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退魔師だったのに美少女鬼に体を入れ替えられてしまう小説(作 トナカイ 絵 野苺さくら)

「ここまでだ」
男は満身創痍の女に言った。
彼は手に呪札をいくつも持ち、女は額から赤い角を生やしている。
退魔師と鬼。不倶戴天の関係である。夜空にかかった美しい満月はそれを眺め、決着が訪れるのを待っていた。すなわちどちらかの死を。
退魔師は両手の指を合わせ、複雑な印を切る。
最後の大技を放とうとする彼に対し、鬼は嗤った。
「切り札を持っているのはお主だけではない」
そう言った刹那、鬼の体が光を放ち、夜の帳を紅く染めた。
「なに!?」
彼の声は震えていた。肉体だけではなく魂も怯えていた。
肉体から魂が剥がれてゆく。未知の感覚を味わいながら彼の意識は暗闇に飲まれてゆき、最後に誰かの笑声が鼓膜を震わせた。自分の声によく似ていた。




桐生雅彦。
それが彼の名前だ。買い物袋を下げて古いアパートの階段を上がると床はギシギシと悲鳴を上げる。いつか壊れるだろうと思ってもう5年になる。
ポケットからキーを出すと鍵穴に挿入し、かちゃりと回す。
「おお、帰ったか」
ちゃぶ台でひじを付いていた同居人がテレビから視線をそらさずに言った。
それは桐生雅彦の体だった。しかも全裸だった。
「遅いではないか。急いで夕飯の支度をするのじゃ」
「服くらい着ろ」
彼は自分の体を乗っ取った鬼に説教する。

