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投稿TS小説第146番 サッカー部へようこそ(6)<18禁> by.うずら

「くっ、離せって言ってるだろうが!」
今の身体では、密着した直を引き剥がすことさえ出来ない。
背中の手を外そうとしても、びくともしない。
「主将命令だ!」
「今ここにいるのは、俺と俺の彼女のこずえちゃんだけだ」
「ば、バカか! こずえって、お前、俺だろうが、それは!」
こいつ、この期に及んでまだ言うか!
今の状態から逃れようと、とにかくめちゃくちゃに手を振り回す。
今の細い手足では、ダメージはたかが知れている。
ただ、だからってまったくムダではないだろう。
「いてっ、ちょ、おい、痛いって!」
「うるさい、痛かったらとっとと解放しろ!」
良い気味だ。
ついでに、かかとで直のすねを蹴り飛ばす。
密着した状態だから、大して振り上げられないが。
「っ」
「ふん、痛かったか。これ以上蹴られたくないなら、さっさ……!?」
口がふさがれた。
熱く湿った唇が、俺の小さな口を覆うように押し当てられている。
お、俺のファーストキスが……。
いや、これはノーカウントだ。
皮を被ってるから、俺のナマの唇じゃない。
うん。感触が生々しいのは、この際忘れることにする。
「んんんっ」
直の舌が唇をこじあけて、歯茎や歯を舐めはじめた。
わ、忘れられるかーっ!
こういうときは羊を数える……のは違う。
お、お経でも唱えるか?
ナムアミダブツ、ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。
パニックで思考が変な方向に飛んでしまう。
それは自覚しているが、現実を受け入れたくない俺がいる。
直はいいさ。
何せ誰だって飛びつきたくなるような美少女を相手にキスしてるだけだから。
一方、俺にとっては、相手も自分も男だ。
キモチワルイ。
その一言に尽きる。……はずなんだが。
執拗に舌で愛撫されたせいか、身体全体に力が入らない。
「ぁ……んふぅ!?」
なんとか文句を言ってやろうと、わずかに口を動かした。
直後、後悔することになった。
おそらく、俺が口をあけようとするタイミングを狙っていたのだろう。
すかさず直が奥に舌を入れてきた。
噛めば引くだろうが、それはさすがにまずいだろう。
なんとか押し返そうとしても、ぬるぬると逃げられる。
ねちゃねちゃと唾液の音とともに、二人の舌が触れ、絡み合う。
まるで、恋人同士のディープキスだ。
直にキスされていることは、相当に嫌悪感がある。
それなのに、舌の裏や上あごをなめられるたびに、身体は勝手に反応してしまう。
反射的に身動きすることで、どこが弱点か分かるのだろう。
気持ち良いと思ってしまうポイントに、直の口撃が集中してくる。
く、そぉ。
やられっぱなしは性に合わないが、だからと言って反撃の手段もない。
模索していると、急に直の舌が引っ込んだ。
なんだ?
やめてくれるのか?
だが、すぐにそんな考えはぬるいと思い知らされた。
「はぁんっ!」
胸の先にしびれるような、甘美な刺激が走った。
男ではありえない快感に、頭がそりかえる。
嬌声が漏れた。
まるで本物の女みたいだ。
口に意識が集中していたせい、というのは言い訳にすぎない。
女の身体だってことを忘れていた油断が原因だ。
しかし、キスから解放されたのはありがたい。
これで文句も言える。
「て、てめ……」
「乳首立ってるぜ。キスだけでそんなに興奮するなんて、こずえはエッチだな」
「なにふざけ、んぐぅっ!?」
ふたたび口の中が蹂躙される。
舌についで、熱くて大量の唾液が流れ込んできた。
後頭部をつかまれているせいで、完全に逃げ場を封じられている。
く、苦しい。
直の目を見て訴えるが、いやらしく笑ったままだ。
飲み込めってことか、ちくしょう!
「ぅ、んく……」
気色の悪さに耐えながら飲み下す。
くそ、くそ!
これが終わったら今度はコイツに着せて、同じことしてやる!
