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【依頼小説】正体がばれてスーパーヒロインになってしまうスーパーヒーローの小説

作 TAMAこんにゃく
絵 Meito

 俺は愕然とした。
 今、俺の目の前には今しがた、怪人の魔の手から助けたばかりの少女の姿がある。
 ツーサイドアップのセミロングがなんとも愛くるしいこの美少女の、普段は強気そうな眼差しをたたえた両瞳は現在、驚きで見開かれていた。
 その理由は納得できる。何せ自分を窮地から救ってくれたヒーローの容貌は、クラスメートである幼馴染と瓜二つ……というかまったく一緒なのだ。
 俺だって、危ないところを間一髪のタイミングで助けた少女がまさか、クラスメートである幼馴染、篠崎悠里(しのざきゆうり)ご本人であるなどと、どうして予想できよう。
 奇怪な偶然とは、このようになんの前触れもなく、不意打ちのような形をとって起こるのだ。
「あ、あ……」
 驚愕の表情で、お口をあんぐりと開いたまま、何やら呟こうとする悠里。
 この次に来る言葉が「ありがとう」ではないのは、さすがに予想できる。
「あ、あんた、もしかして……!!」
 言葉が続いた瞬間、俺はとっさに、
「NO! NO!」
 開いた両手を前方に向け、英語で必死に否定してみせる。訳あって俺は、救いのヒーローであることが他人にバレてはならないのだ。
 だが悠里は、今一度じっくりと瞳を凝らし、こちら側に視線を向けてから、
「やっぱりあんた、奨悟よね」
「…………!」
 本名を突きつけられ、愕然とする俺。英語で否定したのは失敗だった。思えば声質から俺本人であることなど、たやすく判別可能だというのに。
 正体を明かしたくないのであれば、本来ならすぐさま、この場から立ち去るべきだったのだ。
 だが、今さら後悔しても後の祭り。
「しまった……っ」
 いきなり身体の周囲が、きらきらとした鮮やかな光の粒子に取り囲まれる。
 光の粒子は七色に発光し、渦巻きになって身体を取り囲んだかと思った瞬間、
「うわっ……!」
 じわじわと温かく、なおかつ強烈な感覚が、身体全体を包み込む。
 伴って、急激に気が遠くなっていき――
「んんんっ……」
 これまでに感じたことのないほどの違和感を身体に覚え、俺は再び瞳を開く。
「あれっ……?」
 身にまとっている赤色のレオタードに首をかしげる。おかしいぞ。俺は今まで確かに、赤色の戦闘服を身にまとっていたはずなのに。
 胸元が妙に膨らんでおり、両腕両脚がやけに、細くすらっとしている。
(これじゃまるで、女になったみたいじゃないか……って――!)
 ここで俺は、”機関”からあらかじめ言われていたことを思い出した。
(そういえば、正体がバレた時のペナルティって”女になる”ことだったよな……ってことは……!)
 間違いない。俺は男から女になってしまったのだ。
「えっ、ええとっ……し、奨悟……?」
 動転して声をかけてくる悠里。彼女とて、自分を助けてくれたヒーローがなんと、実のクラスメートである幼馴染だったという事実を目の当たりにした直後、その幼馴染が突如、男から女に変化するという異常事態に、とても理解が追いつかないようであった。
 こういうシチュエーションに置かれた場合、はたしてどう切り返したらよいものだろう。
 答えられる人間はそうそう多くないはず。
 まして人生経験をさほど積んでいない俺では、なおさらのことだ。
「ご、ごめんっ……!」
 よって俺は上記の台詞を呟いたあと、開いた口が塞がらない様子の幼馴染である少女の前から踵を返し、バッタの如き大胆な跳躍によってその場から立ち去る他なかった。

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 その日の夜。
「まったく……どうしてこんなことになっちまったんだ……」
 自宅の風呂の中でうずくまりながら、俺はこうなるに至った経緯を思い返していた。
 俺、徳永奨悟(とくながしょうご)は日本全国どこにでもいる普通の男子学生である。(もはや、”女子”だろうというツッコミは無しで)
