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合作TS小説第158番 ご主人さまはコスプレがお好き

てきすと:あむぁい×巴  イラスト:巴

ご主人さまにクリスマスに会わないか、と誘われて一も二もなく「会います!」と即答している「わたし」がいた。最近ではオレの女性化、奴隷化は進行に歯止めが利かず、ちょっとでも一人でいるとすぐに銀色の首輪が浮かびあがり女のカラダに変身してしまう。

こうやって、ご主人さまを待つ間にも女性化してご主人さまを待ちわびているわたし。
「やあ、こんにちは。久しぶりだね、真実」
「こ、こんにちは」
そういうのがやっとだった。ほんとうは「ご主人さま」って、思いっきり抱きつきたい。そんな気持ちもあったけどさすがにやっぱりこんな所では身がすくんで結局あたりさわりの無いあいさつ。でも、少しだけ勇気を出してご主人さまの手を握る。ご主人さまはちゃんとわたしの手を握り返してくれる。
うれしい。
ご主人さまとの距離は確実に縮まっている。
「じゃあ、行こうか」
ご主人さまに引かれて、今日泊まるホテルへと向かう。そう、奴隷の真実は今日、ご主人さまのモノとなる。ふたりの距離はゼロになる。
前回、初めてあった時。もう少しで抱かれるところまで行った。でも、突然始まった生理にパニックになって結局、最後の一線は越えられなかった。
その事が常に心のどこかにひっかかっていた。
ご主人さまのモノになりたいと言う思いは日に日につのり、「ご主人さまの奴隷の真実」が「オレ」の心をどんどん犯していった。
もっと、もっとご主人さまにわたしの事を好きになってもらいたい。わたしを愛してほしい。

慣れた様子で偽名・偽住所でチェックインを済ませたご主人さまはキーを受け取るとわたしの方に向かって合図する。わたしはご主人さまの後に続きエレベーターに乗り込み部屋へと向かう。ただ、ご主人さまの後をついて歩くだけの行為がすごくうれしい。
ビジネスホテルながらそこそこの大きさのある部屋にはこれみよがしにダブルのベッド。こないだ会った時はツインだった。これも、ふたりの距離の象徴、かな。部屋には小さいテーブルやソファもある。コートを脱いで荷物をかたしたご主人さまはわたしに向かって、こう言った。
「約束は、覚えてる?」
ご主人さまが悪戯っぽく笑う。
わたしは小さく頷いた。
調教の際に、ご主人さまにあった時はこうしようって言うさまざまなプレイを約束させられていた。いや、約束していた。ご主人さまの気を引くために。
だから、ご主人さまが望めば奴隷の真実はノーパンでコンドームを買いに行かねばならないし、コスチュームを買うときだって30%割引を受けるために写真を撮られなければならない。撮られた写真は店に飾られちゃうのに。
すべて、わたしが、奴隷の真実が約束した事だ。
わたしの様子がご主人さまの嗜虐に火を着けたのか、目を細めたご主人さまはわたしをソファに座らせると肩を抱いて言った。
「せっかく、二人になったんだしキミの今の姿を見せてごらん」
「はい」
わたしは答えるとご主人さまに身を任せる。ご主人さまの手がわたしのカラダをまさぐり、すでに熱くなりはじめた秘所へと指が向かう。
「濡れているね、真実。お前のココは誰のモノ?」
「ご主人さまのモノです」
調教で仕込まれたセリフが自然と口をつく。そう答えればご主人さまが可愛がってくれるのを知っているから。ご主人さまに可愛がって欲しいから。
愛するご主人さまが間近にいて、わたしに囁いて、わたしを愛してくれている。そう思うだけで興奮し、オンナの本能がわたしを支配する。
「そうだね。でも、今はイかせてあげない」
「あの。可愛い下着とか持ってなくって。御免なさい」
ついつい言い訳してしまう。
「ああ、構わないよ。キミはもともと男の子だったからね。でも、今日。オンナになる。そうでしょ?」
「はい……」
「カラダも心も、ほんとのオンナにしてあげる。もう、男だったときのカイカンなんか忘れてしまうぐらいにね」
「はい」
ダメ。期待に声が震えて止まらない。
「それに、衣装は一式ここで仕入れる計画だしね。せっかく、アキバで泊まるのだから」
声が弾む。
そういう、ご主人さまの顔はすごく楽しそうで、なんだかとっても可愛かった。
好き。
好きが止まらない。
今日は、うんと甘えなくっちゃ。


