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【投稿小説】第二次性徴異常発育症候群 性転換症 第六話 女の自覚
作 kyosuke
菜緒は女性になったと自覚したのはトイレにてナプキンを取り換える時だ、姉の彩音が色々とアドバイスをしてくれた。目覚めた瞬間の大量出血なら誰だって驚くな……姉や藍も初潮の時はいきなり来たので可也焦ったと言われた。
「ナプキンは流さないと……」
使用済みナプキンを小さなゴミ箱にいれる。下水が詰まって原因が大量のナプキンだったと言う話も聞いた事もあるが……だからトイレ横にある小さなゴミ箱の役目が分かり菜緒は個室にあるトイレを後に出た。なお第二次性徴異常発育症専用病棟は外来患者やお見舞い客を想定して男女別にトイレがある。これには誤って男性トイレに入らない様にするリハビリも兼ねているとか……特に菜緒の様に成人近い年齢での性転換症発症者はケースが少ないが残留ナノマシンによる発症となると遺伝子組み換え作物用ナノマシン使用に関しても研究や商品化の影響が出て来る可能性もある。多額の金が頭上を飛び越えいるだけに関係者にしてみれば気が気でない。工作員への対応策も想定通りに進んでいる感じで流石に日本とこれ以上問題を抱えると有事の際にどんな悲劇が待っているのか理解はしている。
「あっ、菜緒さん」
「一ノ瀬さんも……」
隣部屋の一ノ瀬 玲、彼女も性転換症発症し眠りから覚めて数日が経過し昨日の検診の際に知り合った。それにしても胸が凄い……藍や姉も落ち込むほどに。
「オートコンビニ?」
「……シャーペンの芯が無くなった」
彼女にも課題が出されており昨日の夕食後にチラッと見たが問題は無い、文具もある程度揃っているのも利用客に学生が多いのである。
「菜緒さんぅて成人に近い状態で発症ですよね?」
「彼女の場合は少々特殊なんだよ、うん……育ったなぁ、リーナよりもデカイ」
「楊博士……どうしてここに?」
如何にも台湾系と言う感じの年配の男性に玲は驚く。確か幼馴染の父親と言う事であるが……。
「君の爆乳と楠瀬さんに起きた急速再生による性転換症を研究にね……暫くは息子共にここの医大の研究室を間借りして解析さ」
菜緒は苦笑する、この方は遺伝子研究と解析でも世界有数の猛者だ。
「あの粉塵爆発の重症者……」
「この前まではピラミットのミイラと同じだったのさ」
程良く会議室が開いていたので使わせてもらった。
「あの時急速な爆発に巻き込まれた、意識は飛んでしまってね。気が付いたのは病院のベットの上、更に男〇器は無いって分かった」
菜緒は踏ん切りがついたとは思えない。だが性転換症は前兆を見逃せば心構えができる前に発症するのだ。個人差があるが……。
「治験のナノマシンでも男〇器が再生できない事は藍にも分かっていたからね……」
「これって裁判どうなるんですか?」
「そこは前例は無いが“楠瀬 直也と言う男性を殺した”と解釈すれば重罪になるな……」
楊博士は研究者であるがある程度は法律面にも明るくないとやっていけないのである。
「カラーパウダーマシンの管理は自分にありましたから……自分にも過失があります」
菜緒は検察にそう告げている。最もあのデバイスでのやり取りでも同じ事をしたのだが言葉の方が説得力があるのだろう。
菜緒は女性になったと自覚したのはトイレにてナプキンを取り換える時だ、姉の彩音が色々とアドバイスをしてくれた。目覚めた瞬間の大量出血なら誰だって驚くな……姉や藍も初潮の時はいきなり来たので可也焦ったと言われた。
「ナプキンは流さないと……」
使用済みナプキンを小さなゴミ箱にいれる。下水が詰まって原因が大量のナプキンだったと言う話も聞いた事もあるが……だからトイレ横にある小さなゴミ箱の役目が分かり菜緒は個室にあるトイレを後に出た。なお第二次性徴異常発育症専用病棟は外来患者やお見舞い客を想定して男女別にトイレがある。これには誤って男性トイレに入らない様にするリハビリも兼ねているとか……特に菜緒の様に成人近い年齢での性転換症発症者はケースが少ないが残留ナノマシンによる発症となると遺伝子組み換え作物用ナノマシン使用に関しても研究や商品化の影響が出て来る可能性もある。多額の金が頭上を飛び越えいるだけに関係者にしてみれば気が気でない。工作員への対応策も想定通りに進んでいる感じで流石に日本とこれ以上問題を抱えると有事の際にどんな悲劇が待っているのか理解はしている。
「あっ、菜緒さん」
「一ノ瀬さんも……」
隣部屋の一ノ瀬 玲、彼女も性転換症発症し眠りから覚めて数日が経過し昨日の検診の際に知り合った。それにしても胸が凄い……藍や姉も落ち込むほどに。
「オートコンビニ?」
「……シャーペンの芯が無くなった」
彼女にも課題が出されており昨日の夕食後にチラッと見たが問題は無い、文具もある程度揃っているのも利用客に学生が多いのである。
「菜緒さんぅて成人に近い状態で発症ですよね?」
「彼女の場合は少々特殊なんだよ、うん……育ったなぁ、リーナよりもデカイ」
「楊博士……どうしてここに?」
如何にも台湾系と言う感じの年配の男性に玲は驚く。確か幼馴染の父親と言う事であるが……。
「君の爆乳と楠瀬さんに起きた急速再生による性転換症を研究にね……暫くは息子共にここの医大の研究室を間借りして解析さ」
菜緒は苦笑する、この方は遺伝子研究と解析でも世界有数の猛者だ。
「あの粉塵爆発の重症者……」
「この前まではピラミットのミイラと同じだったのさ」
程良く会議室が開いていたので使わせてもらった。
「あの時急速な爆発に巻き込まれた、意識は飛んでしまってね。気が付いたのは病院のベットの上、更に男〇器は無いって分かった」
菜緒は踏ん切りがついたとは思えない。だが性転換症は前兆を見逃せば心構えができる前に発症するのだ。個人差があるが……。
「治験のナノマシンでも男〇器が再生できない事は藍にも分かっていたからね……」
「これって裁判どうなるんですか?」
「そこは前例は無いが“楠瀬 直也と言う男性を殺した”と解釈すれば重罪になるな……」
楊博士は研究者であるがある程度は法律面にも明るくないとやっていけないのである。
「カラーパウダーマシンの管理は自分にありましたから……自分にも過失があります」
菜緒は検察にそう告げている。最もあのデバイスでのやり取りでも同じ事をしたのだが言葉の方が説得力があるのだろう。
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