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【投稿小説】とある冒険者の受難 第7話(最終話)

作:馬耳エルフ
イメージイラスト&挿絵 えたみ https://twitter.com/eta_64

【投稿小説】とある冒険者の受難 第1話 
【投稿小説】とある冒険者の受難 第2話 
【投稿小説】とある冒険者の受難 第3話 
【投稿小説】とある冒険者の受難 第4話
【投稿小説】とある冒険者の受難 第5話
【投稿小説】とある冒険者の受難 第6話

しばらく経ったある日のことである。
潮は買い出しのため、街に出かけていた。
いつも通り、潮の姿を見つけた街の人間は潮に向かって手を振ったり、声をかけたりしてくる。
今や湊潮はこの街では知らぬ者がいないほどの名うての冒険者として名を轟かせていた。
国の軍隊すら手を焼くほどの力を持った魔物を見目麗しい美女が次々と仕留めている話は大衆にとって興味の的だった。
そのため、潮の存在は冒険者界隈のみには収まらず街に住まう人々の間で噂となり、いつしか彼女の人気は凄まじいものとなっていた。
魔物討伐に赴く際の露出過多な出で立ちもいやらしい格好とは受け取られず、むしろ神秘的で浮世離れした姿であると肯定的に受け止められているようだ。
しかし当の本人はそんなことには全く関心が無かった。
潮が心の底から求めているのはただ一つ、息子であるロニの幸せだけだったからだ。
最近になってロニの様子が変わり始めたのだ。
まず、以前までは夜泣きやぐずることが多かったのだが最近はそういうことも少なくなってきたのだ。
さらに、最近では一人で歩き回るようになった。まだ言葉も満足に喋れないし、危なっかしくて目が離せないがそれでも成長を感じられて嬉しかった。
ロニの成長は、今や潮にとって生き甲斐そのものとなっていた。


潮は馴染みの食料雑貨店を訪れていた。少年の頃から顔なじみの、面倒見の良い主人が商う馴染みの深い店だ。
「こんにちはー」
店内に入ると店主の男が出迎えてくれた。潮にとっては幼少から目をかけてくれた気のいいオヤジだ。
「おう、潮ちゃん!今日も買い物かい?」
「はい、ちょっと日用品と食料を」
そう言って商品を物色する潮だったが、不意に後ろから尻をなぞるような視線を感じた。振り返るとそこにはニヤついた笑みを浮かべる店主がいた。
どう見てもこちらを性的な眼差しで見ているのがありありと分かる表情をしていた。
この主人も悪い人間ではないことは十分に理解していた。昔から奥さんに頭が上がらず真面目に商売を営むどこにでも居そうな男であることは知っている。
馴染みの深い男ですらこうも雄の部分が鎌首をもたげるのかと辟易してしまう。
もし、自分の正体がここによく買い物に来ていた青年だと知ったらこの主人はどんな顔をするだろう。
きっと、驚きと戸惑い混じりの奇妙な珍獣を見るような目を向けてくるに違いない。
潮は少し憂鬱になりながら、品物を精算してもらうためにカウンターへと向かった。


家に帰り、買ってきた食材を整理していると2階からマロックの声が聞こえてきた。
どうやら、ロニのことを寝かしつけているようだ。
ロニが生まれてからというものマロックは積極的に育児に参加していた。
おしめの交換も着替えなどは勿論、ロニが体調を崩すと大慌てで原因を調べ持ち前の知識を武器に治療法を探すなど子煩悩な一面も見せていた。
潮もそんなマロックを見ていて微笑ましく思っていた。やはり、親は子供の前では良い姿を見せたいものだ。
当然、それを理由にマロックが自分にしたことを許すつもりはない。
ただ潮も、マロックがロニに対する愛情が深いことも知っていたため、複雑な心境であった。
ロニはマロックによく懐いていた。
この辺はさすがに父親と言うべきか、ロニを上手くあやしているのがよく分かった。
ロニが笑うと、自然と自分も笑顔になってしまう。
(この子さえ、ロニさえ幸せなら、後のことなんて些細なもんじゃないか)
今の生活は潮にとって望んだ環境というわけではなかったものの、不思議と充実感に満たされていた。
だが、潮はふとした瞬間に思うことがあった。
不本意にも女の体になりたての頃は、自身の肉体に感じる違和感に振り回されっぱなしだった。
それが、今ではすっかり慣れてしまった。むしろ生まれながらの女性と比べても遜色ないほど体が馴染んできた。
加えて、息子に対する底無しの愛情は毎日のように膨らんでいく一方だ。
ロニの世話をするのも楽しいし、家事や買い物に行くのも苦にならない。
むしろ、母として生きることに喜びすら感じている自分がいる。
潮は、この生活に満足しきっていた。しかし、それは同時に男の自分を蔑ろにしているのではないかという思いもあった。
もし自分が女として生きることを選べば、今まで築いてきた湊潮の人生は終わりを告げることになるかもしれない。
そんな不安を強引に頭の片隅に追いやり潮は夕飯の準備に取り掛かった。


