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投稿TS小説第141番 Blood Line (23)(21禁)

 真理はその日からリサが落ち着くまで、暫くマンションにいることを提案していた。どこの誰とも知らないけれど、放っておけないのも事実だった。それに真理の父親に頼めば、ある程度の人物特定も出来る。最終的にはその手を使う事も考えていた。
 当初、顔を真っ赤にして固辞していたリサだったが、強硬な姿勢の真理に押し切られてしまっていた。
 二人の生活はこうして始まった。リサが望んだ「普通の」かどうかは解らないが。
 しかし毎日の生活と言っても、リサは居候だし、働いている訳でもない。真理が研究所へ努めている間はマンションに一人だった。尤も、幹彦だった時も家族や周囲の人達から煙たがられ一人でいることが多かったのだ。それ程変わりはなかった。
(昨日は居間の掃除したから、今日は棚の上でも掃除しようかな。洗濯、もあるけど)
 一宿一飯の義理ではないが、家の中の事はリサがすすんでしていた。真理は気を使っているのか「しなくてもいいから」と言うけれど。
 慣れない掃除、洗濯、炊事は、時間が程良くあるリサにとっては「しなければならい」仕事になっていた。思わぬ失敗もあった。色柄物を白のブラウスと一緒に洗濯してしまい斑にしてしまった事もあった。苦笑いする真理に、何度もリサは頭を下げメモ帳に「もうしませんからゆるしてください」と涙ながらに書いていた。リサが幹彦だった頃にこんな失敗をしたなら、殴られ蹴られ、寒空に一人叩き出されていた。そんな経験からか、とにかく平謝りする事しか出来なかった。
 これに驚いたのは真理の方だ。確かにお気に入りのブラウスが妙な色合いに染色されていれば少しは腹も立つ。しかし、泣いて謝る程の事ではない。その畏怖の念がどこから来るのかと不思議に思ってしまう。しかし理由は直ぐに思い当たった。
(そう、か。この娘、何かにつけて酷い目に合ってたから、防衛策として身についちゃったのね)
 当たらずとも遠からずな答えを導き出した真理も泣きそうになってしまった。
「リサちゃん。そんなに謝らなくてもいいんだから。ブラウスなんて買えばいいし、次にちゃんと出来ればいいでしょ?」
 顔を上げたリサの目の前に、自らも目を潤ませている真理の姿があった。暖かい、慈愛に満ちた表情を見て、リサは漸く安心していた。そしてリサの(というより幹彦の)心は次第に真理に惹かれていった。
 それは幹彦が璃紗に抱いていた姉のような異性ではなく、異性を異性として見るというもの。恋愛の情とも言えた。
 そんな感情を持ち始めていたリサだったから、洗濯籠に無造作に放り込まれた真理の下着は刺激的だった。高ぶる心を静めてからでないと容易に触れもしなかった。しかしそのままにしておく事も憚られる。
(ぶ、ぶらじゃーとパンツ。真理さんの――)
 女性にさせられてからずっと、リサは女性用の下着など着けていなかった。ショーツは別として、ブラジャーなど着けている暇が無いほど犯されていたのだから。
 色々な想像を巡らせてしまう。トップの当たっている場所を見ていると、一緒にシャワーを浴びた時の事を思い出し、リサの鼓動と呼吸は速くなっていた。
 細身だと思っていた真理だったが、張りのある乳房はDカップ。璃紗の身体を自分の身体として見慣れているとは言っても、女性の裸を直に目にすると、幹彦の部分が刺激されてしまった。
 白い胸元まで真っ赤に染め、顔を伏せると視線の先には真理の下半身があった。普通の、黒い茂みを見ると、身体の芯が熱くなっていった。
(だめだだめだだめだっ。変な事考えちゃ。まともに真理さんの顔見られなくなっちゃうだろ)
 真理のブラジャーとショーツを握りしめながら、リサはシャワーを浴びた夜の事を思い出していた。自分があらためて男だと言うことを認識していた。布団にくるまり目を瞑ると、網膜に焼き付いた真理の裸が浮かび上がってきた。肌にかかった水が玉となって落ちて行く様に、リサの身体は疼き何かを求め始めていた。
(真理さん……)
 本当なら、固く屹立した物を握って、扱いて、イキたい。しかしそれは果たせないのだ。璃紗の身体では。
 するすると右手を股間にやり、ソレが無い事を思い知った。
(璃紗さんの身体じゃ、真理さんとは出来ない……それに――)
 散々犯された身体は、鹿島の精液の匂いが染みついている気がした。実際にはそんな事はないけれど、汚ささえ感じてしまう。
 鹿島に犯される前のリサは、性的には未成熟な十五歳の少年でしかなかった。女性の身体がどうなっているか、セックスはどんなものか、想像の範囲を出なかった。しかし訓練と称した強烈なレイプ体験は、それがどんなモノか実体験を通し既に経験している。多少歪んでいるが。
 その、リサの中にある性的欲望は、かつて「抜く」事で昇華されていたけれど、どんどん心の中に澱のように溜まっていた。
(ん、濡れてきた?!)
 どうにもならない欲求が、リサの奥から粘液を湧き出させて「何とかして」と悲鳴を上げてその存在を主張した。意識的か無意識か、リサは下ろした手を割れ目に宛って優しく動かす。
(ん、んふっ)

<つづきはこちら>

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