・」
 余りにも狼狽(うろた)えてしまうとまともな言葉にならない。
 それはそうだろう。
 初々しく凛々しい鈍い銀色に輝く甲冑の上半身のその下が、ピンクと白を基調としたドレスのスカートになっていたからだ。
 恐らく、慣れぬ「ハイヒール」を上手く操れないのであろう。騎士くずれがよろめいた。
 そのか弱い脚では重い甲冑を支えるのも一苦労だろう。
 がさっ・・・がさがさっ!とスカートの内側の構造物と生地、そしてしゅるっしゅるしゅるるっ!というスカート表面の衣擦れ

真城さん 挿絵
の音が響いた。
 光沢を放つドレスのスカートの表面が薄暗い洞窟内の松明という劣悪な照明にも負けず薄いピンクとそして白く輝いている。
「こ、これは・・・ご婦人の・・・」
 何がいいたいかは分かる。
 下半身が突然見目麗しいドレスのスカート姿になってしまったんではそりゃ驚くだろう。
「うわ・・・あ・・・あああっ!」
 ピンク色の部分が這い上ってくる。
 分厚い甲冑の下にドレスの生地が入り込んでいき、細い胴体にぴったりと張り付いていく。
「うわあああああーーーーーーっ!」
 剣と盾を放り出す騎士くずれ。
 だが、変化は止まらない。
 コルセットに絞り上げられたウェストが、パニエの効果で大きく広がったスカートとコントラストを為し、実に美しいシルエットを浮かび上がらせる。
 厚い胸板は乳首の尖塔を残してしぼんでいく。
「ば・・・かな・・・」
「警告はしたぜ?」
 大胆に美しく盛り上がった形の美しい乳房が半分ほど露出する。
 大きく開いた首元から胸の谷間が見える。
 変化は止まらず、甲冑に包まれていた腕が細くなり、胴体と同じくピンク色の生地に包まれて行く。
「あ・・・」
 その節くれだって野太かった指が目の前で細く長く美しく変貌していく。
 うっすら生えていた無精ひげにがっちりと割れた岩の様なアゴは、大理石の様になめらかになり、子供の用に丸くなって行く。
「助け・・・て・・・」
 懇願する様な目だった。
「降参しろって言ったのに・・・まあ、死ぬわけじゃない」
 オーと名乗った男は見慣れていると言わんばかりに動じない。
 薄く平べったかった唇はぴくぴくとわななき、さくらんぼの様に瑞々しく紅く丸くなった。
 鋭かった眼光は、まるで小動物の様にくるっと丸く大きく見開かれている。
 ぐぐぐ・・・と髪の毛が伸び始めた。
「あ・・・」
 爆発するように頭皮の毛穴から波打つ美しい金髪が流れ落ちる。
「ああ・・・あああっ!」
 もうその声も鈴が鳴る様なそれに変わっていた。
 背中側に垂れ下がったその髪が上半身を覆うほどになってやっと落ち着いた。
「あ・・・」
 ゆっくりと動かしながら変わり果てた自らの身体を見下ろすかつての騎士くずれ。
 だが今は「お姫さま」というのが相応しい。
 ため息が出るほど美しい金髪碧眼ぶりは名画に登場する神話の人物かマネキン人形であるかのようだ。
 細くあるべき首筋や鎖骨、ウェストなどはあくまで細く、豊かにあるべき乳房や臀(でん)部などはふくよかである。
 彼は女の身体に性転換してしまったのみならず、見目麗しい宮廷ドレス姿にされてしまったのだ!
 その若さを邪魔しないほどに差し込まれたメイクアップとアクセサリーが、単なる洞窟を舞踏会の会場へと変貌させたかのようだった。
「・・・」
 ゆっくりと近づくオー。
「っ!!」
 身体を見下ろすことに夢中だった騎士くずれが長い金髪を波打たせて視線を上げた。
 その姿はもう完全に見知らぬ殿方に怯える小娘だった。
「ふむ・・・美しい」
「っ!!!?!」
 全身を硬直させる「姫」。
「・・・おい・・・まさかお前・・・」
 元々透き通る様に白い肌だったが、白いが故にその下の血液の流れが浮き出し、ほんのり赤く染まっていたものが、見る見る青白くなっていく。
 あとずさろうとするうのだろうが、長い長いスカートの裾が地面を引きずっており、何しろ下半身の膨大な分量のスカートが馬鹿馬鹿しいほどに重い。
 女のか弱い身体に装着することを考えれば、相対的に甲冑と同じくらいの負荷と言えるのではないかと思うほどだ。
 さっきから胴回りをキツく締め付けるコルセットなど、下手な甲冑よりキツい・・・と騎士くずれは思った。明確に言葉にした訳ではないがそう感じていた。
 目の間に迫ってくる謎の男・自称オー。
 その人を見下したような目は、確かに自分に迫って来ている。そう感じた。
 この時初めて騎士くずれは自分が目の前のこの男の「性的欲望の対象」と認識されていることに思い至った。
