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【300DL突破&販売1か月経過】性転魔王~吉沢透也の人外牝淫戯~ サンプル①

性転魔王~吉沢透也の人外牝淫戯~ FANZA版
性転魔王~吉沢透也の人外牝淫戯~ DLsitecom版

性転魔王~吉沢透也の人外牝淫戯~

作:kagami0235
絵:BRLL様



 とある都内の学園――。
 時刻は、既に放課後。
 直ぐに帰宅する者もいれば、そうでない者もいた。
 自主学習や生徒会……。そして、部活動。
 様々な理由で校内に残っている学生は大勢いた。
「本当に分かっていないな! お前たちは!!」
「何言ってんですか! 先輩の方こそおかしいんですよ!」
「いや、お前もダメ過ぎる! この小説こそ究極の異世界転生だよ!!」
「何言ってんだよ! お前、この間まで別の先生の作品を推していたじゃないか! 裏切りやがって!!」
 まだ春だと言うのに、日射病に掛かりそうなほど晴れ晴れとした空の下。
 野球部がグランドを走り、サッカー部がリフティングに励んでいる。
 しかし、この集団だけは体育館の裏。人気のない場所で部活動とは、
全く関係ないことに盛り上がっていた……。
「いいか、異世界転生なんだぞ! 異世界転生!! なんでハーレムにいるのが、人間やエルフの女の子だけなんだよ!? 最低でも獣人とか入れるだろ!? 折角のファンタジーが台無しだ」
 この集まりのリーダーである男が、大きな声を張り上げた。
 彼はエルフや獣人どころか、より人外要素を含む架空の女の子――。
即ち、モンスター娘を推すタイプの人間であった。
 その意見に、他の人間が噛み付く。
「エルフを馬鹿にしてるんですか!? エルフこそ最高のヒロインです!! オレはエルフとダークエルフのツンデレ・ダブルヒロインのおっぱいに挟まれたいんですッツツ!!」
「異世界とは言え、リアルティは必要です! チートとか、ハーレムとか! そんな物!! ひとりのヒロイン一筋!! 平凡主人公の正統派物語の前ではゴミです! ゴミ!!」
「おいおい! てめぇー、本当に裏切りやがったな!! 何が正統派だ!? 小説や漫画の世界だけでもハーレムになりたいだろうが!? 女の子にモテモテの人生無双したいだろうが!? ウソを言うな! 素直になれ!!」
 彼らは漫画や小説の異世界転生モノを好む……〝普通〟の高校生男子である。自分のお勧めする作品を同志に自慢する。
 ただそれだけの集まりだった。
 が、しかし……。
「エルフこそ、殆ど人間と同じじゃないか!? ……しかも、古いんだ! 使い古されているんだ!! 時代はモン娘たちのハーレム!! ラミアや、スライムの女に死ぬまで、搾り取られたい!!」
「エルフの良さを知らない奴に……異世界転生を騙る資格なんてない!! あんたには、普段男に冷たいエルフヒロインが、時たま主人公にデレデレする良さが……なぜ、分からないんだぁ~~ッ!!」
「キュンキュンするんだよぉ!! ハーレムもので溜まっていたドロドロした俺の感情を! 俺の腐った心を! ……あの正統派ファンタジー小説が、浄化してくれたんんだぁ!! オレは、オレは……普通に女の子と恋愛したいんだぁああ~~ッ!!」
「戻ってこい! お前だけ正常になるなんて……ずっ、ずるいぞ!? 俺を異世界転生ハーレムの沼に引き摺り込んだのは……お前じゃないか!?」
 悲しいが、どんな些細なことでも争うのが人間である。例え相手が同志であっても、ここでも醜い衝突が生まれていた。
 モン娘か、エルフか……。
 正統系純愛か、複数の女性を囲むハーレムか……。
 互いを互いの天敵と認め、男たちは拳を構える。蹴りを繰り出し、敵の胸元を掴み、絡まり転げる。
 意地があった。譲れない物があった。
 例えそれが愚かでちっぽけなことであっても、彼らは決して引かない。
 曲げない。
 己の好きな物を、声高らかに主張する――。
「こら! 貴様ら!! また部活をサボって、馬鹿なことしているな!! 自分たちがサボっている自覚があるのかっ!? 何時も、何時も、大声で喚きやがって!!」
 だが、他者にしてみたら、あまりにも下らない対立だ。犬も食わない最低な喧嘩を止めたのは……額に血管を浮き上がらせた男性教師。
 筋肉隆々で、ジャージを纏い、竹刀を握り締める大柄な男性。
 彼は、剣道部の顧問だった。
 そして、ここに集まる彼らも……剣道部の部員なのである。
「毎回、喧嘩するなら……そもそも集まるな! 部活動にちゃんと出ろ!!」
 正論である。
 ぐうの音も出ない意見だ。
「いや、でも……モン娘が……」
「エルフが……」
「主人公とヒロインのイチャラブ・王道ファンタジーが……」
「自分に惚れた複数の女の子とのハーレム無双人生が……」
「現実を見ろ! そんなことは絶対に起きないから!! 物語の主人公に憧れるな、馬鹿者!!」
 都合のいい空想に耽る未熟な少年たちを、大人の彼が一喝する。
(――俺だって、自分のことをワシと言うロリババァとイチャイチャする人生を過ごしたかった。……けど、諦めろ! 現実をしっかり見据えるんだ!!)
 因みに、彼は合法ロリヒロイン――。所謂、ロリババアと呼ばれる見た目は幼く、中身は数百年生きている人外娘が好きだった。
 大好きだった。
 ただし、この男性教諭の場合は空想を空想として切り捨てているため……。
今では同じくロリババァ好きなオタク系美女と結婚していたのだ。
「……メェーンッ!!」
 その時である。若く未熟な少年たちを叱っている最中、心地いい掛け声が聞こえて来た。
「ほら! お前らも、吉沢を見習え! そしたら、モテるぞ!!」
 換気のため開けていたドアの向こうへと、少年たちの視線を誘導する剣道部顧問。
 掛け声の主は、この部の主将。
 吉沢透也であった。
「きゃー、吉沢くん」
「かっこいいっ! 惚れちゃうっ!!」
「せんぱーいっ♪」
 突如として沸き上がる黄色い声援。
 体育館の隅にいたのは、部員ではない複数の女子生徒。彼女たちは……何と吉沢透也のファンクラブの人間であった。
「いやいや!! あいつと俺たちとを比べないでくださいよ!?」
「先輩の言う通りです! 女子にモテて、恰好良くて……文武両道!! なんですか、あれ!? あのリアル主人公!!」
「あんな完璧超人……反則です!!」
「あんな人と自分を比べたら……ますます空想に逃げちゃいますってばぁ~~っ!!」
「ええい! 情けない! 情けないぞ、お前たち!!」
 やる気を出させる筈が、情けない泣き言を漏らす四人の少年たち。
 その一方で、彼らに注目されている本人――。吉沢透也はお面の中で、
整った形の眉を不快そうに吊り上げた。
(あいつら……勝手なこと言いやがって! …………はぁああ)
 先輩たちを抜き去り、剣道部主将。
 生徒会副会長も務めており、学園の成績は上位に必ず入っている。
 しかも、勝手に自身のファンクラブが出来てしまうほど、彼は何もしないでも女性に好かれていた。

(ちくしょう! なんで俺は……恋愛だけは上手くいかないんだよぉ、おおお~~ッ!?)

 だが、悩みを抱えていない人間などいない……。
 彼もまた若くて未熟な少年のひとりに、過ぎなかったのだ。

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