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投稿TS小説第141番 Blood Line (73)(21禁) <最終回>

(ひゃ、ぅあ、あんんンッ?!)
 手も添えず、何も言わず高野は勃起をリサに一気に根本まで突き立てた。その怒張に串刺しにされたリサは背を反らし、口を開けたままぷるぷると震えてしまう。
「どうだ? 自分の置かれている状況が解ってきたか。挿入されただけでもイキそうだったんじゃないのか。ゲーム終了だが」
 リサの目の前でテーザーを振った。我に返ったリサは唇を噛み締め首を横に振る。
(イッ……てない。我慢しなくちゃ。我慢しなくちゃ。我慢、ふああっやっ?!)
 大きなストロークで高野が抜き挿しを始めた。目も眩むような快美感が立て続けにリサを遅う。より奥深く突き込めるように、高野に丸い尻を掴まれただけでゾクゾクし、自分の意志とは関係なく、肉洞はきゅきゅっと高野を締め上げてしまった。
「随分と感じさせてくれるが、敵だと思っている男に犯される気分はどうだ?」
 薬のせいなのか、これまで味わった事の無い快感がリサの思考をドロドロに溶かしてしまっていた。嫌だと思う心さえ肉の悦びが塗り込めてしまう。
(はぅっ、クゥ、やっんあっ、ああぁん)
 歓喜は次第に陶酔へと代わっていく。高野が動く度に大量の汁が掻き出され内腿を伝わってショーツに染みを作っていった。ぎゅっと机の縁を掴み、耐えようとした。抜き出されると肉襞が擦られ快感と共に喪失感が生じ、それを埋めようとリサの腰は無意識に高野を追いかけ突き出される。そこへ高野が腰を思い切りぶつけていく。みっちりと膣肉に満たされる野太い感触がリサの意識を飛ばそうとする。
 何度も何度も、イキそうになるのに、その度に高野は抽送を止めてしまう。生殺しだった。そして「もうイキたい」とリサが思っていた事を思い出させていた。まるで「お前は肉に溺れて人を見殺しにしようとしている」と言わんばかりに。
 再び腰を降り始めた高野が口を開いた。
「ん、 膣内は柔らかいし締まりが絶妙だな。やはり近親者は相性がいいと言うことか」
(きんしんしゃ? 近親?)
 快楽に犯され流されそうになる自分を卑しんで涙が流れる。そのリサの耳に高野の奇異な言動が聞こえていた。近親者というキーワードの他にも高野は何か言っていた気がして、溶けきった脳を奮い立たせ記憶を掘り起こす。
(さっきも、ぉあ、血は水より濃いって、ひぅ、言った)
 リサ=幹彦と璃紗は「血は水より濃い」 の関係だと言う事、そして高野とリサの肉体=璃紗は近親者だと言う事。AとBが同族。BとCが同族。ならAとCも同族。リサの頭の中で単純な、けれど、身の毛のよだつパズルが組み上がった。
 よがりながら驚愕の視線を高野に送る。リサの視線を受け、高野は目を細め冷たい笑顔を見せた。
「0087は私の娘だよ。私の精子とある能力者の卵子から造った、ね」
 それまで時折痙攣だけで身動きしなかった璃紗の身体に反応が見えた。指先が床を掻き、顔を懸命に高野の方へ向けようとしていた。その姿はリサにも高野にも見えなかったが。
(そんな……あうっソコ、イイ)
「ヒトには能力の因子が必ず潜んでいるんだ。それだけを強めたヒト同士を掛け合わせれば強力な能力者の誕生だ。0087はその意味で傑作だったよ。ただ、発現しなかった。幼児期から【能力開発】をしたせいか、トラウマになった訳だ」
 高野は腰を動かしながら、楽しい思い出を紐解くように、ちらりと璃紗に目をやった。差異のある事に気付き、テーザーのボルテージを上げた。璃紗は低い呻き声を漏らすだけで大きな反応は無かった。
「そんな時、男女の能力差がどうして起こるのかが解明されてね、君を新たに造ったんだ」
(僕の、お父さんは、お母さんは、偽者……)
 俄には信じられない、璃紗も幹彦も試験管で造られた命だという真実。肉親だと思っていた人々に虐げられた理由が、その時初めて理解出来た気がしていた。肉塊がもたらす快楽に乗って、高野の言葉がリサの隅々に浸透していった。
「臓器移植は難しい。拒否反応が起こるからな。私には切って繋ぐだけなら簡単だがこれは生体の持つものだ、抑制できても完全じゃない。それが親姉弟でもだ。起こらないとすれば、自分の身体に自分の臓器を移植する事くらいだろうな。君は何故薬を飲まなくても拒否反応が起こらないのか不思議に思った事もないのか?」
 リサは、以前、真理が不思議そうな顔をしていたのを思い起こしていた。
(そう言えば、真理さんっが、あん……ひっ! ひゃああっ、そこ、ダメッ)
 高野が上体をリサに預け、身体を支える必要の無くなった左手でリサの硬く凝った肉芽を指先で転がした。強烈な刺激で膣肉がびくびくと反応し高野の怒張を扱き上げる。高野はきゅうきゅうと締め付ける穴の感触に陶然としながらも言葉を続けた。
「まぁ、これ以上言っても無駄か。そら、イキそうだろう? 0087はもう廃棄だ。0124のお陰で脳のいじり方も解った。このままイッてしまえ。その後念入りに脳を弄って私の言う通り動く人形にしてやる」
(あああっ、奥っ、ダメっ、ひっん、璃紗、さんっ僕もう!)
 愛液が足下で溜まる程感じてしまっていた。クリトリスを濡れた指先で摘まれ扱かれ、そのすぐ近くではじゅぶじゅぶと泡になった粘液が肉槍を白くしている。激しく出入りする高野の肉槍は、全身の筋肉に力が入りこれまで以上に収縮しているリサの膣穴を縦横無尽に動き犯していた。襞の一枚一枚に高野の肉塊が快楽を刷り込む。押し込まれる度に背中が反り返り、引き抜かれる度に身体を硬直させるリサの身体。誰が見ても絶頂はもうすぐだった。
「それっイケ! 私はお前を使って、そしてっこの世界のっ! ?!っ」

