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投稿TS小説第146番 サッカー部へようこそ(13)最終回<18禁> by.うずら

なんだ。
そんなことかぁ。
緊張して損しちゃった。
当たり前じゃない、そんなこと。
「大スキだよー?」
「そっか」
「直くんは、違うの?」
「いや。俺の方がお前のこと好きだよ」
「えーっ! 私の方が好きだもん!」
こんなこと言い合ってるのって、バカップルだよねぇ。
でも、いいんだ。
お互い好きなんだもんね。
……やっぱり、男の子のが入ったまんまで言い合うのは変かも。
「改めて言うのもなんだけど、動くぞ?」
「う、うん」
言い置いてから直くんが腰を引いた。
根元まで入っていたのが、ずるずると引き出される。
先っぽだけが残ってる状態。
うーん。間が開いちゃって、変な感じ。
なんで続けなかったんだっけ?
よく覚えてないけど、エッチな気分じゃなくなっちゃった。
あ、御香が消えてる。
もしかしたら、アレのにおいが興奮させてくれたのかも。
またつけてくれたらいいのに。直くん、気づいてないのかな。
されるがままになっていたら、今度はぐっと奥まで入れられた。
あ、そういえば、何かで読んだかも。
テキトーにあえいでたら、男は勝手にイイ気になって逝っちゃうって。
試してみようかなー。
「んぁっ、はぁんっ」
直くんが出したり入れたりするのにあわせて、声を出してみる。
あ、速くなった。
「ぁあん、やっ、はぅっ」
少しは気持ち良いけど、やっぱりノってこない。
どうせなら、もっと優しく愛撫して欲しいなぁ。
でも、直くんだって気持ちよくなりたいんだもんね。
次するときは私を優先してもらわなきゃ。
そのまま何度か直くんのが行ったり来たり。
あ、中でちょっとおっきくなった。
気持ち良いのかな?
「んっ、でる、ぞ」
あ、あっ。
ビクビクって震えた途端、精液が奥で出されたのが分かった。
そっか。直くん気持ちよかったんだ。
女の子が乗り気じゃないのに一人でいっちゃうなんて、まだまだダゾ。
「あぁぁぁんっ」
でも自信なくされたらヤだから、私もイったふり。
あれ?
今日って安全日だったっけ?
この前、生理がいつあったか覚えてない。
うーん……まあ、いっかぁ。
直くんとの子供なら出来たって。
どうせなら女の子が良いかな。
かわいい服着せたり、お料理一緒にしたりできるしね。
「こずえ、気持ちよかった?」
「あ、うん~」
ぽけーっとそんなこと考えてると、余韻に浸ってると思ったみたい。
出し切ってしぼんだものを抜きながら、変なことを尋ねてきた。
勘違いなんだけど、わざわざ傷つける必要もないよね。
頭を撫でてくれたから、お返しにぎゅって抱き締める。
今度はちゃんと逝かせてね、直くん?
「大好きだよー」
「俺もだよ」
「だから、浮気しちゃダメだからね?」
カッコイイし、サッカー部エースだもん。
当然女の子が寄ってくる。
それはそれで嬉しいんだけど、やっぱり複雑。



今は私だけ見てくれてる。
でも、私よりもっとずっと可愛い娘がアピールしてきたら?
好きだって気持ちで負ける気はないけど、ちょっと自信ない。
だって、男の人って可愛ければそれで良いってところがあるみたいだし。
ま、負けないからね。
私のこと、ずっと覚えていてねって強く抱きつく。
キスでお返しをしてくれたのが、すごく嬉しかった。

しばらく二人でごろごろしていたら、直くんが静かになった。
どうしたんだろ?
身体を起こして覗き込むと、完全に目を閉じていた。
規則的な吐息だけが聞こえてくる。
「男はエッチしたらすぐ寝るって、ホントだったんだ」
もー。
女の子はもっと抱き締めてもらったり、キスしてもらったりしたいんだからね。
あと、耳元で囁いてくれたりとか。
初めてだったのに、なんだかムードがない。
直くんにエッチだけ求めてるわけじゃないけど、ちょっと悲しいな、こういうの。
はーぁ。
ちょうど良い所に腕があるし、コレを枕にして私も寝よっと。
……お腹が変な感じだけど、寝れるよね?
おやすみなさい、直くん。