それから数日後。
マロックと共に街を回り食料や日用品を買い込むため街道を移動していたときのことだ。
「つくづく思い知らされる。赤ん坊を育てるというのは難しい」
マロックが珍しく愚痴をこぼした。
「何かあったのか?」
「ああ、最近になってロニの泣く理由がさっぱり分からなくなってな。何とも悩ましい心持ちじゃ」
マロックが言うには、少し前にこういう事があったらしい。
ロニの泣き声がしたので、マロックはロニの寝ているベッドへと近づいた。
しかし、ここからが難題だった。
ロニは少し前に潮の乳を飲んでいるし、オシメを濡らしている様子がない。
病気や体調不良を疑ったが、その割には顔色も良好で体温も普通だった。
マロックは、ロニが寝付くまであやし続けたものの、結局その理由を知ることはできなかった。
マロック曰くロニは普段大人しいが、たまに突拍子もなく大声で泣き出すことがあるのだという。その時は決まってマロックが抱いても落ち着くことはない。
結局、その日はロニが完全に泣きつかれて眠るまであやし続けることになったのだという。
ロニが生まれてからというもの、マロックは睡眠時間を削ってでもロニと向き合ってきた。
ロニの成長は喜ばしく、マロックにとってもかけがえのない宝物のような存在だと思っている。
それでも、ロニのことを理解しきれない事実にマロックは暗澹たる気持ちになっているようだった。
「その時のロニに何か変わった様子はなかったか?」
「ああ、そう言えば体をくねらせるような仕草をしておったような…」
「他には?」
「顔を布団にこすりつけておったな」
「ああ、それはきっと痒みが原因だ」
「何?」
「当たり前だけど、赤ん坊は言葉で泣く理由を伝えられないから動きや表情で判断するしかない。体をこするのは手の届かない所、例えば背中が痒いから泣いてるんだと思う」
潮の説明を聞いて納得するマロック。
ロニは最近寝返りを覚えたばかりだ。まだ自分では上手く動けず、手を使って掻けないのだろう。
考えてみれば、分かりそうなことだがマロックにはこの答えに自力ではたどり着けなかった。
それとは対象的に、潮は状況の説明をしただけですんなりとロニが泣く理由を突き止めてしまった。
これは腹を痛めて産んだ人間と種を撒いただけの人間の差なのかは分からなかったものの、マロックは感嘆した。
「なるほど、そういうことだったのか。それにしても潮、お前さん鋭いもんじゃな」
「だからロニの世話は大変かもしれないけど頑張ってくれよ。俺もできるだけ協力はするつもりだ。これからもよろしく頼むぜ」
「ああ、こちらこそ頼りにしておるぞ」
二人はお互いの顔を見合わせて笑い合った。
「よし、それじゃあ気を取り直して買い物を続けますかね」
「うむ、今日は他に何を買おうとしておるんじゃ」
「そうだな……とりあえず、もう少なくなってきた香辛料と野菜を中心に見繕うか」
それからしばらくして。
二人は大量の荷物を抱えながら家路についていた。
「ふぅ、なかなかの重労働じゃったなぁ」
荷物持ちの役目を果たしていたマロックは腕を伸ばしながら言った。
そんなマロックの姿に潮は少しだけ温かい気持ちになった。
あの日の夜、マロックが潮にしたことを許すことは到底出来ない。
だが、それが原因で最愛の息子ロニと巡り合うことが出来た。
マロックも父親としての務めを果たそうと日々、育児に積極的に勤しんでいる。
もしも、このまま家族としての形を守れるのならそれはそれで幸せなのではないかと潮は思った。



