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【300DL突破】TRPGの世界で妖狐の娘にされちゃう話

いが扇風機さんの冬コミ作品です!

表紙小

TRPGの世界で妖狐の娘にされちゃう話 FANZA版
TRPGの世界で妖狐の娘にされちゃう話 DLsitecom版


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「面白い本を見つけたんだ!」
「ん?」

佐藤清彦、田中俊明。いつも共に行動する仲のいい男子高校生だ。授業を終え、これから帰ろうと席を立とうとした清彦に俊明が語りかけてくる。
趣味は二人してゲーム。RPG、格ゲー、アクションと色々とやり込んだ彼らだったが、俊明が一冊の本を学校に持って来たのだ。

「なんだそれ」
「これはTRPGの本だよ、ほら」
「TRPG……ねぇ」

話し合って進めるテーブルトーク型のRPG。
言葉だからこそオリジナリティが溢れて盛り上がるらしいが、二人してそんなモノはやった事がない。
清彦は古びた二百ページほどの文庫本サイズの本を手に取りパラパラとめくる。物語の基礎、戦闘方式、サイコロが一つあればプレイはできるようだが……。

「確かGM(ゲームマスター)とPC(プレイヤー)が必要だろ? お前がGMするのか?」
「そうなるかな。でもこの本のすごい所は、体感型らしいんだ!」
「はぁ?」

清彦は鼻で笑う。
ただの本なのに体感型になるとかVR技術が発展途上であるこの世界で、そんな事は絶対に起こらない。高校生にもなって厨二病かよ、と彼は思った。


「体感型って本に書いているだけだろ」
「まぁそうなんだけどね」
「だよなぁ、お前が遅い厨二病にでも目覚めたのかと思ったわ」
「なんだよひっどいなぁ~」
「はははっ」

笑う清彦に右手を口元に当てコホンッと咳をし、俊明はあるページを開いた。

「この大妖狐逃走編とか面白そうじゃん、一人から出来るみたいだよ」
「じゃ、今からちょっとやるか?」
「そうだね。えーと……大妖狐逃走編は、今いる施設から逃げ出す事から始ま――。


***


「る」
「ん?」

一瞬視野がグラつき、気が付いた時には彼らは学校の屋上に立っていた。
誰もいない。周囲に聞こえるのは風の音だけ、ゲームブックを手にした俊明と清彦の二人のみ。

「……何が起こったの?」
「……さぁ」

まるで二人して学校の屋上にワープさせられたような。
清彦は屋上の転倒防止の金網に近づきグラウンドを眺めたが、誰もいない。放課後なら部活生が活動し始める時間帯であり声が響くものだが……。

「これ……僕たちの学校、だよね?」
「あぁ」
「静かすぎない?」
「……静かだな、俺達以外誰もいないような」

二人して首を傾げる。あまりにも不気味すぎる……清彦は俊明の本を手に取り、大妖狐逃走編のページを見開き……詳細を眺めた。

「大妖狐逃走編、指定した施設から脱出する事を目指す。道中現れる大妖狐はPCを自らの眷属に変えようと襲いかかってくる。
PCはこの魔物娘から逃げきれるだろうか?戦闘は全てダイスで判定を行う」
「……まさか、僕たちは本当に……?」
『只今より、大妖狐逃走編を開始します、PCは二人。何か質問はございますか?』
「俊明、何か言ったか?」
「え……? 僕は何も。清彦こそ何か言ったんじゃ」
『質問は何かございますか?』
「この声どこから?」
「まさか、僕たちの脳内に聞こえているの?」
『質問は何も無いとして、ゲームを「待て!」はい、何でしょう』

清彦は脳に響く声を遮り、待ったのポーズを取り大声で叫ぶ。俊明は静かに二人の会話を静かに聞く事にした。

「ここはTRPGとやらの世界か?」
『はい、そうです』
「大妖狐編とやらも本当か?」
『はい、そうです』
「……クリア条件は?」
『校門から脱出してください。では、これより開始します!「おい、まだ質問は終わってないぞ!」

静寂。屋上には風の音と、二人の学ランがなびく音だけが鳴り響く。

「……行くしかないようだな。脱出するだけならそこまで難しくないだろう。行くぞ」
「う、うん」

緑色の屋上の扉を二人して見つめる。いつもならただの扉でしかないのに、まるで悪魔の門のように見えた。
清彦が先陣を切り、ゴクリと息を飲んで屋上の扉をそっと押した。やや錆びた扉がギィッと音を立て開かれる。本来なら教室にいる生徒の声がここまで聞こえるのに、静寂に包まれているのは不気味だ。