うぅーん?
窓の外が明るい。
コロンと寝返りを打つ。
あれ、直くんいない。
いつの間にか、普通の枕が頭の下に敷かれていた。
私が起きるまで待っててくれればいいのに。
昨日はあのまま寝ちゃったから、身体がベタベタしてる。
喉も渇いてるし、シャワー浴びよっと。
素っ裸は恥ずかしいから、ショーツを履いて、床に落ちていたシャツだけ羽織る。
あ、直くんのにおい。
胸がきゅんってなる。
えへへ、昨日は直くんとエッチしたんだもんねー。
部屋を出て、リビングとダイニングを見渡す。
「あれー?」
どこだろう。
ここにもいない。
あ、直くんもシャワー浴びてるのかも。
もしそうだったら、いっしょに入ってもいいよね?
恋人だし、エッチだってしたもん。
どきどき。
直くん、いるかなー?
脱いだ服が洗濯機の中からはみ出てる。
水の音がするし、入ってるのは間違いなさそう。
こっそり飛び込んで、驚かしちゃお。
って、着替え着替え。
素っ裸で出るわけにもいかないもんね。
テキトーに新しい下着と服を取ってきた。
身につけたばかりのシャツと下着を脱いで、洗濯機に放り込む。
さ、直くん、待っててねー。
はやる気持ちを抑えながら、そーっとドアを開ける。
自分が通れるぐらいの隙間が出来た。
背中を向けて頭を洗っていた。
私には気づいてないみたい。
「すーなおくんっ」
勢いをつけて逞しい背中に飛びつく。
「おわぁ!?」
「あはは、びっくりした?」
さすがにそのくらいじゃ倒れない。
うんうん。
男の子はこーじゃないとね。
お湯を止めながら、首を捻って私の方を見る。
「しょ、将、お前なあ……」
いきなり変な事を言ってきた。
誰と間違えてるんだろう。
「もぉー、誰よ、ショウって。あ、浮気してるんじゃないよね!?」
「し、してない! してないけど、え、こずえ?」
「そうに決まってるじゃない。一緒に寝たんだから」
エッチしたんだもん。
思い出して、ちょっと顔が熱くなった。
私はあんまり気持ちよくなかったけど、直くんの精液、まだ入ってるんだよね。
「ちょっ、え、待てよ」
「待つよ? なに?」
なんだかしらないけど、混乱してるみたい。
あ、私も素っ裸なのに、おちんちんが全然おっきくなってないしっ。
むぅー。それってそんなに大事なのコトなの?
「お香は、だって、朝には消えてた、よな」
「昨日のエッチしてたときから消えてたよー」
「そ、それ、ほんとか!?」
「直くんは私がウソつくって思ってるんだ……」
「うわ、ごめん。思ってない! 信じる!!」
えへへー。
頭なでなでしてもらえると、なんでも許せちゃうかも。
もっともっとなでてくれたら、エッチなことしちゃってもいいよー?
「わりぃ、こずえはそのままシャワー浴びてろ。な?」
でも、直くんは飛び出していってしまう。
私がせっかくその気になったのに……。
「もう、どうしたのー?」
「後で説明するから!」
なにをそんなに慌ててるのか、トランクス一丁で脱衣所を出て行った。
身体も髪もほとんど拭いてないせいで、床がびしょびしょ。
あーぁ、子供みたい。
ちょっと気になるなぁ。
あんなに焦ってるの、見たことないかも。
でも、シャワーも浴びたいし……。
うん。後で説明してくれるよね。
とりあえずは身体をキレイにすることを優先しよー。

