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投稿TS小説第141番 Blood Line (41)(21禁)

『あの、俊治くんと話すのって、すごく楽しいからっ。つまらなくないから。鹿島はボディガード兼監視者なんだ』
 監視者、という言葉に何か感じたのか、俊治はベンチに座り直しリサが話し出すのを待った。
 リサはどこの国かは解らないけど、と前置きしながら掻い摘んで誘拐されかかった事、そして一度脱走した事を伝えた。その話を聞き、俄に俊治の顔が曇る。
「誘拐って、リサちゃんてそんなに凄いんだ。あのさ、ここって逃げ出す程イヤな所なわけ? ここの待遇ってかなりいいと思うんだけどな」
 俊治としては、能力者の教育も能力の開発もしてくれる施設は、自分達をバケモノと呼ぶような人種がいない事もあって「いいところ」という認識だった。勿論、女性能力者に対して行われている陵辱の事は知らない。知らないからこその発言だった。
『……ここは……キライ。それより……』
(ああ、ん、もう、なんとかしてよぉ)
 ずっと掴んだままの俊治の袖から手をずらし、俊治の手の上に戸惑いながらも自分の手を置いた。それまで儚げな印象のリサが大胆な行動をとったために、俊治は問うた事すら頭から飛んでしまった。
「え?! あ、な、なに?」
『暑い、よね』
 手を置いたまま、反対の手で襟刳りを下に引き下げた。リサの色素の無い、抜けるような白い胸元が、谷間もはっきりと見せ、俊治の目に飛び込んでいた。
 それまでリサの顔を中心とした全身を見ていた俊治の視線は、自然とリサの胸に釘付けになっていた。そしてある事に気づいた。
(リ、リサちゃん、ノーブラっていうか乳首が……)
 呼吸の度に盛り上がるリサの胸。スモックを押し上げているその頂点に、固く尖った両乳首がツンと形を見せている。俊治は、喉が乾いている訳でもないのに、ぐっと唾液を飲み込むとその音が意外に大きく感じられて、リサに気づかれたかもと変な所に焦っていた。
『僕のこと、どう思う? 僕は俊治君のこと……』
 男だという意識がリサにはまだある。しかし火の点いた身体を鎮めたい、イキたいという肉の欲求の方が強い。どうしたら男が女を欲しくなるのか、くすぐる壺など解る筈も無いのに、リサの身体は無意識の内に反応していた。

「へぇ、あいつ元々男だってのに、男に媚びてやがる」
 腕を組み顎を撫でながら大男はほくそ笑んでいた。少し離れているために会話の内容までは聞こえない。しかしティーンエイジの考えている事など手に取るように解っていた。
「ほれほれ、早くその気にさせねぇと、益々頭が惚けてくんぞ」
 手に持ったスイッチを最大までスライドさせる。リサがその責めに耐えながら、俊治に擦り寄り身体を密着させた。軽く震えてイキそうになっている様を見て、鹿島は意地悪くスイッチを切ってしまう。
「けっ、おっぱい触らせて、ちんぽ出してしゃぶっちまえばいいんだよ。『ほんとは淫乱な女なの』ってよ。……お?」

 煙草に火を点けた鹿島は、リサの変化に気づいた。俊治の手を持ちそれを自分の胸に持っていく。細かな指の動きは解らなかったが、リサが恍惚の表情を見せ始め俊治が動かしている事が解った。
「……ちっ」
 鹿島はギリっと歯を噛み締め煙草を投げ捨てていた。自分の所有物が誰かの手に落ちる、そんな心理が働く。おもちゃ程度にしか思っていない筈なのに、急に惜しくなっていた。所有欲と支配欲がごちゃ混ぜだった。
「おいっ!」

 胸の愛撫が心地よく、乳首に這わされた指先は固くしこった乳首を俊治の指先がきゅっと摘む。じんじんと下半身に快楽の信号を送っていく。鹿島が見ているのも構わず、リサの唇は「もっと」と俊治におねだりをして、目を瞑りそのまま俊治の顔に接近していく。
 淫蕩な表情と劣情を起こさせる身体。俊治は気圧されてリサのしたいままになっていたけれど、柔らかな乳房と固い乳首の触り心地に手を動かし始めていた。既に股間は熱く充血してそそり立ちズボンに擦り付けられ痛い程だった。このまま開放してリサに……そんな想像に呼吸が荒くなっていた。キスを待つような素振りを見せるリサの誘惑に、俊治が行動に映そうとしたその時、鹿島の怒鳴り声が響き、ピンクの霞がかかっていた頭がはっきりとした。身体に触れていた手をパッと離す。
「時間だ。てめーら勝手に乳繰りあってんじゃねぇよ」
 苛ついた鹿島の声に、ぼーっとしたリサの頭がはっきりしていく。その言葉に、リサは困惑していた。鹿島自身が誘えと言った筈。
(え? 何で? 自分で言ったのに。そうすれば、思う存分イカせてくれる約束したのに)
『どうして? 約束したのに!』
 媚薬に犯され悶々とした身体を持て余し、リサは批判がましい視線と『声』を浴びせた。それを一切無視し、鹿島は張り型のスイッチを入れた。微弱な動きが一瞬の内にリサを陶酔させ膝を抱えるように丸くした。俊治に解らないように。
 明らかにリサの様子が一転し、俊治を見ていた紅い瞳は泣きそうになりながら鹿島を見つめていた。その姿にムッとしながら、俊治は立ち上がり鹿島を見上げ睨み付ける。
「なんだよ、あんた。もう少し休憩させてもいいだろ。彼女疲れてんだ」
 体格は圧倒的に鹿島が優勢だった。百七十五センチない俊治からすれば、百九十以上百キロ以上の鹿島は山のようだ。けれど、心情的にここは引けない。
「なんだぁ? ガキがいきがる、なっ」
「! がふっ」
 鹿島の巨体が抜き手も見せず俊治の鳩尾へ吸い込まれていた。胃を押さえ、地面に這い蹲る俊治。そこへ鹿島は蹴りを一発見舞うと、胃液を撒き散らしでのたうち回った。
 突然の暴力に呆然としていたリサだったけれど、鹿島がもう一回蹴り上げようと足を引くと、苦しむ俊治の上に覆い被さった。
『やめてよっ! 約束違う!』

<つづきはこちら>





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