その日は朝から強い雨が降っていた。
生憎の天気ではあったものの潮もマロックも特に依頼を受けておらず、また仕事があるわけでもない完全に休暇状態だった。
ロニはいつものようにベッドの上で寝息を立てている。
生後半年にも満たないものの、最近は行動範囲も広くなってきたため、そろそろベッドの柵に手を加えることが必要だろうかと思案していた矢先だった。
マロックが階段を降りてくる音が聞こえた。
どうやらロニの様子を見に来たらしい。
「おお、ロニは元気か?」
「ああ、よく眠ってるところだよ」
「そうか、それは良かった」
そう言ってマロックはロニに感慨深そうに視線を向ける。
どこか、父親としての自覚と責任を感じる表情だった。


「ロニの育児にも、ようやくお互い慣れてきたもんじゃな」
「そうだな、最初は右も左も分からない状態だったのに、今じゃお手の物、とまでは行かなくても余裕を持ってこなせるようになってきたな」
「これも全てお前さんのおかげじゃよ」
「いいや、俺は別に何もしてないぜ。ただ、ロニと一緒にいる時間が長いだけだ」
「その時間が大事だと、ワシは思うぞ」
「……」
「確かに、子育ては大変なものじゃがロニのことを見ていると不思議と頑張ろうという気持ちになれる。それはきっと潮が一緒にいてくれるからだとワシは思う」
「俺だってそうだ」
「ああ、だから感謝している」
潮は照れ臭くなって頭を掻いた。確かに、ロニを育てるにあたって色々と苦労したことは多い。
しかし、それでも苦労以上にロニと共に過ごす時間はかけがいのないものだと思っている。
潮にとって、ロニは大切な存在だ。そのきっかけが望まざるおぞましい出来事だったとしても。
ロニのことを考えると胸の奥が温かくなってくる。それが、母性というものなのかは潮にはわからない。
ただ一つ言えることは、ロニは潮にとってもマロックにとっても大事な存在であるということだけだった。それから、しばらく他愛もない話をした後、ふと会話が途切れる。
すると、マロックは潮に向かって唐突に切り出した。
まるで、何かを決意したような神妙な表情だ。
一体何を言うつもりなのだろうと、潮は身構えた。


「潮。2年前、お前さんが女になってからというもの色々あったな」
「……ああ」
潮はマロックの言葉の意図を掴みかねながらも相槌を打った。
「じゃが、ワシにとっては本当に幸せに満ちた日々だったと思う」
そう言うマロックの顔はとても穏やかで、どこか満足げなものに見えた。
そして、次に発せられた言葉は潮の予想を遥かに超えるもので、潮は一瞬、マロックが何を言っているのか理解できなかった。
マロックが口にしたのは、潮の想像を絶するものだった。
「潮。ワシの嫁になってくれ」
「な、何を言い出すんだ急に!」
「お前さんは女になって、自分の人生が大きく変わったと言ったな。それはワシも同じじゃ。お前さんが男であった時は考えられんほどの幸福を手に入れた」
「…本気で言ってるのか?」
「その中心には我らが息子ロニがいる。これからは女として、いや、母としてロニのために人生を仕切り直すのがお前さんにとっての幸せではないのか?」
「……」
潮は絶句した。まさか、マロックがこんなことを言うとは夢にも思わなかった。
2年前のあの日以来、潮の人生は大きく変化した。女になったことで、今まで経験したことの無い世界へと足を踏み入れた。
その変化の果てに腹を痛めて最愛の息子を出産して母としてロニを支える状況に至った。
だが、同時にそれは大きな代償を伴うものであった。ロニの母親になることと引き換えに、潮はやっとの思いで取り戻した男の肉体を自分の意志で失ったのだ。
その事実は潮の中で今も尚、黒い煙を生み出し燻り続けている。
そんな後ろめたさに付け入るようにマロックは続ける。
「お前さんほど息子のことを第一に考える母親など聞いたことがない。まさに聖母じゃな」
「聖母だと、男の俺が…」
「我が子の幸せのために生来の性別すらかなぐり捨てて母としての道を選んだお前さんを評するなら妥当な呼び名ではないか」
「違う。俺は単にロニが泣いてるのを放っておけなかっただけだ…。そんな大それたもんじゃない…」
「そんな気持ちが芽生えた事実こそがお前さんの心が母になった何よりの証拠。普通なら、自分の子を泣き止ませるためだけにそこまでのことはせんぞ」
「それは、そうかもしれないけど…」
「お前さんは誰が見ても立派な母親じゃ。だからこそ、もう一度考えてみてくれぬか?ワシと一緒に夫婦としてロニを育てないか?」
「……」
マロックの言葉は要するに、潮を自分の女にしたいがための詭弁にすぎないことは潮にもよく分かっている。
面倒なのは、ロニのためという大義名分をほのめかし断り辛い雰囲気を作っていることだ。
しかし、だからといってマロックの申し出を受け入れるわけにはいかない。
「断る。確かにあんが父親として頑張ってるのは認める、ロニだって可愛くない訳がない。でも、俺の中身は男なんだ。その意思まで捨ててアンタと身を固める気はない」
潮の答えは決まっていた。マロックに対してきっぱりと拒絶の意思を示した。
ここで甘い顔をしてしまえば、この先ずっと流されるままにマロックの言いなりになるしかない。それだけは避けなければならない。
潮はそう思ったのだが、次の瞬間、マロックはとんでもない行動に出た。
強引に俺に飛びつき、押し倒したのだ。