 あえて変わった点をあげるとするなら、特撮作品が大好きってところか。
 ――この世にはびこる悪党どもを、超人的な能力でばったばったとなぎ倒していく。
 そんな姿に憧れを持ち、いつかは自分もスーパーヒーローになってみたいものだという願望を、幼い頃に抱いたという人も多いだろう。
 もっとも俺の場合、その憧れがこれまでずっと、思春期を迎えた後も持続したというのが人とは違うところで、他の連中がバトル漫画やスポーツ漫画、はたまたロボットアニメや萌えアニメにうつつを抜かすようになる中、俺だけは硬派に、幼い頃に夢中になったヒーローものの特撮への愛を忘れず、毎週日曜朝の録画と視聴、劇場最新作のチェックはもちろんのこと、過去に放映されていたシリーズをまんべんなく観返し、歴代の偉大なるヒーロー達を偲ぶという、ある種の求道者を思わせるストイックな生活を送り続けていた。
 そんなある日のこと、突如街中に現れた異形の怪人。
 建物や施設を破壊し、道行く人々を襲う怪人の乱暴狼藉の有様を、ただただ指を咥えて見つめることしかできなかった俺。
 もし俺に、憧れのスーパーヒーローのような力があれば――
 そう想った瞬間、光に包まれる俺の身体。
 それと同時に、頭の中から声が聞こえてきた。
『これから君は、正義のヒーロー「バーニングレッド」になるのだ!』
 気づけば俺は、紅のスーツに身を包んだ正義のヒーローに生まれ変わっていた。
『何だこれはっ……全身から力がみなぎってくる……これならっ……!』
 さっそく俺は超パワーを持って、暴れる怪人を退治する。
『おめでとう。これから正義のために戦ってくれるか?』
 頭の中から聞こえてくる声の主が、何者であるのかわからなかったが、
『はい……! もちろん!』
 正義感に燃える俺は、申し出を二つ返事で承諾し、かくして俺は、正義のヒーロー「バーニングレッド」として、地球を狙う悪の軍団と日々、熾烈な戦闘を繰り広げることになった。
 頭の中に響いてくる声の主の正体は「銀河治安維持機構」の長官。
 彼の説明によると、地球人が持つ感情のエネルギーを狙って悪の異星人どもが、活動を開始した。
 奴らに対処するため機構は、地球人の中から特に正義感が強いこの俺を「地球人を救うスーパーヒーロー・バーニングレッド」として任命し、力を与えることにした――という次第らしい。
 俺に与えられた特殊能力は、『正義感』という感情をエネルギーに変換し、超パワーを生み出すというもの。
 燃える正義の心なら誰にも負けない俺にとって、まさにうってつけの役であった。
 ――これで俺も、憧れのスーパーヒーローだ!
 戦いは厳しいものであったが、幼い頃から抱き続けてきた夢がようやく実現できたという喜びと充実感に、満たされる毎日を送っていた。
 ただ一つ、気をつけねばならない点があって、それは「自分の正体を肉親及び、親しい人間にバレてはならない」というもの。
 もしバレた場合、ペナルティとして女の子にされてしまうという話を聞いた時、何だそりゃと心の中で思わないでもなかったが、正体を隠すのもスーパーヒーローの努めであると思い、ひとまずは納得した。
 ――スーパーヒーローになってから、三ヶ月ほどが経過した本日。
 道行く人々を捕縛し、驚きと恐怖のエネルギーを得ようとする捕縛星人アルドバマリを倒すため「バーニングレッド」に変身した俺は、さっそく現場に急行する。
 今まさに、女の子を捕縛せんとしていたアルドバマリを正義の鉄拳「バーニング・ナックル」で退治した俺。
「さあ、これでもう大丈夫――って!?」
 助けた女の子の正体に愕然とし、冒頭のシーンに戻るってのが、ここまでのいきさつである。
「俺……ほんとに女になっちまったんだよな?」
 改めて自分の姿を確認してみる。すらりとした両腕と両脚、存在感のある胸元の膨らみ、そして何より股間部にあるべきものが付いていない。
 間違いない。正真正銘の女だ。
「ふぅっ……」
 口元から漏れ出るため息。俺はこれまで男として生まれてきたことに満足し、男としての人生を堂々と歩むつもりでいた。
