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投稿TS小説 変貌の百合姫-シェリーの甘い企み続編-(3) by.りゅうのみや <18禁>

……
…………
私は事の次第を全て包み隠さず語った。
突然サキュバスになってこと、サキュバスの体に弄ばれ凌辱されたこと、
そして……快楽に身を任せ、堕ちるところまで堕ちてしまったことを。
「ねぇシェリー、どうして私はサキュバスになってしまったの?」
「ごめんなさい、私には全く分からないわ。
私もサキュバスになってまだ日も浅いので、そういった事情に疎いのよ」
「じゃあ、この額のルビーのことは?」
「少なくともサキュバスの身体的特徴は翼と尻尾、あとは角だけで、
それ以外は人間とそう変わらないわ」
「じゃあ私はサキュバスという存在ですらないというわけ?」
「ごめんなさい、本当に分からないの、ただ…」
「ただ、なに? 続きをお願い!」
「ただ、千年前に同じように額にルビーを付けた
サキュバスが、いたという噂は聞いたことがあります」
私の時と同じようなことが千年前にも起きていた。
それはあまりにも出来すぎていた。
「シェリー、この世界で歴史書か当時の史記とか扱っている資料館はないの?」
「ええ、一つ心当たりのある図書館があります。そこに行ってみましょう」

私たちはこうして古代図書館にお邪魔している。
本来なら一般の来客は認められていないのであるが、
パートナーである私が同伴だったため、特例が認められた。
ひたすら当時の資料を虱潰しにしている。
「ありましたわ、涼ちゃん!」
「本当!? さすがシェリー、頼りになるぅ!」
早速読み始めた……。
……なんだろう、このミミズの痙攣したような形容し難い文字は。
日本語でなければ英語でもない、言うならばサキュバス語なのかもしれない。
「ごめんシェリー、これ読めないわ。代わりに読んでいただけないでしょうか」
「あ、ごめんなさい。
≪サキュバスともののけの格差社会は想像を絶する。
もののけははっきり言えばハイエナ、餌を捕食するのは容易といえる。
一方のサキュバスは常に絶滅の危険性を孕んでいた。
自分の生命維持すらできないサキュバスはもののけに見下され虐げられていた。
そこである一人のサキュバスはこう提案した。
『人間を、それも男性を連れ去り、女性に仕立ててみてはいかがでしょうか』
未知の、それも何の意味もなさないようにみえた意見に賛同者は誰もいなかった。
仕方がなく、そのサキュバスは自らの手で男性を連れ去り、女性化に成功した。
さらに性の手ほどきを絶えず試みた。
結果、その人間は信じられないことにサキュバスとなった。
しかも他のサキュバスにはない特異点があった。
まずは額にあるルビー、そして他のサキュバスにはない驚異的な隠密性。
これにより捕食が非常に楽になり、サキュバス界の繁栄に貢献した。
しかし、それを面白く思わなかったのがもののけであった。
ルビーのサキュバスを抹殺することに飽き足らず、
女性化の秘儀を封印してしまった。
これによりもののけとの関係はさらに溝を深める結果となり、
二度と淫魔界に繁栄はないと言われるようになった≫ ですって」

「ちょ……、それ、すごく重要なことが書かれてない!?
それって私たちが経験したことがそのまま描かれているじゃない!」
「そのようね。私がもののけだった時、
もののけ界でも女性化の実験は禁止されていたわ。
私は知識欲のため、あえて法に触れる行為をして
秘密裏に研究を進めていたの」
「それって、危なくないの?
ばれた途端にもののけ界を追い出されてしまうのじゃあ…」
「あの時はキリがいいところで実験を打ち切って、
関係する人物全ての記憶を消してしまえばどうにでもなると思っていたわ」
今、滅茶苦茶嫌な事実を知ったような気がするのだが…
まぁ、今に始まったことじゃないので聞き流すしかない。
「じゃあ、私はサキュバスの中でもかなり力のある者ってことなの?」
「そうなるわね。サキュバスの致命的な弱点は隠密性が非常に悪いこと。
そのためにちょっとした組織なら簡単に捕捉することができるわ。
その弱点を克服したサキュバスは、
いわばこの淫魔界の女王の地位にでも上りつめることだってできるわ」
「私が……女王に?」
「ただその力を制御できなければ、逆に要注意人物だわ。
すぐに調律が必要になってきたわ」
「調律…?」
「あなたの持つ力を自分のものにするために、指導となる人が
性技によって上手くコントロールするための調教ですわ。
もちろん指導者はマスターである私が務めるわ」
マスターとはパートナーの所有者、
つまりマスターとパートナーは一種の主従関係でもある。

さすがに図書館で調律を行うのは禁止されているので、
いったんシェリーの自宅に戻り、まずはこれまで収集した情報を整理した。
「滅多にないことなのだけど、先天的にサキュバスの才能が高い人が
能力を制御できなくなり、自分の意思とは逆に自分を凌辱するということがあるそうよ。
先程の資料をさらに詳しく調べてみたところ、
どうやら人間の男性にはそういった潜在能力が非常に高いらしいわ。
恐らく女性化の実験に名乗りを挙げたのも、そういった理由があると思うわ」
「シェリーの実験と私が元男性であったこと、
そして性の手ほどきによって自分の力を解放したというのね…。
でもパートナーには男性の方も何人か見かけましたわ。
その人たちがサキュバスになったという話は聞いたことがありませんわ」
「これはあくまでも仮定に過ぎないのだけど、
サキュバスに男性というのが存在しないのが理由だと思う。
そのためいくら才能があるとしても、
男性のままだとサキュバスになれないのかもしれないわ」
「じゃあ、この淫魔界でもそういった人を
女性化させればサキュバスになれるということなの?」
「あの時は私がもののけだったからこそできた荒業よ。
今の私にそんな力など残っていない。
あったとしても淫魔界ではもののけによって封印されているのだから、
事実上あなたしかその才能を開花できない状態なのよ」
つまり事実上私が二人目のサキュバスになった人であり、
恐らく私で最後の事例になるのであろう。
もちろん他のもののけがそういった実験をして、
愛の逃避行をするかのように淫魔界に亡命する可能性もないことはないのだが、
シェリーのように危険を冒してまで実験をする者はまずいないであろう。
「なーんかまた私のこと、馬鹿にしてない?」
「え、い…いえ、私…何も考えていません」
迂闊だった、心を読めることをすっかり忘れていた。
これはまたお仕置きが待っているのか……
いや、これから調律を行うのだからどっちも一緒だった。

「あの……ほら! 早速調律を始めましょう!」
「あっ、また話を誤魔化そうと……。
まぁいいわ、確かにどっちも一緒よね」
ちょ…真顔で言わないで……滅茶苦茶怖いよぉ。
「そうねぇ、また力が暴走すると多分私の手に負えないから
このチェーンを使って全身を拘束しないとね」
そう言いながらチェーンを巧みに使って全く身動きできない状態にされた。
「これは調律のため? それともお仕置きのため? どっちなのぉ」
「んーと、どっちも♪」
いーーーーやーーーーーっ!

<つづく>

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