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『愛玩メイド"KEI"』2-4

作.黒い枕
イラスト.神山

ツカクラ挿絵3

 だが、そこは寸前のところでレラが舌先をスタートから巻き戻し、朦朧とするだけで留まるも、再び歯茎から順に口内を突き進む。
 まさに無限地獄のように思われる猛攻。
 時には食道を抜けて、胃にまで進行されたり、舌を絡められて坂倉 慧刻は――リモコン付のオモチャのように跳ねた。 甚振られる痛みが意思を介さず、体を動かす。

「……んグゥゥ!?……ンンぷ、………むぐうっ!!?」
「あらら、レナのキスに頭が蕩けちゃった? ダメじゃない貴方はメイドなんだから、品格を持ってもらわないと………」
「~~~~~~~~~~~~~~~~ぐむぅ、ンンン!?!??」

 弄ばれている歯茎や舌、そして喉ちんこ、から痺れ始めた甘い毒にとろんと、した眼球が今までとは逆の左の乳房に激震により正気に戻され、また口を容赦なく舌みたいな物体に支配される。
 引き裂かれるぐらい奥に入り込まれながら、そんな『痛み』すらも、体は徐々に受け入れる。―――心すらも、甘美さを受け入れた。
(ンアア……痛い……痛い……イ…た、…けど…い、…なん、だ…この気持は―――)
 外部からも内部からも執拗に責められ慧刻は今までに味わったことのない感覚に見舞われた。
 酸欠による混濁した意識の中に垣間見られる、ソレに飛び込んだ瞬間に何かが体を走り巡る。

 時には巨乳に食い込むヒールの痛烈な衝撃すらも越えた何か。

 それが悦びだと本人は悟れぬまま、体は率直に苛められることに悦び、過熱化と発汗を促していく。
 明らかに異常な痙攣を起こし始め、体がピンク色に染まる。

「グ……ぅンン……んむうう!!」
「あら、もしかして私に胸をいたぶられて感じてしまったの? それともレラにキスされて? 本当に感じちゃったの?男の癖に責められて?」
「ムグゥゥ……がぽっ、……ンむうー、ムン!!」
「言いたいことがあるなら、ちゃんと言いなさいよ。 視線すら、どこに向けているやら………ねっ!!」
「ぐっ、んン、ンンギア、ムロ!!??」

 また、最初に痛みつけられていた右の片割れにヒールの攻撃が移る。
 虚空に融解しかかった精神がまた、ギリギリのところに戻された。
 しかも、痛めつけた部分を避けるようにワザと―――斜め上に。
 特大の美しき巨乳には他よりも深い桜色の痣が数箇所。ジンジンに体と脳に響く。
 
 ――精神を強制的に上げ下げさせられて慧刻には屈辱と切なさに雁字搦めされて自分が何所にいるのか、忘却した。
 完全に苦痛よりも、疼きによる快感の度合いの方が強くなっていた坂倉 慧刻。
 7回は越えた異物の侵略に体中の酸素は抜け出し、視界には霞みが現われた。
 その上、意識しないのに痛みと恍惚に眼球は訳も無く暴れだす始末。

「――――――ご主人さま、只今、ミラが戻りました」
「ちょっと遅かったわね。 この子、ヒールと舌で痛めつけただけでイっちゃたみたい……ほら」
「ンン……ムぅっ……」
「んー、そろそろ……いいかな? レナ止めなさい」
「ンぶっ、ハアアア、………とても『美味』しかったですう」
「……ッツ……げホっ……ふゅ、ゼッ……ハァ…、ヒュ……!!」

 最早、数十メートル先に現われた人物すら確認できないほど意識は混雑し、ヒールの重さがなくなったことすら、良く理解出来ない。
 そんな夢現状態の慧刻を気遣うつもりなど、ツユほどもない彼女は低くしゃがむと、帰って来たレラに見せ付けるようにスカートを捲る。