 高野の動きがぴたっと止まった。胸の部分、ネクタイとワイシャツを掴み倒れている璃紗を見た。
それまで呼吸も出来ない程の甘美な刺激から開放されたリサは、そのまま机に突っ伏し、振り返った。自分を挿したまま、高野が胸を掻き顔面を蒼白にしているのが見える。視線は床に落とされている。高野と同じように視線を落とすといつの間にか仰向けになった璃紗の姿があった。
「お前に、そんな力が、まだ残っていたとは--くそっ」
 高野が口惜しそうな声を出し、そのまま後ろへ倒れていく。脳移植と共に殆ど能力を失っていた筈の璃紗が、最後の力を振り絞り高野の心臓を止めていたのだ。既に肉体は性的な限界に来ていたのか、ぬるりとリサの身体から出ていく際、膣口で擦られた肉棒は一気に白濁を吹き上げていた。まるで高野の生命が吹き出すように。
「くぅ……璃紗、さん」
 テーザーが高野の手から転げ落ち璃紗が大きく跳ねるような痙攣を起こす一瞬前、リサの目に璃紗が微笑んだように思えた。顔は幹彦の物だったけれど、リサには確かに、研究所で微笑んでいた璃紗の顔が見えていた。

Epilogue

 国内の「能力者」と呼ばれる人達が次々に消息不明になった事件と、国会議員が何名も亡くなる事件に関連性があると思う国民は皆無だった。一時的にワイドショーの話題を独占していたが、どこの情報も憶測に過ぎず事件の最深部へ届く事は無かった。尤も、それが出来たとしても表に出る前に潰されていただろうけれど。そして一年も過ぎると、その事件を記憶している人を捜す方が難しい位、風化していった。
 それ以後も能力者を「使おう」とした権力者が現れたが、何故か、心臓麻痺や脳溢血等で死亡するケースが何度も起こり、次第に禁忌事項のようになっていった。
 ただ、事件にしろ自然死にしろ殺人にしろ、要人の周辺には必ず紅い瞳の銀髪の女の存在が囁かれた。しかし、その女が誰なのか、能力者なのか、事件と関係があるのか、全く掴めなかった。
「今の女見た? すげーな最近のレイヤー、白に髪染めてんの初めて見た」
「おー、見た見た。カラーコンタクトで眼も紅かった」
 面白おかしく見送る人々に紛れ、リサの姿は人並みに溶け込んで、やがて見えなくなった。




あとがき

当初、20代男性の超能力者による一人称のお話として始めたものでした。それを2chにアップした訳ですが、プロットをしっかり作っていなかった為に投げちゃいました。
ただ、主人公がTSしてから与えられる身体、アルビノでしゃべれない、という設定が妙に気に入っていたので、主人公の設定を変えて書いていったものです。
幹彦と璃紗と高野の関係が消化し切れていない感じもしますが、今の私ではこれが一杯一杯でした。
ほんの少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。





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