「なっ!?このっ!!」
背中から倒れ込んだ潮は必死になって自分に覆いかぶさってきたマロックをどけようと奮闘する。
長身の潮と小柄なマロックなら体格そのものは潮のほうが有利である。
だが、体重をかけて押さえつけてくるマロックを振り払うことはできなかった。
(クソッ!なんで振りほどけないんだよ!)
どれだけ藻掻いても、マロックの体はびくりとも動かなかった。まるで岩のように重い体を持ち上げることができない。
おぞましい過去の経験が潮の脳裏をよぎる。ロニを産むきっかけになったあの日の夜の出来事だ。
あの時も、なんとか抵抗して逃れようと試みたが結局何もできなかった。そして今、また同じことが繰り返されようとしている。
恐怖と絶望がフラッシュバックする。
自分の力ではどうすることもできない無力感が全身を支配していくような感覚に襲われる。
潮は、あの時の自分と同じ立場にある今の自分が情けなくて仕方がなかった。
そして、その感情が潮の思考能力を鈍らせていった。
マロックは、そんな潮の心情を見透かすかのように耳元で囁いた。
「どうした潮。冒険者たるもの自分の身は自分で守れんといかんと昔から口を酸っぱくして教えておったはずじゃが。ワシ一人にねじ伏せられるようでは、もはや冒険者としては失格じゃな。それとも、わざとかな」
「な、何を言ってるんだ…」
「ひょっとしたらお前さん、力ずくで抱かれるのを心のどこかで望んでおるのではないか?」
「違う!!そんなわけないだろうが!!!」
「ならもっと本気で抗ってみせい、ボヤボヤしているとまた身籠ることになるぞ」
「ふざけたことを言うな!俺はもう二度と子供なんか産まないぞ!」
「それはどうかのう……。お前さんはワシの子種を受け入れてロニを産んだ時点で既に母としての自覚を持ってしまった。その事実は変えられぬ。ひょっとしたら、もう無意識のうちにお前さんは自分の意志に反して孕まされることに興奮を覚えるようになているのかもしれんぞ?」
マロックの言葉に、潮の表情が凍り付く。その隙に、マロックの手が潮の胸元へと伸びてくる。
(嫌だ!やめろ!!)
潮は声にならない声で叫んだ。
だが、現実は非情である。無慈悲にもマロックの手は潮の乳房を服の上から力強く鷲掴みにした。
その瞬間、潮の体に電流が走るような衝撃が走った。思わず悲鳴を上げそうになる。
ロニを産んだことでさらに大きく成長した潮の大きな乳を乱暴に揉まれ、乳首が勃起してしまう。
体が熱くなり、子宮の奥が熱く疼いた。潮はどうにかして逃れようとするが、やはり無駄な努力に終わる。