ツバを飲み込んだのを確認してから、直がようやく俺の口を解放した。
「いい加減にしないと本気で怒るぞ」
「怒ってみろよ。別に怖くねぇし」
なっ!?
わざと挑発しているのだろうか。
直の整った顔が憎らしい。
息を大きく吸い込むと、身体全体が壁に押し付けられた。
「大声出したってムダだぜ。防音壁使ってるからな。試してみるか?」
「は、離せよ」
「嫌だね」
今になって、俺は恐怖を覚えた。
襲われる心配があるなら、体の線が出るミニのワンピースなんて着るわけがない。
友人で、男同士だと思っていたから、こんな二人きりの場所についてきたんだ。
来る前にもホテルに連れ込まれるかってびびったけど、冗談だったし……。
「彼女なんだし、こんなの当然だろ?」
「ば、誰が彼女だ!」
信頼してたのに裏切られた。
その思いが強く俺にのしかかってきている。
それから後も、直のキスはとまることがなかった。
ただ、今度は打って変わってバードキス。
小鳥がエサをついばむように、何度も何度も唇に吸い付いてくる。
しかも、何か言おうとするたびに、口全体を覆うように封じてきた。
徹底的に俺にはしゃべらせないつもりらしい。
あ、後ろにのけぞれなくても、顔を横に向けたらどうだ?
「そんなことするんだ、こずえは」
「うっ」
耳にふうっと息を吹きかけられる。
ぞわぞわと鳥肌が立った。
「ほら、こっち向けよ」
「い、嫌だ!」
「へぇ……」
「ひあぁっ!?」
俺が拒絶すると同時に、きゅっと乳首をつままれた。
くにくにと、指で転がすようにもてあそばれる。
「ぁ、んっ、やめ……」
「だったらこっち向こうな?」
「わ、わかった、からぁっ」
目をつむったまま、正面に顔を向けた。
そうすると、キスの嵐が待っていた。
首筋や頬、所構わずだ。
そして、俺が耐え切れなくなって横を向くと、胸を攻めてくる。
何度も何度も。
どれだけ時間が経ったか。
何時間も過ぎた様に思うが、きっと10分ぐらいなものだろう。
ふいに直が口づけをやめた。
なんでこのタイミングでやめるのか。
愛撫に興奮したとは認めたくないが、皮の女としての部分はとっくに熱を帯びていた。
つい疑問が音となって、口から漏れてしまう。
「え……?」
目を開けてみると、真剣な直の顔があった。
視線が絡み合ってもそのまま動かない。
何をするでもなく、見詰め合うことになってしまった。
1試合やった後以上に脈打っている心臓と、二人分の荒い息遣いしか聞こえない。
「な、なんだよ」
先に根負けしたのは俺の方だった。
問いかけても、直が言葉を発することはない。
何でか分からないが、目を外せない。
まるで金縛りにでもあったかのように、視線を横にずらすことさえできない。
しばらくして、ようやく直が口を開けた。
「俺、やっぱりお前が好きだわ」
最初、何を言っているのか分からなかった。
しばらく反芻してみる。
やっぱり意味が分からない。
問い返してみた。
「は?」
「だから、俺は、お前が、好きなんだって!」
ふむ。
栄木直は主藤将が好きです、っと。
……はあ?