ローションとコンドーム、ローターを買った。
わたしが買わされた。
お金はご主人さまが出してくれる。
ショップはほとんど男の客ばかりで、わたしとご主人さまのようなカップルはいなかった。
だから、自然と注目されている気がした。
「わたしはこれからご主人さまに抱かれます」「わたしはご主人さまのオンナです」「わたしはご主人さまとヤります」そんな紙を貼り付けて歩いてるみたいな気がした。
それがとっても恥ずかしく、でもなぜだか嬉しかった。
そして、いよいよコスチュームを選ぶ。
「いいかい、真実。人生は選択の連続だ。今までの選択の結果が今の人生だし、これからの選択がキミの未来を決める」
なんだか偉そうな事をのたまい始めるご主人さま。わたしは感心したふりをして素直に頷く。
「どれも可愛くって目移りするね。パーツの種類や数、その訴求力。コスト。見た目だけでなく、肌触りも重要だし、実用性も大切だね。やっぱり、せっかくだから非現実的なやつがいいかな」
やっぱり。
「そして、素材とのマッチング」
あう、オレ!?
ご主人さまの想像のなかで色んなコスを着せられてますか!?
そんで犯されてますか?
駄目、そんな風に見つめられたらあそこがヤバイ事に。し、試着しなきゃいけないのに……

「うーん、こっちもいいしー。あーでも、そっちも捨てがたいんだよなぁー」
隣でしきりに悩むご主人さま。
テンションが上がってきているのが見ていて微笑ましく、うれしい。
最初はメイドやアニコスがいいなんて言っていたご主人さまだったけれど、特設コーナーが設けられていたサンタの衣装がいいなんて言い出した。
「いやー、この時期じゃないとこの衣装は売られないもんなぁ。それに今買うとね、なんと30%オフらしいしー」
えー、そんな理由?
サンタのコスプレと一口にいっても、スカートふりふりの可愛らしいものから、おへそが見える短パンタイプ、果てはハイレグ下着のようなキワドイものまである。
ご主人さまが決めかねて悩んでいたのは、よりによってハイレグタイプのものだった。
確かにご主人さまの好みが「シチュ萌え・非日常的有り得なさ」に偏っているとはいえ、そんなの候補に入れられても、わたしが着こなせるかどうかー。
「よし、これにしよう。あっちも捨てがたかったけど……」
ええっ……それってハイレグタイプの衣装じゃないですかー
「そ、それにするんですか?ご主人さま…… まさか決め手って……うさみみ?」
衣装はハイレグで際どさ満点なのに、付属品としてバニーの耳が同梱されている。
「うん、バニーはポイント高いよなぁ」
あーそうか、ご主人さまはバニーガールもいける口だったんだ……
って、これ試着するの!?ハイレグレオタードですけど!!
「あ、あの」
「ああ、試着は良いですよ。もう真実は待ちきれないみたいだし」
「ひっ」
見透かされてるっ。
「じゃあ、買っておいで」
「……はいっ」
衆人環視の中、コスチュームも買わされちゃいました。

「さぁ、裏で着替えてきなさい。そしてご主人さまにお披露目するのですー」
妙に楽しそうなご主人さま。それとは真逆にこっちはものすごく恥ずかしい。
部屋と入り口の間にある仕切り扉の裏で、ゴソゴソと着替える。
初めての(当たり前)、はいれぐれおたぁどぉ。
サイズは合ってるはずだけど、生地が少ないのかものすごくちっちゃく感じる。
衣装を足から通して、上へ引っ張った時点で気が付く。
こ、これは……毛の処理が必要なのでは……
ハイレグって時点でちょっと嫌な予感はしていたけど。
なんて萌え度激減ーw
毛を隠そうと生地を伸ばして取り繕うと、今度は胸まで生地が届かないし。
なんといっても、胸が小さいから全く引っかかってくれないのな。
そして、バニーの耳。
写真だと難なくつけているように見えるけど、わりと重量感があってバランスが取りにくい。
ただのカチューシャだし、頭を傾かせるとそのままずり落ちる。
落ちないように耳を装着して、赤いフサフサの手袋をはめて……
目の前のクローゼットに貼り付けられている鏡に映る自分。
カワイイ……というか、なんて恥ずかしい恰好なのかーw
「ご、ご主人さま……着られましたけどー……」

くりすます ともえ


滑るノブに苦労しながらもカチャ、と扉を開ける。
ご主人さまは既に備え付けの浴衣に着替えていて、ベッドに腰掛けている。
なんかご主人さまっぽいー。
「おおー」
なんて言いながらも、笑っている。
「ちょっとー、ただでさえ恥ずかしいんですから、笑わないでくださいよー」
こんなん着てるのも、ご主人さまがこの恰好を所望したからであってー。
「いやいや、あまりにも真実が可愛かったから。ホラ、おいで」
ご主人さまの隣にちょこんと座り、そのまま抱き寄せられる。
やばい、どきどきしてきちゃった。
抱きついちゃえー。
「ご主人さま……」
そう言って潤んだ瞳で見上げると、ご主人さまは優しく見つめてくれて。
そして……

<つづく?>





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