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「カレーライス」 第二章(3) <18禁>
作.ダークアリス キャライラスト&挿絵:キリセ
(3)
鏡の中の、新しい俺。
小柄な体に、控えめな胸。そして幼い顔つき。
なぜこんな体に? という疑問が沸くと同時に、今まで自分が受けてきたことを思い出し、思わず体が震えた。
「気に入ったか? 未成年者への性犯罪被害の防止には、こういう捌け口があったほうが良いだろう?」
まだ自分のものと認識できない少女の体を、“捌け口”と言い捨てた男の言葉に、俺は怒りと恐怖を同時に感じた。
俺は震え出したりしないように、自分の身を庇うように両手で体を抱き、虚勢を張って言い返した。
「へぇ、あんたロリコンなんだ」

蔑むように言うと、いきなりベッドに殴り倒された。
口の中に鉄の味がいっぱいに広がったが、歯が折れた感じはなかった。
「口の利き方に気をつけな、この大人のオモチャ!」
俺は言い返そうと体を起こしかけたが、一瞬目の前が暗くなり、ベッドに倒れこんだ。
男の一撃で、俺は軽い脳震盪を起こしたみたいだった。
「手加減はしたさ。おとなしく従っていれば、手荒に扱ったりはしない。まだ満足に体も動かせないだろうからな」
手加減? 男にとってはそうだったかもしれないが、小さくなってしまったこの体には、気を失いかけるほど強烈だった。
俺は横になったまま痛む頬を押さえながら、身を庇う様に体を丸めた。
だが男は、俺の左の手首に嵌められた銀色の枷を掴んで無理やり起こし、顔を近づけていった。
「逆らったり生意気な口の利き方をしたりすれば、どうなるか判るよな?」
「せっかくきれいにしたのに良いのかい? キズモノにしても」
ここで気力負けしたら駄目だと思い、精一杯の虚勢を張る。
「お前が逆らわなければいいことだ。もっとも、この腕輪がある限り、お前は俺たちには逆らえない」
「今度は何をさせる気なんだ?」
「セックスさ。お前はその体に受けることを、素直に感じてさえいればいいんだよ」
「どうせ、無理矢理でも犯すつもりなんだろう? 元男の俺なんかを犯して、楽しいのかよ!」
「言葉遣いも、少女らしいものに矯正する必要がありそうだ。興がそがれる」
「な……!」
俺は覆いかぶさるように組み伏せられ、体を裏返された。
そして、尻を突き上げるように腰を持ち上げられ、肛門に何かを挿入された。そして、ちりちりと痛む入り口を擦るように、奴の指で奥のほうにまで押し込まれた。
「っ……!」
「座薬だよ。注射だと腕に痕が残るし、直腸吸収でも同じ効果が得られるのでね」
「何の、薬だ?」
「ありがちな合成麻薬の一種だよ。まだ麻薬指定は受けていないがね」
「麻薬?」
「媚薬といえば判りやすいかな。さぁ、お楽しみはこれからだ」
そういうと、医者は俺の背中に馬乗りになったまま白衣を脱いで、ネクタイを緩めた。
「役得とはこのことだな」
男は本気で俺を犯す気なのだと、やっと理解した。
今さら作り変えられた体の貞操を気にはしないが、屈辱的であることには変わりなかった。
「安心しろ、これから天国にいるみたいに、気持ちよくしてやるから」
俺は男なんかに抱かれて、気持ちよくなったりなんか絶対にしない!
そう心に決めたが、男が俺の胸をゆっくりと揉み始めた時、今まで感じたことも無かった、甘い感覚が全身を駆け抜けていった。
「あんっ!」
思わず漏れてしまった自分の嬌声に、俺は動揺した。
「今まで君は、その体に苦痛しか感じていなかっただろう。だけどこれからは違う。君は女の体が生み出す快感と悦楽に興じることができるようになるんだ。その初めの第一歩として、せいぜい気持ちよく悶えるがいいさ」
“怖い”。俺がそう感じたのは、媚薬に小さな躰を蝕まれ始めていたからだけではなかった。
恥辱には感情を殺すことで耐えられた。苦痛には心を閉ざすことを覚えた。
けれどこの感覚は何なんだ?