「アホか」
「あ、アホとは何だ、アホとは!」
「それならバカだ」
「ばっ……。分かった。こっち来い」
俺の手首を掴んで、直はスタスタと歩いていく。
連れて行かれた先は、なんとも男くさい寝室だった。
リビングなどに比べると無骨だが、きっと調度品自体は高いんだろうな。
床にはサッカー雑誌やボールが転がっている。
合間合間に見えるエロ本が生々しい。
「ほれ、ここに立ってみな」
ぐぐっと姿見の前に押し出された。
後ろからカッコイイ男に抱き締められて、鏡に映っている女の子。
でっかい胸とくびれたウエスト、ほどよく丸みを帯びたヒップ。
丈が短いスカートから伸びる健康的なふともも。
目が潤んで、顔が上気している。
自分のことだと分からなくなるぐらい、扇情的だ。
そんな表情で見つめられて、勃たない男がいるだろうか。
キスをされていたときには全然気づかなかったが、密着している今ならわかる。
尾てい骨にこすり付ける様に、そそり立ったモノを押し付けてきている。
「お、おい……お前、本気か? 最初に着て見せたときは」
「本気だぜ。俺さ、考えたんだよ。お前を服屋に連れてった後に」
「何をだ?」
どうせろくな事ではないだろう。
直観力はある分、思考することに慣れてないからな、コイツ。
俺はちょうど反対だ、と言われるが……。
「見た目が相当好みだってのはわかるよな」
「ああ。だが、俺が中身だからって」
「逆だったんだよ。それってつまり、俺のことを一番わかってくれるヤツってことじゃん」
その言葉が頭の中に浸透してくる。
同時に、ゾクゾクとした快感が背中に突き抜けた。
お、俺……悦んで、るのか?
直の言ったこと、身体が受け入れようとしている?
「だから、最初はマジでお前に女の快楽を教えて、俺のものにしようとしたってワケ」
「お、お前、そんなこと考えて」
「しなかっただろ。怒んなよ」
すっと息を小さく吸い込んで、直が続ける。
「キスしてたら、本気でカワイく思えた。だから、心から俺に惚れさせてみせる」
「な、何言って……」
また身体中をつきぬけるような衝動。
怖くなって逃げようとしても、力ではどうしようもない。
それどころか、鏡に映る俺たちはじゃれ合っているバカップルにしか見えない。
しかも、美青年と美少女。お似合いだ。
もがいていると、直が耳元に口を寄せてきた。
「大好きだよ、こずえ」
「んんっ」
さっきと同じだ。
いや、どんどん快感の度合が上がって行っている。
股間の辺りはわずかに疼いていただけだったのが、ムズムズしはじめた。
下着が濡れ出したのが感じられた。
俺、言葉だけで濡れてるのか。
そのことを意識すると、恥ずかしさでなおのこと身体が火照ってしまう。
「カワイイよ」
「や、やめ……」
直が耳たぶを甘噛みしてきた。
言葉の快感と直接的な快楽。
ダブルパンチで、身体の奥から液が溢れだす。
きっと下着の中はすごいことになっているだろう。
「     」
心臓の音がすごい。
血液が流れる音まで聞こえる。
それらがノイズになって、直がなんて言っているのかきちんと聞き取れない。
もっと、もっと言って欲しいのに。
耳元で愛を囁いて欲しいのに。
もう自分が何を考えてるのかすら、よくわからない。
ただ、直を受け入れたい。
今日だけで何度目のことだろう。
直に向きを変えられる。
視界はぼやけていても、見つめ合っていることだけはゆるがない。
数秒間の静止。
その間も、期待で俺の胸は高鳴り続けている。
ちゅっ
軽い、そのくせ限りないほどに重い、恋人たちのキス。
すぐに直の口が離れていく。
さっきまでの愛撫を兼ねた口付けじゃない。
愛を確かめるためのキスだ。
「こずえ、愛してるよ」
鼓動はさらに大きくなっているのに、ちゃんと届いた。
今までとは比にならない悦楽の波が俺を翻弄する。
そう、まさに波だ。
押し寄せて、決壊した。
暖かい黄色の液体が脚を伝って床に広がっていく。
「あ、あっ……いや、いやぁっ」
止めようとしても止まらない。
よろめいて倒れそうになるのを、直に抱きついてこらえる。
「やぁあああっ!」
俺は女としての初イキを、排泄と一緒に迎えてしまった。
「おーおー、派手にイったなぁ」