 なのにどうして、いきなり女として生きねばならんのだ。
 機構の説明によると、一度女になってしまった以上、よほどのことがない限り男性に戻ることはないらしい。
「そんな、そんなことって……」
 浴槽の中で愕然とする俺。いきなり女になったところで、これからの社会生活をどう営めばいいのだ。
 現在アパートに下宿中の俺だが、離れて暮らす家族への説明、学校のみんなに対しての説明――
 いきなり女になりましたなどと言っても、にわかに信じてもらえないのは言うまでもなく、女になった理由についても説明しがたいものがある。それこそDNA鑑定でもしなければ、ここにいる女の子が俺、徳永奨悟であるなどと信じてもらえないだろう。
 一番の問題はクラスメート兼幼馴染、悠里だ。
 彼女は実際に、男の俺が女になってしまうところを目撃した。したがって、間違いなく今の俺を徳永奨悟だとわかってもらえる。正義のヒーロー「バーニング・レッド」として活動していることも、快く応援してくれるだろう。
 だが男性の頃の俺は、彼女のことを異性として強く意識し、密かに恋心を抱いていたのだ。
 いつかは「好き」だと告白し、将来を見据えた清い交際を夢見ていた俺にとってこの度の性転換は、俺が金輪際、悠里の彼氏にはなれなくなってしまうことを意味する。
 それが何よりも辛い。
「俺、これからどうすりゃいいんだ……」
 肩はおろか顔の下半分まで湯に浸かり、口元からぶくぶくと泡を漏らしつつ俺は、底知れぬ悩みへと沈んでいくのであった。

 翌日。
 休みでない平日だというのに、俺は自室で煩悶としていた。
 担任にはすでに『インフルエンザにかかったので、当分学校を休みます』と仮病の連絡をしてある。
 周囲にどう説明するか、まだ対策が決まっていないというのもあるが、大好きな悠里の前に出るのが、今は心苦しくてたまらないのが、ズル休みの理由としては何よりも大きい。
「まったく……えらいことになっちまったぜ……」
 頭をぽりぽりと掻く俺は、誰にともなく愚痴りはじめる。
「そもそもなんで”女”にする必要があるんだ? 正体がバレたことに対するペナルティなら、もっと他になかったのか……まったく、機構の考えはよくわからんぜ……待てよ、女になったことを周囲にどう伝えるか、機構に相談すれば何かしら対応してくれるんじゃ……」
 そのことに気づいた俺は、連絡用のバッジを手に取る。
 ちょうどそのタイミングで、いきなりバッジが発光しはじめ、長官の声が響いてきた。
「新たな異星人が出現した! すでに複数人の若い女性を捕らえ、自らの秘密基地に監禁している!」
「何だって!」
 瞬間、それまでの悩みが脳内から吹き飛ぶ。
「直ちに基地に潜入し、異星人を倒し女性達を救出してくれ!」
「ラジャー!」
 個人的な大問題はひとまず後回しにし、バッジ片手に部屋を飛び出る俺であった。
 
 ――かくして女の状態で「正義のヒーロー・バーニングレッド」に変身した俺は、異星人の秘密基地に潜入する。
 そこで俺が目にしたものは、あまりにも衝撃的であった。
 捕らえられていたのは5名程度のうら若き女性。
 その誰もが裸の状態で、手足を鎖で繋がれていた。
 局部には何やらバイブのようなものがあてがわれており、振動を続けるそれによって「あん、あん……!」「いやっ、ああぁっ……!」「ああんっ、はうぅぅ……」などの妖艶なうめき声が、各々の口から上っている。
「あれは……悠里じゃないか!」
 捕らえられている女性のうちの一人は、なんと俺のクラスメート兼幼馴染の篠崎悠里。
 彼女もまた、一糸まとわぬ裸の状態で手足を鎖で繋がれ、股ぐらにあてがわれたバイブの振動によって「あんあんっ、感じちゃうよぉ……!」と嬌声を上げていた。
「待ってろっ! 今助けるぞっ!」
 いても立ってもいられず、物陰から飛び出す俺。
「はぁはぁ……奨悟っ……?」
 悠里の虚ろな視線が、駆け寄ってくる俺のほうに向いた直後、
「うわっ……!」
 突如出現した何本もの触手が、俺の身体に伸びてくる。
「しまった……!」
 気づけば俺の身体は、触手によってがんじがらめに拘束されてしまった。
 触手のうちの一本が、レオタードの中に伸びる。