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イラスト:野苺さくら

彼女は自らは望月と名乗った。彼女の切り札、心転の鬼道によって望月の魂は彼の体に、そして雅彦の魂は彼女の体に入れ替わっている。退魔師である彼は満身創痍の鬼として存在しており、今も絶体絶命の状況が続いている。
しかし、望月もまた自身の体に憑依した雅彦を殺すわけにいかなかった。それでは戻る肉体がなくなってしまう。彼女は一時休戦を申し出ると彼に付きまとい、同居すら始めてしまった。
「裸のまま外出してないだろうな?」
「それくらいは弁えている。ああ、新聞の勧誘が来たが私を見たらすぐ帰っていったぞ」
「そういうことをやめろ!」
彼は頭を抱えた。
このままでは桐生雅彦という人間の評判がどんどん落ちてゆく。そのうち警察沙汰になるかもしれない。
「そんなことより飯を作れ。この体はすぐ腹が減る。自分が飢え死にしてもよいのか?」
「ぐおお……」
自分の体を人質にとられた彼は夕飯を作るしかなかった。
鬼の体は霊力で活動するので人間のように食事は必要ない。
雅彦が味噌汁を作っていると望月は言った。
「退魔師がこんな安い宿で暮らすとは。鬼から人間社会を守ってるというからちやほやされているのではないのか?」
「お前たちがこそこそ活動しているせいだろ」
暖めた味噌汁をお椀に注ぎながら彼は言う。
かつて鬼は人肉を食らっていた。しかし、そういった連中は人間の数が増えるとすぐに滅ぼされた。一部の鬼は人間社会に溶け込み、人からこっそり霊力を吸うだけで済ませることで生き残っている。間違って死に至らせても普通の人々は突然死としか思わない。その存在は現代社会に認知されておらずオカルトの類と思われているので鬼からいくら人々を守っても退魔師が評価されることはない。
「普段は会社やバイト先で働く退魔師も多いんだよ。俺もそうだ」
そう説明すると望月はご飯を食べながらけらけらと笑った。
「人食い鬼や吸血鬼の連中は目立ちすぎたからな。暗躍を選んだ我らの勝利じゃ」
「自慢するな。あと野菜も食え」
「栄養価というやつか。人間は実に面倒じゃな……」
文句を言いつつも望月は彼の作ったサラダを残さず平らげた。
「食べたら風呂に入れ」
「えー」
望月は露骨に嫌な顔をした。
「湯浴みなんぞ3,4日しなくてもいいじゃろ?」
鬼は自分の老廃物で汚れない。ゆえに彼女からすると風呂で体を洗うのは面倒でしかなく、ここ数日間は風呂に入っていなかった。
対して雅彦は綺麗好きで食事が終われば風呂で体を洗い、湯船にゆっくり浸るのが日常だった。その自分が汚れていく様を見て平然としてはいられない。
「今日こそ入れ。これ以上俺を汚す気ならいっそ餓死させるぞ」
そこまで言われると望月も体を擦るくらいいいかと思ったのだろう。
裸のまま浴室に行き、雅彦を呼んだ。
「はよ入れ。お主の体なんじゃから自分で洗わぬか」
「この鬼め……」
歯切りをしながら彼は服を脱いで風呂に入る。
自分も裸になるのは服が濡れるのが嫌なのと望月への当てつけだった。
しかし、彼女は自分が裸になっていることを少しも気にしなかった。
「よく洗うのじゃ。背中もしっかりのう」
「へいへい……」
時折、「畜生、畜生」とお経のように唱えながら彼は自分の腕や足を洗う。
背中も洗い終わると今度は腹側。向かい合う自分の体を見て望月は大きな乳房を掴び、彼を驚かせた。
「うわっ!何してんだ!?」
「我ながらよい乳じゃと思ってな。お主もこの体をいろいろと弄って遊んだじゃろう?」
「し、知らん!」
彼は嘘をついた。
実際は不慣れな乳房や尻の重さに戸惑い、夜な夜な調べたことがある。
「隠すな。わらわも同じじゃ。男の摩羅というのは面白いぞ。こうやって乳をいじくると、ほれ……」
望月は自分の股間、すなわち雅彦のモノを指した。
そこはぐんぐんと膨らみ、天に向かってそそり立っていた。
「人間の雄にしては立派なモノを持ってるではないか。いろいろといじって子種も出してみたが面白かったぞ」
「人の体でなにしてんだ!?」
彼は胸をいじくるのを止めようとしたが、肉体の能力は今や相手のほうが上だからなす術がない。簡単に背後に回られ、床に押さえつけられてしまった。
「そう恥じるな、人間。この快感はわらわ達が霊力を吸うのにやや似ておる。女の穴へ潜り込ませるとさらに気持ちいいのじゃろう?」
その声には妖艶なものが含まれていた。
「お主たちがみるみる数を増やしたのも頷ける。うむ」
「は、離せ!」
背後から拘束された彼は必死に抗議したが何の意味もない。
やがて望月は下に敷く自分の肉体に手を這わせ、胸や股間をさわさわと触りはじめた。
「よ、止せ!何を考えてる!」
「ふふ、鬼の男女がどうやって交わるか知っておるか?わらわたちは百年に一度の周期で子供を生める。その日が来ると朝から夜明けまで百回以上も交わり続けるのじゃ」
彼女は豊満な胸に泡だらけの手を這わせ、たぷんたぷんと弾ませる。尻を撫で、そこに勃起したモノを押し付けられた彼はぞっとした。しかし両手で胸や股間をまさぐられると甘い電流がぴりぴりと全身を走った。
「うわっ!な、なんだこれ……」
「ふふふ、子を産む期間でなくてもそれなりに性欲はあるのは鬼も変わらん。勝手知ったるわらわの体じゃ。ここをこうすれば……」
望月が彼の、自分の股間の割れ目に指を這わせ、上部の突起をつまむと下半身がぶるぶると震えた。
「は、はひいいっ!」
「ははは、情けない声を出すではないか!」
(これってまさか……こいつの体が……)
全身が蕩けるような感覚に包まれ、雅彦は初めて女の快感を知った。
男のそれとは違い、薄い蜜の風呂に漬かるような淫猥な喜び。それは胸を揉まれ、股間の割れ目をすりすりと擦られるたびに濃さを増して彼を飲み込んでゆく。
「や、やめてくれ!」
「静かにしないと隣の部屋に聞こえてしまうぞ?」
「っ!!」