にやにやと笑いながら、直が俺の頭をなでる。
そんなことすら気持ちよくて、ぽーっとなってしまう。
「それにしても、小便まで漏らすなよ」
「う、ううう、うるさい!」
直が俺のふとももを指でぬぐう。
何をするのかと思えば、それをそのまま口に入れた。
顔をしかめてポツリと一言。
「しょっぱい」
「うっ、く、な、んだよぉ……。か、勝手、に舐めた、っんだろうが」
視界がぼやけて、涙がぼろぼろとこぼれてくる。
途端に直はあわてだした。
「うお!? しょ、将、泣くほどのことか!?」
「ぐすっ、今は、こずえ、だもん」
『将』が泣いたと思われるのは業腹だ。
それなら、『こずえ』として振舞った方がマシ。
随分と思考能力が落ちているが、そう考えるぐらいはできた。
「スマン、悪かった、ごめん。あ、下着も服もびしょ濡れだろ。シャワー浴びて来いよ。場所は分かるか?」
「うん、ありがと」
結果として、それは正しかったらしい。
直が急に優しくなった。
女の涙は武器になる。その言葉が真実だと悟らされる瞬間だった。
促されるまま、シャワーを使うことにする。
「床は拭いとくからな。気にするなよ」
脱衣所まで案内してきた直は、雑巾を持って部屋へ戻って行った。
一緒に入ると言われなくて助かった。
どうせ、すぐにイかされるのがオチだ。
ワンピースを脱ぐと、深い谷間が目に飛び込んできた。
少しだけ。
ほんの少しだけだ。
軽く触ってみる。
「んっ」
ブラジャー越しなのに、痺れるような快感。
身体が敏感になっているのだろう。
急いで自制心を働かせる。
これ以上やると、延々自慰行為にふけってしまいそうだ。
「下もキモチワルイし、さっさと入るか」
何せパンツは俺の尿でぐちゃぐちゃだ。
……1割ぐらいは愛液なのかもしれないが。
嫌な考えを振り払って、ブラジャー、ショーツと脱いでいく。
ちょっと迷ってから、ざっと水洗いして洗濯機の中に全部放り込む。
そのぐらい言わなくてもいいだろう。
風呂場に続くドアを開けて、俺は固まった。
「ここも大理石か……」
もう、そういうものだと割り切って、何も考えない方がいいかもしれない。
ため息をつきながら蛇口を捻る。
すぐにお湯はでてきたが、ちょっと熱いな。
どうも男だった頃にくらべて、感覚が鋭敏になっている気がする。
水の方も出して、ぬるいぐらいに調整した。
「ふはぁ」
頭からお湯を浴びると、たまらなく心地良い。
女が風呂好きな理由が少し分かった。
棚に置いてあるボディソープを取ろうとして、困ってしまう。
「こっちは直のだよな。じゃあ、コレは……おふくろさんのか?」
パッケージにバラが使われている、ピンクのボトルが鎮座していたのだ。
『こずえ』としてはそれを使うべきだろうか。
しばらく悩んだ末に、結局ピンクの方を使うことにした。
体中を泡だらけにする。
谷間や股間も、感じないように丁寧に洗う。
同じようにシャンプーも、おふくろさんのと思われる女性用を使う。
最後にお湯で流して驚いた。
「うわ、髪つやつやだ……」
鏡に映った俺の髪は、さっきと全然違っていた。
シャンプーのCMに出てく人のように輝きを放っている。
洗ったばかりで潤っているということを差し引いても、すごい効果だ。
腕や脚などもすべすべして、実に肌触りがいい。
高級品は違う、ということか。
「そういや、着替えを持ってきてないな」
ついでにタオルもない。
仕方ない。
直のやつを呼ぼう。
「おー……ごめーん、タオルと、あと適当に着替え持ってきてぇ~」
なるべく甘い声を出すように努力する。
もう演技をしなくてもいいだろうが、労う意味をこめてだ。
返事がない。
聞こえてないのだろうか?
ドアを開けて、再度声を出そうと息を吸い込んだ。
その拍子に廊下側の扉が開いた。
「持ってきたぜ。こんなんで良かった……か?」
直がでかいバスタオルと、ピンクの薄い布を持って固まっている。
その視線の先にあるのは身を乗り出した俺。
というより、見事に自己主張をしている双球だ。
「き……っ」
「き?」
「きゃああああああああっ!!」
「ぐおっ!?」
思わず手近にあったボトルを投げつけてしまった。
狙い違わず、直の顔面に当たる。
か、軽かったし、ケガはない、よな?