「あんっ……!」
 先端が局部に、ずぶぶと侵入してきた。
「んんっ……あっ、んんんっ……!」
 そのまま腟口に出し挿れされる触手。たちまちにこみ上げてくる、じんとした感覚にうめき出す俺。
「ふぁっああっ……ああっ、あんっ……!?」
 触手は胸元にまで侵入し、レオタード下の双丘までも揉みしだいていく。
「ふぁんあっ、あっああっ……こ、これじゃ動けないっ……!」
 秘部とおっぱいから湧き上がる、痛いようでいて心地よい感覚がじわじわと全身に広がるに伴い、次第に抵抗する力が抜けていく俺の身体。
「ふふっ……正義のヒーローとやらも、これじゃ形無しだな」
「お、お前は……」
 ここで俺はやっと、前方に出現した異星人に視線を向ける。
 身体から触手が幾重にも伸びた、イカともタコとも形容がつかない容貌の異星人は言葉を続ける。
「はじめましてバーニングレッド君。私は性欲星人オクトパリモス」
「せ、性欲星人……?」
「名前の通り、性欲や情欲といった、地球人の猥褻(わいせつ)な感情が私のエネルギーでね……」
 ここで性欲星人ことオクトパリモスは、俺の身体を触手で縛り付けながら、拘束している5人の女性のうちの一人、篠崎悠里の前まで進み出る。
「特に彼女のような、とびきり若い女の子から得られるエネルギーは私の大好物さ」
 目の前の悠里に対し、にたにたと下卑た笑いを浮かべるオクトパリモス。
 彼の口がおもむろに、悠里の胸元へと近づき、
「んちゅっ、れろれろっ……」
「んんあっ、ふぁぁぁ♡」
「なっ――!?」
 むき出しのおっぱいに口を付け、ちろちろ舌先で舐めはじめるオクトパリモス。
 感じてしまい、高らかな声を上げてしまう悠里。
「や、やめろぉっ……ふぁっ、あっああんっ♡」
 声を上げた途端、触手による秘部とおっぱいの責めが強くなり、俺の抗議の言葉はたちまちに嬌声へと変わってしまう。
「ぐっふふっ、バーニングレッドは男だと聞いていたが、まさかの女だったとは……まあいい、私にとっては好都合だ。何しろ女なら、我が触手でどうにでもできるからな」
 不敵に笑う異星人は、なおも悠里の美乳を愛撫していく。
「ぺろっぺろぺろ、れっろれろ……」
「いやっ、あぁぁん……」
「んちゅっ、ちゅぅぅぅ~」
「いっやぁぁぁ、吸わないでぇぇ……!」
「ゆ、悠里っ……?」
 乳房をちゅうちゅうされて存分に感じる彼女の様子は、この上なくエロティックなことに驚いてしまう。
「早く、早く助けないとっ……んんっ、あっああっ、ああんっ♡」
 どうにか触手を振り払おうとする俺だったが、触手の責めによって感じさせられ、身体に力が入らない。
「ぐっふふっ……貴様はそこで黙って見ておけ、我が剛直が、彼女の秘部に差し込まれる様をなっ!!」
 荒い呼吸をはぁはぁと続ける悠里の股ぐらにあてがわれる、異星人のいきり勃った男根。
「止めろ……!」
 自分でも顔色から、さっと血の気が引くのが感じられた。ずっと、ずっと彼女の初体験の相手は俺で、最後の相手も俺であってほしいと心より願ってきたのだ。
 いまや男根を失った俺だが、それでもこんなゲス野郎に、大好きな悠里の初体験が奪われるのは許せない。
「止めろ……! 止めろ止めろ止めろぉぉ……!」
 なすすべなく、心のまま絶叫を繰り返す。
「あれっ……!?」
 その時、俺の身体の奥底から突如として湧き上がってくる強大な力。
「ぬっあぁぁっ!!」
 四肢に力を込め、身体中に巻き付いていた触手を一気に振りほどく。
「何だとっ……!?」
 悠里の膣口に、今まさに剛直を差し挿れようとしていたオクトパリモスが、こちらに向き直った瞬間、
「喰らえっ! バーニング・ナックル!!」
 異星人の不気味な顔面めがけて、飛びかかった俺は怒りの鉄拳を叩き込む。
「ぐおはぁっ……!!」
 唸る拳の一撃をもろに受け、吹っ飛ぶオクトパリモス。
 その身体は壁に激突したあと、一気に爆散した。
「見たかっ! 熱く燃える正義の心は、貴様のような悪には決して負けんのだっ!!」
 大見得を切っていつも通りの台詞を吐く俺だったが、今回の場合は違う。