「うむ、いい乳じゃ。服の上からも大きさとさわり心地がはっきりと分かるぞ。相変わらず素晴らしい大きさと弾力じゃのう」
「や、やめろ……。触るな……!」
潮の制止の声など聞こえていないかのように、マロックはひたすらに潮の豊満な乳房を弄ぶ。
その度に、潮の心の中で何かが崩れ落ちていく。
男として生きてきたはずの自分が女であることを受け入れるまいとする心が、マロックによって崩されていく。
やがて、マロックの指先が潮の乳首を探り当て、そこを摘まんで引っ張った。
「あっ……あぁっ……!」
乳輪ごと強く引っ張り上げられ、潮の口から甘い吐息が漏れる。
同時に、下腹部から熱いものが溢れ出すような感覚に襲われた。
「相変わらず感度抜群じゃのう潮ちゃんは。乳首もビンビンに尖らせておるようじゃしな。ほれ、そろそろ肌を見せてもらうとするか」
そう宣言したマロックは、すかさず潮の服を脱がしにかかる。
「さー、潮ちゃん。脱ぎ脱ぎしましょうねー」
「くそっ、やめろ!離せこの変態!」
「ほっほっほ。威勢だけは良いのう。しかしいつまで持つか見物じゃわい」
「うるさい!黙れ!俺は男だ!こんなことしてただで済むと思うなよ、馬鹿野郎!」
必死に抵抗する潮だったが、マロックの神速の手際の良さと器用な指先を前には焼け石に水だった。瞬く間に上半身の衣服を剥かれてしまう。
そして露わになったブラに包まれた大きな二つの膨らみを見て、マロックの顔が緩んだ。
一方の潮は、そんなマロックに恐怖を覚え息が苦しくなり、無意識のうちに呼吸を乱していた。
そのため、下着に覆われた巨大な双丘がマロックの目前でゆっさゆっさと揺れてしまう。
「おおっ!これはまた見事なものじゃのう。2つの巨大な山が躍動しとるわい」
「うぅ……見るな……」
「なんじゃ?恥ずかしいのか?なら、これはどうじゃ」
「ひいっ!」
顔を真っ赤にして震えながら俯く潮の様子を見たマロックは、ニヤリと笑みを浮かべると、胸に顔を埋めてきた。
ブラの上からではあるがマロックが顔をグリグリと動かしてくる感触は潮の体を電流のように駆け巡った。
「もう乳首が硬くなっておるぞ。これでは口でどんなに嫌がっても説得力がないのう」
マロックを押しのけようと必死で潮は暴れたが上手くいかなかった。それどころか、その意趣返しと言わんばかりにマロックの愛撫は激しさを増している。
「うああ……や、やめてくれ……」
「ん~?なんと言ったのかな?」
「やめて……ください……お願いします……。それ以上されたら、変になる…」


「ふむ、仕方ないのう。そこまで言うなら止めてあげようか」
乳房に押し付けてた顔を上げ、それと同時に潮を押さえつけていた腕力も緩んでいくのを感じる。
潮はホッと安堵の表情を見せた。
だが、その次の瞬間、マロックの顔が潮に接近して唇を重ねた。
「んぐ!?」
突然のことに驚く潮。
だが、そんな潮の驚愕などお構いなしにマロックはそのまま舌を差し入れてきた。
「ん……ちゅ……れろぉ……ぢゅぷ……ん……っ」
歯茎の裏から上顎にかけて舐められ、唾液を流し込まれる。
それを飲み込むしかなかった。
さらに、マロックは潮の口腔内を隅々まで犯していく。
マロックの舌は潮の小さな口を蹂躙し尽くした後、今度は潮の舌へと絡みついていった。
ぴちゃ……じゅる……という淫靡な音が響き渡る中、潮は抵抗できずされるがままとなっていた。一方、マロックのほうは、潮の口内の味を堪能しつつ、ブラの上から両手で潮の大きな胸を揉みしだいていく。
「ん……っ……ん……ッ」
強引な接吻による口内の蹂躙と乳房への愛撫の同時進行は少しずつではあるが確実に潮の抵抗の意思を削りつつあった。
潮はキスされながら、ぼんやりとした意識の中で自分の体が熱く火照っていくのを感じていた。
潮の頭の中では警報が鳴り響いていたが、それは理性ではなく本能の部分で警鐘を鳴らしているものだった。
このままだと間違いなく、またマロックの子を孕まされることになる。
何とかして、逃げなければ。