はー、すっきりすっきり。
バスタオルでしずくをぬぐっていると、直くんの声が聞こえてきた。
ケータイで誰かと話してるみたい。
「先輩が女の子が言うこと聞くようになるって言ったんじゃないスか!」
ん、サッカー部の先輩かなー?
ふきふき。
「いや、誰にって、誰でもいいでしょう! 皮を着たやつに使ってないだろうな、って? え、あ、その……」
何の話だろう。
皮……着るってことは、皮ジャンか何か?
「ええ。使いましたよっ! で、元に戻んないんスよ! ちょ、待ってください! え? 中出し禁止? 精液がボンドになってそのまま!? 剥離剤を使っても脱げないって、マジっすか!? 記録も記憶も変わるから大丈夫って、大丈夫じゃないでしょ、それ!! 俺は知らない? んな無責任な!! いや、そりゃ、先輩に責任はないかも知れませんけど、え、俺は何も聞いてないって!? あ、先輩!? もしもし、もしもし!! くそっ、切りやがった!」
怒ってるみたい。
ケンカって感じじゃないけど、大丈夫かな。
心配になったからドライヤーも当てずにリビングに出て行く。
どうしたんだろう。
試合に負けたときみたいに、がっくりとうなだれていた。
「……直くん?」
「あ、こずえ」
なんだか泣きそうになってる。
まだ濡れている頭をそっと抱き締めた。
「どうしたのー?」
「えっ、いや、その」
しどろもどろになってる。
隠し事、下手だよね、直くん。
ムリに聞きだすつもりはないけど、ほら、落ち着くでしょう?
「言ったら楽になるかもしれないよ」
黙ったまんま。
もう、強情なんだから。
しゃべってくれるまで、こうしてよっか?
「ごめんな、こずえ」
「えっと、なに?」
急に謝られても困るよぉ。
思い当たることもないし。
「俺が、その、お前を女に」
「私は元々女だけど……あ、えっと、あの、処女のこと? あれは直くんにあげたかったんだから、気にしないでよ」
「……ごめん」
「うん」
電話の内容と関係ない気がするけど、謝りたいなら謝ってすっきりしてもらった方がいいのかも。
その後、直くんは「ごめん」って繰り返しながら泣いていた。
結局、泣きつかれたのか、私の胸を枕に寝ちゃったんだけどねー。



月曜日。直くんといっしょに登校。
まだ沈んでたけど、昨日よりは元気になったみたい。
うんうん、良かったー。
校門で何年何組だったかわからなくて、生徒手帳を見てみる。
私ってこんなに忘れっぽかったっけ?
1年5組。
直くんと2つも離れてたんだ。
同い年じゃない……あれー?
あ、そっか。
部活見学で知り合ったんだもんね。
うん。
それで、紅白戦してた直くんがカッコよかったから入部したんだ。
下心がないっていうとウソだけど、ちゃんとマネージャーの仕事もしてるもん。
別に怒られる理由はないよねー。
私が入るまで、マネージャーがいなくて大変だったって聞いたし。
ふと、春に直くんが私に言った言葉を思い出した。
『サッカー部へようこそ』

<おしまい>





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コメント

蒼さん

こんな前の作品を読んでいただき、コメントまでありがとうございます。
最近なかなか筆が動きませんが、また書けるようにがんばります。

結構前のやつですけど読ませてもらいましたー

将の精神が女に引きずられている描写がとても気に入りました!
しかし下の人格が消えるというのは自分的にも酷な感じです・・・

また名作期待してお待ちしています!

読ませていただきました
暇でリンクのページあさっていたら、こんな名作に出会えるなんて光栄です。オチとかすごくボク好みでよかったです。結局、将の人格は消えて無くなっちゃったんでしょうか。ちょっと可愛そうですね。

権次郎さん

古い作品にも関わらず、読んでくださりありがとうございます。

もともとTSがらみのMCが好きなもので、こんな形に仕上がりました。
今思うと、ツッコミ待ちといわれても仕方ありませんねw
ともあれ、ありがとうございました。

読ませていただきました。最終話には「ちょっ!」と突っ込みたくなりましたが、記憶操作の設定のおかげで意外に丸く収まっているようにも思えました。

BiBさん
お読みいただき、ありがとうございます。
いまだにコメントをいただけるなんて、うれしいです。

“ダーク”もいろいろありますからねぇ。
個人的にはハッピーエンドが好きなので、ハッピーなつもりです。
みなさんいわれてる通り、どう捉えるか、で変わってくるのでしょうけど。

