FC2ブログ

Latest Entries

投稿TS小説第141番 Blood Line (26)(21禁)

(ああ、ダメなのに! こんなコトしたらダメなのに!)
 毎日何度も犯されたリサの身体は、ちょっとした刺激がトリガーとなって肉欲を渇望してしまう。頭では止めたいのに、指が官能を求めて止まらない。
(あひぅ! もうヤダっ、止まんないっ、真理さんがっ、真理さんと! はぁあっあっ、ん!!)
 激しく出入りする指は、自分を犯す真理の物でもあり、真理を犯す自分のモノでもあった。自分と真理をオーバーラップさせればさせるほど興奮が高まって、敏感になっていく。
 止められない性欲に一抹の不安と怖さを感じながらも、リサは二度目の頂点へと一気に抜けていった。
(……はぁっはぁっ、ん、まだ、欲しいよぉ――真理さんっ)
『真理さんっ』
「えっ? 誰っ?」
 もう寝ようかとベッドに入っていた真理の耳に、自分を呼ぶ声が聞こえた、気がした。リサの他は誰もいないし、そのリサも声は出せない。声の主が誰なのかと、振り返ったけれど当然誰もいない。
(幻聴? やだな、相当疲れてんのかしら。にしては妙にはっきり聞こえたけど……)
 その声がリサの能力によって発せられたものだとは思いもしない。勿論リサ自身、無意識の内に能力を使った事を解っていなかった。
 少し気になった真理が扉を見つめると、ノブがゆっくりと回っていく。薄暗い部屋の中、まるでそこだけスポットライトを浴びたように、真理の目に入ってくる。
(え? え?)
 冷水を浴びたように、一瞬のうちに汗が噴き出して、パジャマの背中をべったりと湿らせていた。これまで感じたことのない不安が、真理の鼓動を高ぶらせる。身を固くして瞬きもせず、息を殺してドアを凝視していた。
 音もなく開くドアの影から、そこだけ白く刳り抜いたように、リサの姿が現れた。大きめのTシャツだけ着ている姿は真理の目から見てもエロティックだった。
 安堵の吐息を漏らし、真理が口を開いた。
「――もう、びっくりするじゃない。ノックは必要、どうしたの?」
 とぼとぼと近づいて来たリサの顔は、思い詰めているように見えた。じょうたい上体を起こした真理の胸に、「どん」とリサが飛び込んでいた。
 声もなく真理にしがみつき泣くリサに、真理はこれまでの体験がフラッシュバックを起こし怖くなったのだろうと推察していた。それ故にリサをぎゅっと抱きしめていた。
「……大丈夫だから。ここは女だけしかいないでしょ。怖くないよ。――今夜は一緒に寝ましょう」
 リサは持て余す程の肉体の欲求をどうしようも出来なくなって、真理の部屋のドアを開けていた。真理の豊満な胸に顔を埋めると、最初は気持ちよかったし心も安定したと思っていた。しかし、次第に増殖していく不埒なイメージは、欲求を満たせない身体は心を支配していく。
 そして、真理の発した「寝る」という言葉。散々鹿島と「寝て」いたリサにとっては、セックスに直結する言葉になっていた。


 抱きしめられていたリサが反対に真理を抱きしめる。強くはないけれどしっかりと。上体を起こして抱いていた真理はそのまま後ろへ倒れ込んでいく。真理が自分の谷間をのぞき込むと、燃えるような紅い瞳がそこから射抜くような視線を送っていた。
(あ、ちょっ、なに?)
 荒い息づかいに濡れた瞳。ただ、怖いから、そういう理由ではなく部屋を訪れた事に、漸く真理は気付いた。しかし腰の位置に体重を乗せられてしまったために、動く事ができない。
 リサの唇が動く。
(? 『真理さん』、て言ってる? ん? 『すき、です』? え? ええ?)
 その告白が果たして合っているのかよく解らないけれど、状況的にも唇の動きもそうだとしか真理には思えない。
「リ、リサちゃん? あーあのね、あたしは、ほら、なんて言うか――」
 レズじゃないんだから、と、拒絶の言葉を言おうにも真理には声に出来なかった。救いが欲しいと真理を求めてきた真美とリサの姿がダブっていく。完全なる拒絶がもたらした結果は、真美の死という形になって帰ってきた。それをまた繰り返したくない。
 ただ、何かを察したのか、覆い被さるリサの表情が変わった。離されると思ったのかリサの顔が真理の目の前に近づいていた。真理も良くしっている情欲の熱を帯びた視線がまとわりつく。ふと視線を落とすと、Tシャツがツンと押し出されているのが見え、そしてリサの腰はほんの少しだけれど、真理の下腹部に押しつけられていた。
 性的に欲情している同性に組み伏せられているなんて、真美にされて以来だった。身体を捩りそこから抜け出そうとするけれど、何故か腕に力が入らない。力を入れようとしてもうまく出来ない。
「リサちゃん、ね、ちょっとだけ放してくれる? 少し話をしよ。ね」
 焦り加減でリサをなだめようとするけれど、リサは聞き入れていないようだった。
(真理さん、僕は話せないんだよ? 知ってるじゃないかっ)
 リサもせっぱ詰まっていた。そして真理の言いようにも少し腹が立った。大体話をするなんて時間稼ぎでしかない。身体が疼いて、もうショーツの中はトロトロになっているのに。我慢にも限界があったし、既に愉悦に脳までとろけている状態になって、あまり正常な判断も出来ていない。
 リサの両手が真理の頬に添えられた。真理の目の前にリサの顔がどんどんと大きくなってくる。鼻がくっつく距離まで来たとき、リサの舌が真理の唇を舐め上げた。
「?! んっ……」

<つづきはこちら>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://okashi.blog6.fc2.com/tb.php/3086-2da1cfbe

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

 

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2020-10