あの夜、マロックに抱かれたときとは状況が違う。自分は拘束されているわけではない。
潮は意を決して気力を奮い立たせ、ありったけの力でマロックを突き飛ばした。
自分に乗りかかり、キスをしながら胸を揉みしだいていたマロックを何とか引き剥がすことに成功する。
上半身はブラを身に着けているのみという出で立ちではあるが、今はそんな事にこだわってはいられない。
とにかくマロックから逃げるため立ち上がって部屋から出ようと扉へ向かおうとしたその時だった。
「えっ。うわあっ!」
マロックに足首を掴まれた潮はそのまま引っ張られ床へ倒された。
まずいと思ったときにはもう遅かった。そのまま一気にマロックの方へと引き寄せられた。
仰向けに倒れた状態で、マロックに覆いかぶさられるような体勢になったのだ。
「元気なもんじゃな潮。余計に気に入ったぞ。それくらい体力に恵まておった方が健康な赤ん坊を沢山産んでくれそうじゃ」
そして―再びマロックによって唇を奪われた。しかも、先ほどよりも激しいディープなものだ。
マロックの舌が潮の口の中を犯し尽くす。
潮は必死になって先程のようにマロックを押しのけようと試みたが、マロックの力には敵わなかった。
マロックの舌が潮の舌に絡まりつく。ねっとりと濃厚な動きで潮の舌を絡めとり、擦り上げてくる。
まるで、潮の体は自分の所有物だと宣言しているかのような傍若無人な舌の動きだ。
互いの舌が溶け合うかのような感覚が潮を襲う。息苦しさと快感が入り混じった奇妙な感覚が駆け抜ける。
やがて、マロックがゆっくりと二人の唇の間に銀糸が引かれる。
「もう、やめてくれ…。頼む…」
「その蕩けきった顔、たまらんな。」
「お願いだから……」
「駄目じゃ。お前さんはワシのものになるんじゃ。ほら、もっと気持ちよくしてやるわい」
そういうとマロックは潮のブラジャーに手をかけ、一思いに引きちぎるようにして外した。
「あぁ……っ」

ブラのカップから解放された大きな胸がぶるんっと揺れた。
露になる大きな乳房。重力に逆らうようにツンと上を向いていた。潮の白く柔らかそうな双丘の先端にあるピンクの突起は既に勃起しており、その存在を主張している。
間違いなく平均的な成人女性より遥かに大きいであろう2つの大きな山の存在に思わずマロックは生唾を飲み込んだ。
そして、舌をぺろりと出し舌なめずりする姿に潮は血の気が引いていくのを感じた。
「何度見ても素晴らしい乳じゃ。思う存分堪能させてもらうぞ」
マロックは潮のむき出しになった乳房へ突っ込んできた。あっという間に、2つの球体の間にマロックの顔が埋まった。
「嫌だっ、やめろぉ…。くうっ、ひゃん!」
必死にマロックから逃れようとする潮だったが、マロックは捉えた獲物を逃さないとばかりに強く抱きしめてきた。
その力でマロックの顔が胸の谷間へと深く埋まっていく。
「いい匂いじゃ。潮の乳の香りは最高じゃのう。それにこの弾力……堪らぬな」
「ふぅん、うう……は、離せぇ……!くそ、こんなの……あん……ッ!」
マロックは自分の顔を挟み込むように潮の両乳を寄せていく。顔全体で潮の乳房を夢中で堪能し始めた。
さらに、顔を左右に動かしながら、乳首を甘噛みしたり舌で転がして味わったりする。
敏感な箇所への刺激に潮の声に甘いものが混じり始める。
しかし、それでもなお抵抗しようとする潮に対してマロックは嗜虐心を覚えたのかさらに強く吸い付き始めた。
ちゅうちゅぱ、と音を立てながらマロックは潮の大きな胸にしゃぶりつき続ける。
マロックが動くたびに、豊満なバストがぷるるるんと激しく上下した。
「ああっ、もう、だめ…!!」
「どうじゃ?ワシの乳責めは。なかなかのもんじゃろう?」
「うぐ、は、離れ…て…くれよ……!!は、早く…、は、離れて…くれないか…っ、うう…んっ!」
「何を言うか。まだ始まったところではないか」
そう言うとマロックは再び潮の胸元に顔を埋め、今度は乳首を口に含んだ。
そのまま舌先でチロチロと乳頭を舐め回す。
同時にもう片方の乳房に手を添え、揉みしだいたり、指で摘んで引っ張ってみたりした。
「このっ、そんなに強くっ…変なとこ、いじるなっ…。放せっ…。あ、熱い…」
「お主の乳は大きさも敏感さも人一倍じゃな。ちょいと愛撫すればこうされるとすぐに感じてしまうんじゃったな。どれ、もっと可愛がってやるとするかのう」
マロックは潮の乳輪に沿って舌先を走らせる。円を描くようにゆっくりとなぞり上げ、時折乳頭に触れる。そして、また反対側も同じようにして乳肉全体を味わい尽くす。
その度に潮は身体をビクビク震わせ、口から喘ぎ声を漏らしてしまう。
やがて、潮の顔がぼんやりと蕩けきったのを確認したマロックは総仕上げとばかりに潮の大きな乳房を寄せ上げて、両の乳首をすぐそばまで持ってきた。
潮はこの状況には覚えがあった。以前、バニーガールの衣装を着せられた際に似たような事をマロックにされた思い出が蘇った。
「なっ!?まさか……ま、待ってくれ……それはっ……ああぁっ!!!」
次の瞬間、マロックは大きく口を開けて潮の左右の乳首を同時に口に含み、思い切り吸ってきたのだ。
「やめろっ……乳首、吸うな……はうううん……!!!」
乳首を吸引されると同時に潮は大きな乳房をぶるんっと揺らしながら仰反る。マロックは潮の反応を楽しむかのように、緩急をつけて乳首を吸い続けた。
そして、潮の両乳から母乳がマロックに口の中に流れ込み出しているのを潮は感じた。
乳腺が刺激され、母乳がマロックによって搾り取られ続ける。
マロックに胸を吸われるのも母乳を飲まれるのも初めてではないが、愛しの息子・ロニの腹を満たすための乳をマロックに性欲の赴くまま貪られている状況に血の気が引いた。
自分の体液を飲ませているという事実に潮は激しい羞恥心と屈辱感を覚えていた。
しかし、マロックはそのことに構わず潮の乳を吸い続けていくうちに次第にその勢いを強めていった。


