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M女変身小説第81番 リンク (中篇)

なんだかぼくの心臓が高鳴ってきました。
南雲さんの調教を受けるには24時間以内に女性下着の売り場へ行ってそこで一番Hなショーツを買って、それを穿いてメールしなければならないのです。学校が終わって早めに帰るとして5時半。田舎だから店は早めにしまってしまいます。しかし、近場では知人に見られるリスクが有ります。遠出をするべきでしょうか?
って、何を考えているのでしょうか。
メールによるM女調教なんて受けられるはずがありません。
勿体無いですけど諦めるしかありません。

キーンコーン。カーンコーン。

あっと、もうこんな時間です。
次は3年2組の授業に行かなければなりません。ぼくはパソコンをしまって、教科書とメモをチェックします。今日の授業はあとこれだけなのです。

……全然授業に身が入りませんでした。
自分でも何を言っているか分かりませんでした。
ぼくは意外と動揺しやすい性格のようです。
こんな事ではメールによるM女調教を受けたりしたら、仕事にまで差し障りがでます。
やっぱり残念ですけどM女調教の話は諦めるしかありません。南雲さんにも丁寧にお断りのメールを入れてなくては。おや、珍しく妻からメールが来ています。『醤油が切れたので買ってきて下さい』ぼくは帰りに近所のスーパーに寄る事にしました。




「あ」
醤油を買った後、ぼくは思わず通りかかった女性用の下着売り場で立ち止まってしまいました。
なんと言う事でしょうか。
勿論、メール調教は受けないと決めた訳ですから無視して通り過ぎれば良いだけなのです。でも、何故だかここを通った事にちょっと運命的なものを感じてしまいます。取りあえず、一番Hなショーツを探すために色々と手にとって確認します。

……何をやっているのでしょうか、ぼくは。
あまりの展開に我を忘れてしまいました。
いやいやいやいや、違うのです。
これはこの状況を楽しんでいるだけなのです。
本当に女装などする訳が無いじゃないですか。
ぼくは店を後にし、駐車場に向かいます。

「ちょっとお客さん、かばんの中を見せてください」
不意にぼくは女の人に呼び止められました。
知らない人です。何故だかすごく嫌な予感がします。
「何故ですか?」
ぼくはかばんをぎゅっと持ち抱えます。
「良いから見せてください。全部見てたんですよ」
つうと汗が流れます。この人は何を言っているのでしょう。
一体何を見たと言うのでしょう。
兎に角かばんの中身を見せる訳には行きません。
ぼくは強引に女の人を振り切りなんとか逃げようと試みます。




「じゃあ何でうちの商品があなたのかばんから出てきたか説明できますか?」
ああ、なんと言う事でしょう。
かばんの中には女性用下着など入っていないかのように見えました。
ぼくは一旦胸をなでおろしたのです。
ところが、普段は滅多に開けない内側のチャックを開けられるとそこから案の定女性用下着が出てきたのです。かなりHな奴です。勿論、そんなものぼくは見てないはずですし、持ったり、ましてかばんに詰め込んだ記憶など一切無いのです。なのに何故かそこからそれは出て来たのです。
一体どういう事なのでしょう。
既にぼくの調教は始まっているのでしょうか?
いや、そんな筈は有りません。第一、メールの指示は『買って』であって『万引きして』ではないのです。
ああ、それにしてもこの場をどう切り抜けたら良いのでしょうか。
強引に逃げようとした時に女の人が尻餅をついているのでひょっとしたら強盗にされてしまうかもしれません。そして、既にぼくは「刑事訴訟法第二百十二条の私人による逮捕」をされている可能性すらあるのです。懲役刑や前科がつくかもなのです。幸い、ぼくは初犯ですから起訴処分にはならないと思いますが。
「それが全く記憶に無いのです」
本当です。
「では何故逃げようとしたのですか?」
「それは……」
ぼくは言葉に詰まります。でも、ひょっとしたら分かって頂ける方もおられるのでは無いでしょうか。絶対やった記憶は無いのですが、何故かかばんの中にこの店で一番Hなショーツが入っている気がしていたのです。
「じゃあ、連絡先と名前を教えて下さい」
「勘弁してください」
こんな事がばれれば、クビの可能性すらあります。そうでなくても減給や厳重注意になって、査定は最悪です。妻との関係にも離婚の可能性の他、さまざまな悪影響を与える事に間違いありません。
「では警察に連絡するしかありませんね」
「それは……」
そのルートも最悪です。拘留や取調べとなるとマトモな人ですら想像と現実の区別がつかなくなってぺらぺらとやっていない事でも自白してしまうのです。ましてや、今のぼくがこの状態でそんな事になれば想像と現実とがごっちゃになって何を言い出すか分かりません。
「いい加減にして下さい!」
女の人は机をどんっ、と叩きました。ぼくは震え上がってしまいました。
こうなってはもう仕方ありません。ぼくは全て正直に話して、なんとか許してもらえるようにお願いする事にしました。幸い、お金が無いわけではありません。この女の人も怖い顔をしていますが、無抵抗の人間にはそれほどひどい事をしない……かもしれません。
「実は……」

つづきはこちら

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