ゆっくり二人で階段を降りて行く。大妖狐とやらは本当にいるのか?ハッタリじゃないか?そんな気持ちが清彦に膨らんでいく。
後ろを歩く俊明の顔をチラッと見ると、やや緊張した様子だった。

二人は何も語らない。上履きの歩く音だけが廊下中に響き渡る。屋上から四階、三階、誰もいないし何も無い。緊張感が徐々に和らいでいき余裕が出てくる。
この調子で廊下を下り、一階から下駄箱まで行きそのまま校門に向かえば、このゲームは終了する。

「誰もいないな」
「そうだね」
「大妖狐なんざハッタリさ、さっさとゴールへ向かおうぜ」
「ハッタリとは舐められたものじゃのぅ」
「え?」
「ん?」

二階への階段を降りようとした二人の前方に、見慣れぬ人影が一つ。
大きな銀色の九つの尻尾を揺らし、和風ファンタジーのキャラクターが着ていそうな所々豪華な印象を与える巫女装束。
肩のほうまで銀の髪の毛を伸ばし、化粧を適度に施した美しい美女の顔の頭部には銀色の髪の毛と同じ、大きな狐耳を二つ生やしているではないか。
そんな女が、一段一段ゆっくりと階段を上り、清彦と俊明の前方に立ちふさがった。

「ふふっ……妾は大妖狐じゃ。お主たちを妾の眷属にするために現れた……のぅ」

こいつの言っている事はウソじゃない、全て本当だ。清彦の本能がそう告げている。気が付いたら屋上にいた。何者かの声が届いて質疑応答を行った。そして、大妖狐編というシナリオ……。
清彦はチラッと俊明の顔を見るが、俊明も同じ事を思っていそうだ。和らいだはずの空気が急に張り詰める。

『大妖狐とエンカウントしました。どうするか選択してください』
「ふむ。さっそく眷属化といきたい所じゃが、この“てぃーあーるぴーじー”の世界とやらは面倒じゃのぅ。
妾と戦うかの?逃げるかの?それとも命乞いでもするのかの?選ぶのじゃ」

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「……」
「……」

動けない。二人共、大妖狐の放つ威圧感に圧倒されている。
大妖狐が身体を動かすだけで、ピリピリとしたものが彼らの身体を貫き、息苦しくなり、今にでも気絶しそうな程である。
全身から汗が噴き出し、それが顎を伝い冷たい廊下に落ちた。

「むー? のぅ“じーえむ”よ。こやつら何も答えぬではないか、妾から仕掛けていいかの?」
「っ……! 逃走だ。俺達は逃走を選択する」

清彦が叫ぶ。逃げるしかない。俊明に目線で合図すると俊明は小さく頷く。さぁ今すぐ身体を動かして――。

「(ぐっ! 何故だ、何故ここから離れる事ができない?)」
「何で身体が動かないとでも思ってるおるのかの?妾は何もしておらんぞ。“じーえむ”が言っていたではおらぬか、戦闘は全て“だいす”とやらで決めると」

『PCは逃走を選択しました。ダイス判定を行います、6面ダイスを一回振り、5以上なら逃走可能です』

二人の右手の掌に六面サイコロが握られる。白のサイコロ……これ一つで二人の運命は決まる。

「やるしか……無い、振るぞ俊明」
「う……うん」


サイコロが重力に従い空中で回転しつつ廊下に落ち、カツーンと心地の良い音を立てコロコロと転がる。
二人は息を飲んだ。二人共が5以上出る、俺達(僕達)は絶対生き残れる。そう信じ……。

『佐藤清彦さんが5、田中俊明さんが3。佐藤清彦さんは逃走に成功しました』
「なっ……!」
「えっ……」

清彦は自身の身体が突如軽くなり、今まで震えていたのが嘘のように動く。目の前の大妖狐がただの人間と思えるくらい恐怖心が一気に消え失せた。

「俊明こっちへ! どうした俊明、早く!」

清彦は咄嗟に俊明の手を引っ張り、四階へ一度戻り反対側の通路から逃げようとしたが、俊明の身体が石のように全く動く事ができない。

「俊明!」
「身体がうごかない……!」
『大妖狐さんのターンです。どうしますか?』
「無論……俊明とかいう男に攻撃を仕掛けるのじゃ【眷属化能力】でのぅ……♡」
『命中判定を行います。9面ダイスを振り、2以上なら命中判定です』
「了解したのじゃ。ふむふむこれを転がすのじゃな……」