 背筋から血の気が音を立てて引いていく。
「よ、よせ!何考えてるんだ!」
 その声もまた、鈴が鳴る様に可憐だった。
「は?そりゃ考えることなんぞ一つしかねえだろ」
 下衆な口調だった。
「お、オレは男だぞ!」
「いや、女さ」
 オーがにやりとした。
「心はまだ男だろうが、身体はもう女だよ」
 騎士くずれは逃げ出そうとした。
 振り向くと同時にどこかがスカートの裾を内側から踏んづけたらしく、つんのめった。
「あぁっ!」
 ビン!とスカートの生地が張り、腰から叩きつけられる様に引っ張られる。
 同時にスカートの長い裾を踏まれたらしく、こちらもビン!と張りつめて、哀れな女体は空中に一旦制止した。
 瞬時に追いついたオーが空中で色んな生地を手繰り寄せ、姫となった騎士くずれを背後からかき抱いた。
「あっ・・・」
 無垢な背中が逞(たくま)しい・・・今の自分に対して相対的にだが・・・背中に預けられた。
 全身を覆う、つるつるすべすべした光沢を放つ白とピンクのドレスごしに細く体温の高い小娘を抱きしめるオー。
 背後から抱きしめる様にして、しかしやさしく半分露出した乳房をドレスの上から撫でまわした。
「あ・・・やめ・・・」
 青ざめていた頬が紅潮し始める。
「何だよ・・・もう気持ち良くなってきたのか?トンだ淫乱だなお前は」
「ち、ちが・・・」
 背中側に大量に流れる長く波打つ金髪が邪魔だが、大きく開いた首元の素肌が御簾ごしに見える様な形になっていた。
 ドレスの背中をまさぐり、靴紐のように編み上げられた部分を発見する。
 これは着るのも一苦労だし、脱がすのも一苦労だ。
 オーは背後から首元を回り込むように左手を回し、右手で少しずつ編み上げをほどき、ひもを緩めて行った。
「やめ・・・やめ・・てぇっ!」
 身を捩(よじ)って嫌がる「姫」。
 もうすっかり仕草が「女」になってしまっている。
 だが、やめろと言われてやめるわけにもいかない。
 嫌がる初々しい(?)小娘を抑え込みながらドレスから身体を引き抜いた。
 スカートの中に鳥かごみたいな構造物が仕込まれていたドレスは半ば空中に留まるかの様だったが、遂には重力に負けて落下する。
「いやぁっ!!」
 女々しい抵抗を辞めない小娘の正面から唇を奪った。
 最初は激しく抵抗していたが、舌を入れ、これでもかというほど咥内をかきまわしてやると、目つきを「とろん」とさせ、蒸気した頬で全身の力が抜けた様になった。
 悪戦苦闘してやっとコルセットを外した。
「あ・・・」
 キツすぎる束縛から解き放たれた美しい乳房が宙にさらされる。
「いやっ!」
 しっかりメイクの決まった長い金髪の女が隠そうとするが、そうは問屋が卸さない。
 既にギンギンになっていたオーの息子が既に限界近かった。
「よせ・・・やめて・・・本当に・・・やめ・・・」
 オーは形のいいオーの乳房の乳首の上の皮膚の上で円を描いた。
「あ・・・あ・・・」
 屈辱とそして官能に打ち震えた赤い唇の女が悩ましい表情をしている。
 オーの右手の指がコルセットを外したことで露出した騎士くずれの秘所に突き入れられた。
「ああああっ!」
 流れ落ちる汗を跳ね飛ばしながら上半身をのけぞらせる金髪碧眼の美女。その半裸の痴態は先ほどの甲冑に身を包んだ凛々しい若騎士の面影など微塵も無かった。
 最低限の「開発」が終わったと言わんばかりにオーの肉棒が騎士くずれの生まれたばかりの秘所に突っ込まれた。
 洞窟がビリビリと振動するほどの声が響き渡った。
 限界までガマンしていたオーのそれは、女の体内に向かって脳天まで突き破らんばかりの勢いで放出された。
「ああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
 ビクビクと全身を痙攣させた女は、秘所から大量の白濁液を溢れさせながら仰向けに倒れ込み、呆然としていた。

ダーク・シャワー FANZA版 好評発売中
ダーク・シャワー DLsitecom版 好評発売中

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://okashi.blog6.fc2.com/tb.php/23547-c690eff6

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

 

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2020-01