「ああっ……!!も、もう……出るな……!出ちゃう……ぅっ……!!!」
潮は必死に抵抗するものの、マロックの力強い腕からは逃れられない。
それどころか、逆により強く抱き寄せられてしまった。
「ふむ、やはり美味いのう。潮ちゃんの母乳は最高じゃ」
マロックの言葉に潮は思わず顔を赤らめる。だが、マロックはそれを見てニヤリと笑うとさらに乳を激しく責め立ててきた。
「ほれ、まだまだ飲み足りないぞい。もっともっとワシのために乳を出すがよい!」
「ひゃう……んっ……!!そ、そんな……強く……す、吸わないで……くれぇ……」
マロックは潮の乳房を強く吸い上げると、そのまま潮の乳首を口に含んだ状態で歯を立てて甘噛みしてきた。
そして、そのまま容赦なく乳輪全体をかぶりつくようにして潮の乳を吸い上げた。
「んんっ……!!あ、ああ……っ!!い、痛いっ……!!は、離して……くれっ……!!お、お願い……だか……らっ……!!んっ……!」
あまりの激しさに潮は痛みすら感じていたが、それでもなおマロックの乳への執着は収まらなかった。
むしろ、潮の苦痛の声を聞いてより一層興奮しているようだった。
そしてついに、潮の乳首の先端から大量のミルクが吸い出され、それをマロックが喉を鳴らしごくごくと飲む。
それを見たマロックはさらに力を込めて潮の乳房を思い切り揉みしだいてくる。
潮はもはや抵抗する気力を無くしており、ただひたすらマロックのされるがままにされていた。

「ふう、美味いぞ。お前さんの母乳は。さて、そろそろ仕上げにかかるか」
マロックは潮の下半身に手を伸ばしスカートを掴み、強引に脱がした。
ショーツ1枚になった潮を満足げに見下ろすと、今度はその股間に手を伸ばす。
潮は最後の砦である下着を脱がされるまいと、朦朧としていた意識で必死に両手を使って押さえたが、それも虚しくあっさり引き剥がされてしまった。
潮は全裸になり、荒い呼吸に合わせてその大きな乳房が揺れ動く。その光景はまさに絶景であった。

「あ、ああ…。もう、やめて…」
「何を言っとるんじゃ?ここからが本番じゃろうが。さぁ、たっぷりと体を重ね合おうではないか」
そう言うとマロックは潮の両足を大きく広げさせ、その間に自らの体を滑り込ませた。
「ひっ……!?ま、まさか……!!」
「潮。ロニに弟か妹を作ってやろうな」
マロックはそう言うと、一気に自分のモノを潮の中へと差し込んだ。
「んぐぅ……っ……!!!」
突然の強い圧迫感と異物挿入による不快感に悶えた。そのまま激しく腰を動かし始めるマロック。
潮にとって、この感覚は初めてのことではない。1年前にロニを身籠ったあの夜と同じだ。
愛する息子を授かったあの夜の記憶を思い出してしまい、思わず涙を流す。
そしてマロックの往復の果てにその時は訪れる。