 大好きな女性を、悪の宇宙人に奪われてなるものかという恋愛感情がトリガーとなり、バーニングレッドに秘められた潜在能力を引き出したのだろう。
「ほら、もう大丈夫だ」
「奨悟……」
 悠里の手足の鎖を解いてあげる。彼女は立ち尽くし、こちらに対して何か言いたげであった。
 他の四人の鎖も外す。近くに置かれていた衣服を着てから、俺に対し礼を言って基地内から脱出していく彼女達。
「さあ、俺達もこんなとこからはおさらばしよう。服を着てくれ」
 なぜか裸のまま立ち尽くす悠里は「ううん」と横にかぶりを振り、こちらに急接近してくる。
「ちょっとだけ、目を閉じててくれるかな?」
「? ああ……」
 わけがわからないまま、両瞳を閉じた瞬間、
「んちゅっ……」
「――――!?」
 唇にそっと、柔らかな感触。
 明らかに、悠里の唇によるものであった。
「悠里……」
 唇が離れたあと、両瞳を開いてその名を呼ぶ。
「助けてくれてありがとね。今のはそのお返し。そして今度は……」
 口元めがけ、再び急接近してくる悠里の唇。
「んちゅっ……んちゃ、んちゃっ……」
 密着した唇を、つんつんと突っついてくる舌先の感触。
 俺は自然と、唇を緩めた。
「んちゃっちゃっ……」
 すかさず口内に入り込んでくる悠里の舌先。
「れっろれろれろ……んんんっ、れりゃれりゃっ……」
(いま俺、悠里とディープキスしてるんだよな……)
 実感がないものの、現在進行形で舌に伝わってくる、生暖かくてねっとりした感触は間違いなく悠里のもの。
(憧れだった悠里とベロチューできるなんて、まるで夢みたいだ……)
 そのまま夢中になって、自らの舌先を悠里の舌先に絡み合わせる心地いい瞬間が続いた。
「ぷはっ、はぁはぁはぁ……」
 どちらともなく唇が離れたあと、上気した表情でうっとりとこちらを見つめる悠里。
「今のがあたしの、あんたに対する気持ち……」
「はぁはぁ、どういうこと?」
「鈍いわね。あたしはあんたが大好きってことよ」
「ええっ……!?」
 衝撃発言に耳を疑う。
「も、もしかして俺のこと、前々から好きだったとか……」
「違うわよ。男だった頃はなんとも思ってなかった。でも今は違うわ……こんなに可愛らしい、女の子になってくれたじゃない。今だから言うけど、あたし男の子より、女の子のほうが好きなの♡」
「えっ、ええぇぇっ……!」
 口元から上がるマスオさんのような声。俺が受けた衝撃は、それほど大きなものであった。
 目を丸くする俺に対し悠里は、扇情的な視線を向け語りかけてくる。
「だから今から、思いっきり気持ちよくなれること、しましょ……」
 そう呟き彼女は、再度俺とディープキスを交わす。
(まさか悠里にその気があったとは……でも、大好きな悠里とエッチなことできるのなら、それでも構いやしない……)
 お互いの舌先をねっちょり濃厚に絡み合わせたあと、命じられるまでもなく俺はレオタードを脱ぎ捨てる。
 お互い膝立ちの体勢で、俺と悠里は向かい合う形となった。
「女の子になった奨悟の身体、とっても綺麗……」
 うっとりした様子の悠里は、あらわになった俺の裸身をためつすがめつ眺め、それからおっぱいに口をつける。
「んちゅっ、ちゅっちゅっ……」
「んんっんん♡」
 乳首周りにキスをされるのが、なんともこそばゆく感じる。
「れろっ、れろれろっ……」
「んあっ、あっああ……」
 乳首を舐められるのは、はっきり言ってとても気持ちがよい。
「れろれろれろっ、んちゅんちゅちゅっ……」
「ふぁうっ、ふぁっああ……ああんっ♡」
 執拗に乳首を舐められ、執拗に乳首に吸い付かれる。
 たまらず俺は、こみ上げる快感にうめいてしまう。
「はぁはぁ……これからおまんこも一緒にいじってあげる」
 悠里の手が、俺の股ぐらへと伸び、
「んんっ、んんんっ♡」
 しなやかな指先で割れ目を幾度なく上下になぞられるのが、次第に心地よくなってきた。
「ふぁっあっ、あっああっ♡ な、なにこれっ……お、おまんこ気持ちいいっ♡」
「ふふっ……おし×この穴の上にある出っ張りに指先が触れるの、たまらなく気持ちいいみたいね。ここクリトリスっていう、女の子の一番の性感帯なんの」