 そこに見えたのはフリルと布地が半々ぐらいの薄翠のショーツ。
――明らかに濡れきっている。

「凄いですね。 本当に胸と口だけで………?」
「信じられないけど、本当よ。 この子……――どうしようもなく淫乱みたい」

(感じ…てる…わけが…ねえだろう、が……このぉ…変態ども……くそおお、見るなああ)
 心の中だけで反発する彼だったが、その言葉は彼女たちでなく、自分に語っているようだった。 心が壊れないように。
 そう例え、慧刻自身が股間部分から濡れた衣類特有の嫌悪感と一体感を感知したり、目を見開いているのに時折、スパークしたりしても――認めない。
 ――認めたくない。

 しかし、悲痛な願望を裏切るようにスカートの奥に出現したのは、丸い肉と秘部のスジが包み込まれている、淡い緑のショーツ――が濡れている場面。 
 間違いなく―――彼の股座。
 柔らかそうな肉穴の花園から漏れ出した雌の蜜が可愛らしい下着をビジョビジョに陵辱し尽くしている有様。どうやら三割ぐらい濡れている可能性がある。
 そんな汚れたショーツにご主人さまの尖った指がのめり込んでいく。

「んひゃああぁ?!!……ひああ??!」
「ほらほら、又のお口も節操なく唯漏れよ!?こんな淫乱な女見たことない」

 鉛筆削りで削られたみたいに鋭い指がジュぶり、ジュぶりと、音を立てながら肉の割れ目に侵入してくる。それだけで全身を覆いつくし、熱していた快感が一気に爆ぜた。
 光の速さで刺激が体中に反映する。
 体の壊れ具合が倍増したように動きを封じられているにも関わらず、体が浮く。
 だが、これはまだ序の口程度だったと、誰が想像出来るだろうか。
 旨く言い表せない女性性器の小さな”シコリ”が振動された瞬間、坂倉 慧刻は未知の領域に吹き飛ばされた。
 涎もみっとも無く防波堤を抜けていく――本当に女がイかされているように乱れてしまう。
 上部の肉越しに刺激されても彼の体は自然と跳ね、上半身の乳が波打つ。

「くしょ……ハァっ、…ひゃンッ…加減………ゼュ、……あぁふン!??」
「まだまだ、遊びたいのは山々なんですけども……本題に移りましょうか」

(これ以上何をしようって言うんだ!?)
 反逆心が擦り切れたように心から消えた。
 スッカリ、折れてしまった精神を儚い息遣いが、雄弁に語っている。
 当の昔に腰砕けになった体の疲労感に拘束から逃れようとする気力すらない。
 そんな彼をご主人さまは濃い紫の髪ごと頭を掴み、上へと無理矢理傾けさせた。

「…ハっ、……ハァ……ンぁぁ、」
「だらしない。ほら其処に立っているのが誰だか分かる? ふふ、勿論分かるに決まっているでしょうけど、念のためにね……」
「………んっ……グ…ぁぁ、……お、前…は、……ハァ、ハッ……ぁぁ」

 掠れるほど弱まった視力で女によって強制的に知覚された人物を確認していく。
 可愛いが、少しお子様体形に茶色のショート・カット。 まるでトレードマーク見たいに伸びる数本のアホ毛。
 淡い黄色の基調のチュニックを着て記憶とは違いがらりと、雰囲気が変わった女の姿。
 姿形を変えられた慧刻ほどではないが、彼女のオーラは別人のように違っていた。
――ぼやける映像と脳みそでも、それだけはくっきり分かるほど。
 そんな考えを肯定するかのように笑いながら、倒れ伏す自分を見下した。
 何時も自身がやってきたような”嬲る”表情で、豪胆に、にやける。
 疑問が頭の中をグルグル回転して、慧刻はこの場で唯一、見知っている人物の名を口から漏らした。