「ってぇ……。ほれ、タオルと寝巻きっぽいの」
「あ、ありがと。ごめんね、大丈夫?」
差し出してきたものを受け取る。
直は顔を横に向けて、こっちを見ないようにしてくれていた。
「いいって」
「う、うん……」
それだけ言って、直はきびすを返した。
なんか、悪いことしたか?
だが、悲鳴だってとっさに出たんだから、どうしようもない。
気まずい思いをしながら、身体中をぬぐう。
ドライヤーで髪を乾かし終えて、直の持ってきた着替えを手に取った。
「って、おい!!」
ツッコミを入れるが、本人はいない。
たしかに寝巻き用にって強引に買わされたものだが、よりによってコレか。
フリルをたっぷりとあしらったベビードール。
しかも透けていないのは胸のトップだけ、というシースルーのだ。
セットのショーツと共に、一応身につけてみる。
自分の姿を確認して、愕然となった。
鏡に映った俺は、男を誘っているようにしか見えなかった。
そっと廊下に出る。
服の入った紙袋はリビングに置いてある。
だから、直にさえ気づかれなければ、もっとマシな服を着れるはずだ。
「そうですね。ええ、大丈夫です」
俺の考えなどお見通しとでも言うつもりだろうか。
直はわざわざ廊下が見える位置に座り、どこかへ電話をかけていた。
「はい、それじゃあ、失礼します」
ベビードール姿の俺を見るなり、携帯電話を閉じてテーブルに置いた。
笑顔を浮かべて立ち上がる。
普段は見せない清潔感のある笑顔にどきっとしてしまう。
待て待て。
その表情のまま近寄ってくるなよ。
つい顔を背けてしまう。
せっかくおさまっていた心臓の昂ぶりが蘇っていた。
とりあえず、直の目からショーツを隠す。
胸も気になるが、フリルで覆われてるからまだ良い。
小さな手では下を隠すだけで精一杯だ。
直は俺まであと数歩というところで立ち止まる。
「似合ってるよ、こずえ」
反射で怒鳴りかけたが、かろうじて思いとどまった。
ここで『将』としての対応をしてしまうとまずい。
さっき裸を見られたときの悲鳴まで、『将』だと見られてしまう気がする。
口をパクパクさせてから出て来たのは、『こずえ』としての対応だった。
「ありがと、直君♪ で、でも、ちょっと恥ずかしい、かな」
「大丈夫、こずえはカワイイからな」
「え、えへへ……」
こんな格好で、こんな甘えた声を出さないとならないなんて。
1週間前には想像すらしていなかった。
褒められて悪い気がしない自分すらいまいましい。
「あ、あのね? この服より、他のがいいかな、って思うんだけど」
「何でだよ。せっかくエ、っと、俺が選んでやったのに」
今、エロいとか言いそうになりやがった。
やはりどうなるかを見越して、この服にしたんだな。
腹が立ったから、少しすねてみせる。
『こずえ』には甘いし、着替えさせてくれるだろう。
「それでも恥ずかしいもん」
「そんなに俺の選んだの、嫌か?」
「え、そ、そうでもないけど」
寂しそうな顔に、思わず否定してしまった。
俺の返事を聞くなり、嬉しそうに笑った。
「なら、いいよな」
「うっ」
「それじゃあ、俺もシャワー浴びてくるから。着替えてたら泣くぞ?」
「う、うん」
思わず頷いてしまった。
心の中で頭を抱える。
これじゃ着替えられないじゃないか!
直はそんな俺の苦悩をよそに、鼻歌を歌いながら風呂場に向かっていった。
脱力してソファーに身を預ける。
身体が沈み込んでいく。
最初は違和感しかなかったが、開き直ってみるとなかなか心地良い。
「ふわぁ~……」
なんだか色々ありすぎて、今日は疲れた。
まぶたが自然と下がってくる。
起きてないと怒られるかもしれない。
そうは思うが、眠くて意識が……。

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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