わぁ、リンク切れだぁ。
直しておきました。

うずらにも新たなTSをお願いしていますのでご期待くださいませ。

面白かったです

12話からのリンクなかったので、あせりましたが。

皮のオチで気になったのは、中出しで元に戻れないことです。
前例があったのでしょうか?そしたら、その話も見てみたいです。
それとも、皮の説明書みたいなのがあったのでしょうか?

みなさん、ダークダーク言ってますけど、もっとダークなのは、女になった後、捨てる(しかも、世間的な戸籍などにはこずえという存在はいないため、イコール社会的抹殺‥‥救いがあるとすれば、改心したストーカー女からの救い)とか、何とかして皮を剥がすが心が女のまま(ついでに、中出しされた下半身も女のまま)とかのオチの方がダークですよ。

>ありすちゃ
なるほど、幸せの捉え方。
幸せだと思っていたけど、虚像だったと。うん、人生ってそうかも。

やっぱりカワモノはオチがビターなのね。

>ありすさん
む、向こう側!?
どこー!?

自分のことはあんまり考えないようにしていますw
や、色々と落ち込みそうなので。

>luciさん
ありがとうございます。
なんかみんなに苦いって言われる……。
なぜ……。

お疲れです。

うん、あんまりスウィートじゃないよ。ビター。

>うーん……主人公がシアワセなら、それで良い人だからかなぁ。
あ、やっぱりうずらちゃんって“向こう側の人”なんだぁ……w
MC入ってるから、ダークと思ったですが、多分ご主人さまも同じ意見かと。

で、「鶉谷君インデンジャー」での甘井教授と有栖川のやり取りから。
-------------------------------------------------------
「そうですね……。でもワタシ解ったんです。何が本当の幸せなのか」
「ぼくがキミたち奴隷に与えるものこそが、究極の愛であり、キミたちの幸せなのだ」
「いいえ、先生。幸せは本当はひとりひとりが自分で決めるべきものなんです。他人から与えられるだけでは、本当の幸せには届きません。だって、もしその人からの愛を失ってしまったら、どうやって生きていけばいいのですか?」

ワタシは毛布に包まれ、ソファで横になっているあずみを見つめた。

「ははは、心配することは無い。ぼくの愛は尽きることが無い! 永遠にだ!」
-------------------------------------------------------
故に、ご主人さまは常にご主人さまであり、ワタシは奴隷にはなりきれないとw
でも、うずらちゃんは?……w。ツンデレなのは僅かに備えた、自己防衛本能かしらねw?

「インデンジャー」はリレーだけあって、5人5様の幸せの捉え方の違いを、キャラクター性の違いとして付与されているから、とても面白いなと思っていたのですよ。

>ご主人さま
あ、あれ?
本人甘いつもり……。

また書ければ良いですが、どうなることかー。

>ありすさん
読了、ありがとうございますー。

て、ありすさんまで!?
うーん……主人公がシアワセなら、それで良い人だからかなぁ。
罪悪感たっぷりの直に大事にしてもらえるはずですよ、こずえは。

あれ? ワタシもうずらちゃんにしては珍しく、ダークエンドだなと思いましたがw
それはともかく、面白かったですよー。エチ分が多かったしw

いや、甘く締めたって普通の人にとっては思いっきりダークなオチですがーw

それは兎も角、毎度の投稿ありがとうございました。
読者さんの期待を裏切らない美味しいストーリーでした。

ごあいさつ

書いたつもりがなぜか書き込めてなかったのでカキカキ。

まずはお付き合いいただき、ありがとうございました。
なんの拍子でか書き始めた皮モノでした。
と言いつつ、あまり皮である必要性はありませんけど。
えー、はい。
いつも通り、甘く締めました。
いかがでしたでしょうか?

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