困惑している二人をよそに、GMと大妖狐は判定を行う。清彦は「やめろ!」と叫び、俊明の顔が恐怖に包まれるように歪み……サイコロがカツンカツンと音を立て……。

『4が出ました。攻撃が命中します』
「ふふふっ♪ それじゃいただこうかのぅ……♡」

大妖狐が女性らしく腰を振りながら一歩、二歩と歩き俊明に近づいていく。もふもふの尻尾同士が擦れるような音と、その尻尾が上下左右に動く。

「やめろ! 俊明に近づくんじゃねぇ!」
『佐藤清彦さんの攻撃は認められておりません。逃走判定が成功した今、大妖狐さんに近づく事は一時的にできなくなります』
「ふざけ――うがっ!」

GMの言う事を無視し、俊明の手を取り大妖狐を何とか引き剥がそうとしたが、身体が後方に吹き飛び壁に叩きつけられる。
衝撃で背中に激痛が走り、清彦の視界が一瞬揺らぐ……ここで気を失う訳にはいかない。何とかしてでも俊明を助け出さなければ。だが……。

「い、いやだ……」
「怖がるでない、安心するのじゃ。お主は死ぬ訳ではない……可愛らしい妖狐へ生まれ変わるだけじゃ」

恐怖で震え、涙を浮かび始めた俊明の顎にそっと右手で触れ、大妖狐はゆっくりと告げる。
そのまま右手で首元を掴み、左手で下腹部を掴み……。

「ちょっとだけ痛いかもしれぬが、我慢せよ」

光のようなものが大妖狐の右手と左手に集まり、俊明の顔と腹回りがそれに包まれた。

「う、うわああぁぁぁぁ!」

俊明の身体付きが急速に変化していく。
耳に届くか届かないかぐらいの髪の毛が徐々に長くなり、大妖狐と同じ肩までかかるぐらいの大きさに。
顔付きが柔らかく、女性らしく小顔になり、目がぱっちりと開いて大妖狐にどことなく似た美少女に。
喉仏が消えうせ、悲鳴が女性らしくカン高いものに変化し……。
学ラン越しでもわかるほど肩幅が細くなり、丸みを帯びて男性らしいガッチリした体格はすっかり細くなる。
胸が大きくなり、大妖狐程ではないが結構大きくなり、腰が細くなり、尻周りが柔らかく脂肪のついた大きな安産型のお尻へ。
両足の筋肉が消えうせ、むっちりとした健康そうな太ももに変化し、内股へ変化し……。

「ぁっ……あぁっ……」
「下腹部がその黒い服越しからでも光っておるのがわかるじゃろ? それはのぅ、お主に子宮を造り、妾の眷属に必要なモノを提供する淫紋じゃ」
「いん、もん?」
「そろそろかの?」
「あぁっ! いたい、おなかがいたいぃぃ!」

俊明が下腹部を抑えながらのたうち回る。

痛みで下腹部を抑える俊明の長年親しんだ男性器が高速で収縮し、それは小さな豆粒に変化し一本の縦スジが刻まれてしまった。身体の内側で何か風船のようなものが膨らみ、やがて熱を帯び始める。
俊明は完全に女性に変化してしまった。清彦は背中越しにすっかり女性に変化した俊明を呆然と見つめる。

「きよ、ひこ……たす、け……」

寝返りをうち、涙を浮かべながら清彦に手を差し伸べる俊明の姿は、すっかり女の子のソレだ。
髪の毛が大妖狐と同じ銀色へ変化し……側頭部の耳が消失。頭頂部から大妖狐と同じもふもふ狐耳が二つ。
何度目かわからない呻き声をあげ、身体を仰け反らせると尾てい骨から大妖狐と同じ尻尾が一本、ズルッと音を立て……最後に黒の瞳が大妖狐と同じ金の瞳へ変化し、瞳孔が縦に割れて、俊明は気絶し変化は終わった。



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