「潮、出すぞ……!しっかり受け止めるんじゃぞ……!」
「い、嫌だっ中だけは……!!お願ぃ…っ……!!ああっ…!」
潮の臍の下あたりに生暖かい間隔が広がる。マロックが種をばらまいた証拠だ。
その後のことは潮はよく覚えていなかった。かろうじて記憶にあるのは胸も尻もむしゃぶられ続け何度も子種をばら撒かれたことだけだった。
すべてが終わった後に呆然とする潮に対し、マロックは優しく唇を重ねてきた。
そして耳元で囁く。
潮よ、愛しておるぞ。生涯、添い遂げよう……
潮は泣きながら答えた……俺だってずっと前からあなたのことを慕っていたんです、師として、父として、男として。と―――


そして数日後の真夜中。潮はマロックに連れられて深夜の教会に2人きりで訪れていた。
教会に誰もいないことを確認したマロックは魔術【クロスワップ】を発動させた。
その瞬間、潮の着ていた洋服がマロックの用意した服装へと変異していく。
瞬く間に潮の服装は様変わりしていた。
透き通るヴェールを頭に被り、体には花嫁衣装を想起させる上質で細いレースをあしらった純白のセクシーなランジェリーを身につけていた。
その瞬間、湊潮の異能は発動する。
どれほどに卑猥で露出度が高かろうが、これは花嫁衣装。己と添い遂げる男性との新たな門出を祝うための服装。
潮は着用した花嫁衣装の性能を引き出すように従順な純白の新妻の心境に変わっていた。
「おぉ……なんという美しい姿じゃ。まるで女神様じゃな」
「ありがとう旦那様。でも俺は男だから、この格好はちょっと恥ずかしいんだけど……」
「何を言うか。お前さんは女じゃ。ワシの妻となる女性なんじゃからのう。ほれ、近う寄れ」
「うん…」
2人は教会の祭壇の前で向かい合うように立った。そして、互いに正面から抱きしめ合った。
互いの体温を感じ合い、鼓動の音を聞き、肌の柔らかさを確かめるかのように強く抱き締めあった。
身長差から、マロックは潮の胸に顔を埋める形になりその柔らかさを堪能するような強い抱擁だった。
それと同時に腰に回されたマロックの手は潮の肉厚で大きなお尻を揉みしだく。
身も心も花嫁になりきった潮ですら怒りを感じる所業だったが、その怒りすらも次の瞬間にはすっかりと消滅していた。
やがてどちらとも言わず、自然と顔を近づけていき、口付けを交わした。舌を絡めあい、唾液を交換しあう濃厚なキスだ。

えたみ大0727


「前にも言ったけど、俺のことを好きにするのは構わない。ロニのことを裏切るような真似だけは絶対に許さないからな」
「分かっておるわい。ワシはお前さんとロニ、両方を愛しておるんじゃ。どちらか片方だけを選ぶことなどありえん。安心せい、潮。お前さんは永遠にワシのものじゃ。誰にも渡さぬし、離さぬぞ……」
「ロニを愛してくれるなら、守ってくれるなら、アンタの手籠にでもなんにでもなってやる。これが俺の意地だ」
そう言って潮は再びマロックと熱い接吻を交わすのであった。
後ろ向きながら、潮はマロックと添い遂げる道を選んだ。全ては生まれた子供ロニの為。
マロックへの愛想は既に失せてはいたが、なおも潮は母として生きることを選んだのだ。マロックは自分の子供を健やかに育てるための手助けの手段にに過ぎない。
しかし結局、マロックの妻となったことで生涯を通じて10人の子供を授かることになる。
そのいずれも冒険者として大成していき、卓抜した存在として名を轟かせていくこととなる。
そして、産みの親たる湊潮は戦乙女の武具の力を用いて数多くの精強な魔物を討伐することに成功する。
己の圧倒的強さと美貌、そして息子たちの優秀さが潮の名声を死後も永遠のものとし、冒険者界のゴッドマザーとして遥か後世まで語り継がれる存在となったことはまた別の話である。



最終話 了

コメント

潮は冴えない冒険者から伝説の存在に、マロックは巨乳美女を嫁にして子供を作りまくり
もしかしたら結構誰も損してない終わり方なのか
できれば後日談も読んでみたい

男としての理性は保っていたが母性に負けて女を選んだTS作品は初めて見たかも

男に戻る手段を確保できたのに女の人生を選ぶってなかなか珍しいオチやん

男ENDも見たい

子はかすがい、とでも言うべきオチなんだろうか
TS主人公子沢山エンド好き

まさか手籠めエンドとは…
子を生んでも中身が男のままなのは結構珍しいとな

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