彼はあわてて口をふさいだ。
このアパートの壁はあまり防音性がなく、テレビの音も漏れてしまうくらいだ。男女が喘ぎ声を出せば明日からアパート中の住人は彼のことを違う目で見るだろう。
「くっ……ン、ンンッ……」
「ふふふ、それでよい。わらわもお主をたっぷりと洗ってやる。お互いに綺麗になろうではないか」
そう言うと望月は腹をぴったりと彼の背中にくっつけ、前後に擦りつけ始めた。
「ひっ、ふっ、あ、あぁぁっ……」
ソープ嬢のように体を駆使し、彼女は石鹸を全身に広げてゆく。
耳元で「気持ちよいじゃろう?」と囁き、その直後に耳をぺろりと舐めると彼は思わず悲鳴を上げた。
「あぅっ!」
「ふはは!やはり悶えおったぞ!わらわはそこが弱いからのう。もっと攻めてやるぞ。ぺろぺろぺろぉぉぉ……」
「や、やめ……あ、あぅぅぅぅっ!」
未知の快感に体を支配され、彼は下腹部が燃えるように熱くなるのがわかった。
臍の奥にある何かがメラメラと燃え、その炎を消すようにとろとろした液体が股間に湧き出る。その液体は股間をまさぐる指に絡み合い、くちゅくちゅと水音を立てた。
「わらわの体も準備が整ってきておるようじゃな。それでは霊力注入の儀式をするのじゃ」
「れ、れいりょく……?」
茹で上がったように体を赤くした雅彦はその意味が最初はわからなかった。
しかし、濡れた股間にぴちゃりと熱いものが触れ、ずぶぶと何かが挿入されるのを感じると現状を理解した。
「ま、待っ……んあぁぁぁぁっ!」
「待たぬ。霊力を戻さぬとお主も体を戻せぬじゃろうが?我慢せい」
望月の言ってることは正しかった。
魂が入れ替わった現状を解決するには望月の体にいる雅彦がもう一度心転の技をかけるしかない。それには敵である望月の体を回復させなければならないという矛盾を抱えていた。
「どうじゃ?女の体で自分に犯されるというのは?こんな体験はわらわも初めてじゃが、なかなかどうして。癖になるかもしれぬのう」
「がっ……あっ……ぎぃ……」
愉悦の混ざった声の持ち主は股間を押し付けて背後からずぶりずぶりと男根を押し込んでゆく。経験したことのない衝撃に彼は歯を食いしばり、なんとか耐える。自分自身が根元まで埋まると狭い浴室に二人の荒い息遣いが響いていた。
「ふう……ふう……どうにか耐えたようじゃな……じゃが、これからが本番じゃぞ?」
「な……」
何をする気だと問う間もなく望月は腰を少し引き、自分の体に肉棒を思い切り叩きつけた。
ぱんっと肉と肉がぶつかる音と共に獣のような咆哮が浴室に反響する。
「んひいいいいいっ!」
「なんじゃ?この程度で悲鳴を上げおって。まだまだ行くぞ」
望月は腰を振って巨大な肉棒を削岩機のように叩き付ける。
ごりごりと膣穴を掘られる感触を何度も味わった雅彦はまさしく女の悲鳴を上げて逃れようとした。しかし、鍛え上げた雅彦の肉体を持つ望月は彼を押さえつけたまま腰をぐいぐいと突きまくる。
魂は男。しかし体は女。その奇妙な状態で雅彦は巨大な肉棒に蹂躙されることがいかに惨めで恐ろしいことかを知った。しかし、同時に突かれる肉穴の奥で生まれる快感にも気づいた。幾度も突かれるたびに蜜が溢れ、結合部からあふれ出す。
「ひいっ!あひいぃっ!だ、だめっ……」
「これが雄の快感というものか。なかなか良いぞ。お主も霊力を注がれて力が戻ってきたであろう?どうじゃ?んん?」
腰を振りながら彼女は聞いたが雅彦の口からは喘ぎとヨダレしか出てこない。
その様子を見た彼女は霊力を供給するもう1つの方法を思いついた。
「ほれ、雅彦よ。こっちを向くのじゃ」
「ふぇ……ンンッ!」
彼は唇をふさがれて舌を押し込まれた。自分の、今は望月の口からじゅるじゅると唾液を注入され、舌をかき回してそれを飲み込ませようとする。そんなことをしながらも下半身をえぐるような動きは少しも休めない。股間からやって来る甘美な電流に突き動かされた彼は喉をごくりごくりと嚥下し、唾液を飲みこんだ。
効果は確かにあった。霊力がわずかに上昇し、体の倦怠感や脱力感が下がる。しかし、それも津波のように押し寄せる快楽の前ではどうでもよくなってしまう。
それがわかっている彼女はにやりと笑い、上半身と下半身から霊力を注ぎ続ける。
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ。
ぼちゅっ、ぼちゅちゅっ、ばちゅっ、ばちゅちゅっ。
股間を貫く肉棒はさらに腫れ上がって雅彦の深い部分を攻め立てた。
「おおっ、おぬしの体もそろそろ限界のようじゃな。最高の霊力を流し込んでやるのじゃ」
「えひっ、あ、あひいいいぃぃぃぃぃっ!」
その亀頭が子宮の入り口をごんごんと叩き、こじ開けると同時に熱い白濁液が噴水のような勢いで噴射された。
どびゅうううううっ、びゅるるっ、びゅぶぶぶぶぶっ。
頭の中に火花が散り、雅彦は鬼の絶頂をその身で味わった。
「えひゅえおおおおおあああぁぁぁぁッッッ!」
意味不明な言葉を叫び、彼は快楽の洪水に飲み込まれてゆく。
一晩の間に百回は交わるという鬼の営みがどれほど恐ろしく、また、素晴らしいかを叩き込まれた彼は脈動する肉棒が動きを止めたときには白目を剥き、気絶したままびくびくと体を痙攣させていた。
「ありゃ?わらわの体なら耐えられると思ったんじゃが、精神がついていけなかったか。鍛えるなら体だけではいかんぞ。聞いておるか?」
意識のない雅彦にそう言うと彼女は肉棒を亀頭近くまで引き抜き、再び突き入れた。
その衝撃で彼は無理やり覚醒させられた。
「んああああっ!」
「たった1度で終わりと思うでない。お主のタマはまだまだ出し足りないようじゃ。百回とはいかぬが5回くらい出さねば。『綺麗にしろ』と言ったのはお主じゃからな?」
望月はそう言って1時間ほど行為を楽しみ、浴室を精液の匂いと嬌声で満たした。

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