「―――花……ふ……奈美子……?」
「残念だけど違うな。私は『花歩 奈美子』――の皮を被った先輩メイドのミラだ。新入りメイド」

 ――――”花歩 奈美子”―――今現在、坂倉 慧刻が貢がせ遊んでいた、11人目のあか抜けていない女の子。
 そんな自分が弄んでいた女に蔑まされて、冷笑されているなど悪い冗談だ。
 しかし、肉体自身が慧刻を軽蔑しているかのように、力が入らない。
 身体に意思を介しないまま、”花歩 奈美子”――に見えるミラが嗤う。
 ほっぺからまで切り分けらていそうなほどの、深い笑みだった。

「驚いている、驚いている、 ご主人さま、この後どうしますか?」

 花歩 奈美子―――でなく、その彼女の『皮』を被った――双子の片割れのミラ。
 本当なら、嘘と切り捨てたいのだが、自身の身に降りかかった異常事態の連続に理性と、本能が一緒にまたしても、またしても『本当』だと、叫ぶ。
 現に目の前に男の背中から別人――それも背丈も会わない美女が現われ、メイドの少女と共に慧刻を苦しめていたのだから信じるしかない。
 少なくとも彼が感じた痛みと言いしえぬ恍惚は紛れもない現実だ。
 大きすぎる胸元からは未だに鋭利に凹まされ、喉からは脆弱な息が笛と化し、自身の衰弱ぶりを如実に語る。
 ピンクだった痣も少し変色しながら痛み癒えない。
 そんな保護欲そそられるぐらい痛めつけられた――『薄幸美女』になった慧刻の姿にご主人さまは益々、サド心を強めていく。
 奈美子に勝るとも劣らない――背筋が強張る笑顔。

「まったく、貴方達も頼んで作ってもらったけど……少し、性格設定間違えたかしら?」
「「酷いですよ、ご主人さまあ!!?」」

 行き成り標的が新入りでなく自分たちになったことに表情すらもシンクロさせて異義を申し立てるレラとミラ。
 反応のピッタリさから流石双子と言ったところか。
 何にしても彼女たちの良い分も尤も、だった。
 双子を”こう言う風”に――作ってくれと頼んだのは彼女自身なのだから。
 勿論、『出来栄え』には文句ないご主人さまのイタズラ心だったのだが、生憎と面白いように引っ掛かる姿に本気で標的を変えてしまいそうだった。
 しかし、今日の本題は別なので本心を偽り「ごめんなさい、貴方達はとても優秀よ」と、自身が鷲摑みにしている彼―――だった少女に注意を向け直した。

「ふふ、驚いている――のは当然ね。 何たって遊んでいた娘が別人のように変わっているんですものね。 勝利者である筈の自分が女にされて、アンアン泣かされているなら、なおさら」
「…………………っ!! くそお…ぉ一体、…?!!」

 先ほどの淫行に自身が感じて、喘ぎ声を出していたことを思い出し、雪辱と憎しみを彼女たちにぶつける。
 意識したら余計に体に溜まっていた熱が変質したみたいに気だるさが残る。
 特に痣が出来るほど責められた乳房が、意識を妨げる感触の大半だった。

「無理しないの、キスされて、喉を犯され、乳を踏み付けられたくらいで、感じちゃう淫乱な娘なんだから、大人しくしてなさい、ちゃんと貴方がどうしてこんな目にあっているのか説明するから、そうね。……流石に無様過ぎるから座って話しましょう?」

(…………………………………畜生、畜生、畜生――っつ!!)
 ここまで屈辱に塗れ、意思に反して涙が途切れなくなることなど、傍若無人の暴君さまだった坂倉 慧刻には考えられない状況だ。
 それ故に殺意と恐怖も凄まじかった。
 人すら殺しかけない敵視も――弄られ、火照り、不可解な餓えに震え、躯幹に押し込め、慧刻は従う。
 そう判断した――自分の意志で。
 それは”彼女”の中に埋め込まれた存在意義が――目先にいる“ご主人さま”の命令に属従することである何よりの証であることも気が付かずに。
 操られるように坂倉 慧刻だったメイドは勧められるがまま椅子に案内された。

<つづく>

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