皮膚がちりちりするように痺れ、男に触れられるたびにぞわぞわとする震えが全身に広がっていく。
心の奥底にある何かが、俺に語りかける。
“もしここで抵抗できなければ、もう一生後戻りはできないぞ”、と……。
「や、やめて、あんっ!」
男が今度は股間を刺激した。指で肉の谷間をわけ入り、小さな入り口を確かめるように撫で上げたのだ。
今まで感じたことも無かった女性器からの快感に、俺は戸惑った。
「いいねぇ、その表情。今度も君には、利用価値がありそうだ」
そういって男は、俺の全身を弄り始めた。
<つづく>
(3)
鏡の中の、新しい俺。
小柄な体に、控えめな胸。そして幼い顔つき。
なぜこんな体に? という疑問が沸くと同時に、今まで自分が受けてきたことを思い出し、思わず体が震えた。
「気に入ったか? 未成年者への性犯罪被害の防止には、こういう捌け口があったほうが良いだろう?」
まだ自分のものと認識できない少女の体を、“捌け口”と言い捨てた男の言葉に、俺は怒りと恐怖を同時に感じた。
俺は震え出したりしないように、自分の身を庇うように両手で体を抱き、虚勢を張って言い返した。
「へぇ、あんたロリコンなんだ」

蔑むように言うと、いきなりベッドに殴り倒された。
口の中に鉄の味がいっぱいに広がったが、歯が折れた感じはなかった。
「口の利き方に気をつけな、この大人のオモチャ!」
俺は言い返そうと体を起こしかけたが、一瞬目の前が暗くなり、ベッドに倒れこんだ。
男の一撃で、俺は軽い脳震盪を起こしたみたいだった。
「手加減はしたさ。おとなしく従っていれば、手荒に扱ったりはしない。まだ満足に体も動かせないだろうからな」
手加減? 男にとってはそうだったかもしれないが、小さくなってしまったこの体には、気を失いかけるほど強烈だった。
俺は横になったまま痛む頬を押さえながら、身を庇う様に体を丸めた。
だが男は、俺の左の手首に嵌められた銀色の枷を掴んで無理やり起こし、顔を近づけていった。
「逆らったり生意気な口の利き方をしたりすれば、どうなるか判るよな?」
「せっかくきれいにしたのに良いのかい? キズモノにしても」
ここで気力負けしたら駄目だと思い、精一杯の虚勢を張る。
「お前が逆らわなければいいことだ。もっとも、この腕輪がある限り、お前は俺たちには逆らえない」
「今度は何をさせる気なんだ?」
「セックスさ。お前はその体に受けることを、素直に感じてさえいればいいんだよ」
「どうせ、無理矢理でも犯すつもりなんだろう? 元男の俺なんかを犯して、楽しいのかよ!」
「言葉遣いも、少女らしいものに矯正する必要がありそうだ。興がそがれる」
「な……!」
俺は覆いかぶさるように組み伏せられ、体を裏返された。
そして、尻を突き上げるように腰を持ち上げられ、肛門に何かを挿入された。そして、ちりちりと痛む入り口を擦るように、奴の指で奥のほうにまで押し込まれた。
「っ……!」
「座薬だよ。注射だと腕に痕が残るし、直腸吸収でも同じ効果が得られるのでね」
「何の、薬だ?」
「ありがちな合成麻薬の一種だよ。まだ麻薬指定は受けていないがね」
「麻薬?」
「媚薬といえば判りやすいかな。さぁ、お楽しみはこれからだ」
そういうと、医者は俺の背中に馬乗りになったまま白衣を脱いで、ネクタイを緩めた。
「役得とはこのことだな」
男は本気で俺を犯す気なのだと、やっと理解した。
今さら作り変えられた体の貞操を気にはしないが、屈辱的であることには変わりなかった。
「安心しろ、これから天国にいるみたいに、気持ちよくしてやるから」
俺は男なんかに抱かれて、気持ちよくなったりなんか絶対にしない!
そう心に決めたが、男が俺の胸をゆっくりと揉み始めた時、今まで感じたことも無かった、甘い感覚が全身を駆け抜けていった。
「あんっ!」
思わず漏れてしまった自分の嬌声に、俺は動揺した。
「今まで君は、その体に苦痛しか感じていなかっただろう。だけどこれからは違う。君は女の体が生み出す快感と悦楽に興じることができるようになるんだ。その初めの第一歩として、せいぜい気持ちよく悶えるがいいさ」
“怖い”。俺がそう感じたのは、媚薬に小さな躰を蝕まれ始めていたからだけではなかった。
恥辱には感情を殺すことで耐えられた。苦痛には心を閉ざすことを覚えた。
けれどこの感覚は何なんだ?
皮膚がちりちりするように痺れ、男に触れられるたびにぞわぞわとする震えが全身に広がっていく。
心の奥底にある何かが、俺に語りかける。
“もしここで抵抗できなければ、もう一生後戻りはできないぞ”、と……。
「や、やめて、あんっ!」
男が今度は股間を刺激した。指で肉の谷間をわけ入り、小さな入り口を確かめるように撫で上げたのだ。
今まで感じたことも無かった女性器からの快感に、俺は戸惑った。
「いいねぇ、その表情。今度も君には、利用価値がありそうだ」
そういって男は、俺の全身を弄り始めた。
<つづく>
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