「はぁはぁ、そ、そうなんだ……」
 この、むずむずするような心地よさも納得である。
「これからここ、たくさんいじっておまんこ気持ちよくしてあげるからね~」
 それから悠里は、何度も指先で撫でたり、何度も軽めにつねったりして、じっくりとクリトリスの性感を昂ぶらせていく。
「ああんっああっ♡ そんなにクリトリスばっかいじくられたらぁ……おまんこの奥ぅ、むずむずしてきちゃうよぉ……」
 わなわなと声を震わせ、もどかしい性感にうめき出す。
 そんな俺の反応を見計らい、耳元に囁きかける悠里。
「ふふっ……おまんこにもっと刺激が欲しくて、たまらなくなってきたでしょ……同じ女の子だから、どうして欲しいかお見通しよ」
 ここで悠里は、傍らに置いてあったバイブを手にとり、スイッチを入れる。
 ヴィィィンと起動音が鳴り響く中、またもや彼女は耳元で囁きかけてきた。
「今からあんたのおまんこ、バイブで思いっきり気持ちよくしたげる……」
 振動するバイブが、とうとう割れ目にあてがわれる。
「んあっああっ……ふぁっあっああっ♡」
 割れ目を上下に幾度となくなぞられ、心地よい振動にうめいてしまう。
「くすくすくすっ、さっそく感じてるみたいね……」
 振動するバイブが、直接クリトリスにあてがわれた。
「ふぁっあっあん♡ そ、そこダメぇぇぇ♡」
 女性器で一番敏感なその部分に、小刻みに振動が伝わるのは気持ちよすぎる。
「くすくすくすっ、今どうして欲しいか、口で教えてちょうだい……」
「はぁはぁ、バイブでおまんこの中、思いっきりかき回して欲しい……」
 耳元での妖艶な囁きに対し、俺は思ったままの願望を素直に述べる。
「いいわよ~♡」
 バイブはとうとう、濡れそぼった膣口にぬぷぷっと沈み込んだ。
「ふぁっあぁっ……! くっあぁぁ♡ お、おまんこ震えてぇ……これっ、すっごいよぉ♡」
 バイブの力強い振動が直接膣内に伝わり、これまでにないほどの性感が脳天を貫く。
「くっふぅぅ……こんなにおまんこぶるぶる揺すぶられたらぁ、おつゆがたくさん、あふれてきて止まらないのっ♡」
 振動が伝われば伝わるほど、膣奥からとめどなく溢れ出てくる愛液。
「ふふっ、おまんこの中大洪水じゃない。それじゃこのまま、イカせてあ・げ・る♪」
 ここで悠里は、膣奥めがけ思いっきりバイブを差し入れ、ぐりぐりと回転させるようにした。
「くっふぁっ……! あんあぁんっ♡ くっあぁぁぁ♡」
 急激に下腹部奥からこみ上げてくる、すさまじいほどの性感。
 それを感じ取ったかのように、悠里は耳元での囁きをエスカレートさせる。
「さあ、イッてイッてイッてイッて……誰にも遠慮することなんてないから、思う存分イキ狂っちゃって……」
「ふぁっあぁぁ♡ 何かくるのぉ、何かきちゃうのぉ♡」
「いいよいいよ……イッてイッてイッてイッて……イキなさぁぁぃ!」
 速いペースで急かされるまま、一気に膨れ上がる下腹部の性感。
 とうとうそれが、臨界点を迎える。
「くっあっあんんっ! イク、イッくぅぅぅぅ!!」
 絶叫とともに脳内で快感がばちばちっとスパークし、俺の意識は心地よさの海に放り出される。
 同時におまんこから、ぷっしゃぁぁと愛液を吐き出してしまっているのが理解できた。
「くすくすくすっ……潮まで吹いちゃって……上手にイケたわね♡」
 やがて潮吹きが終わったあと、耳元で優しく囁いてくる悠里。
「あんたのこと気持ちよくできてホント嬉しい……ねえ、こういう気持ちいいこと、これからもっとしよ♪」
「う、うん……」
「うふふっ、今度はあんたが、あたしのこと気持ちよくしてくれると嬉しいな……」
(これってもしかして、恋人同士ってことなのかな……?)
 よくわからんが、女になった今でも俺は悠里のことが大好きだ。大好きな彼女と親密にできるのなら、セフレであっても構いやしない。
 心中で決心を固める俺の唇に、悠里はそっとキスをし、穏やかに語りかけてきた。
「ふふっ、これからよろしくね……可愛い女の子になった奨悟ちゃん♡」

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