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My Little Princess (6)

作.うずら
キャライラスト&挿絵.いずみやみその

<6>
 幸い、心配は杞憂に終わった。誰とも会うことなく、廊下を突破することができたのだ。
 などと喜んでいる場合ではない。勢いやその他諸々に流されてしまっていたが、この私が姫様と入浴などと、畏れ多い。しかし、ここまで来て断るとなれば、きっと騒ぎになることだろう。なんとか両方ともを回避する方策はないだろうか。
「ひくちっ」
 ……しばらく考え込んでしまっていたが、冷えた下半身のせいで寒さもある。ここは大人しく従ったほうがよさそうだ。
 決意をこめて顔を上げると、姫様とイルマはすでに下着姿になっていた。引き締まった均整の取れた身体をもつイルマ。対して、しなやかな“女性”へと変わりつつある姫様。
 って、ああっ、思春期の少年でもあるまいに、婦人の脱衣を凝視などっ。えぇい、しっかりしろ、アレック!!
 いつまでも私だけ未練がましくしているから、そのような邪念が入るのだ。ひと思いに……。
「だめじゃない。服を着たままでお風呂に入る気?」
「そうです。ほら、脱がしてあげますから」
 あ、だめだ。やはり逃げたい。
 だが、私の心の葛藤など余所に、瞬く間にひんむかれてしまった。イルマが、次いで姫様も下着を取り払う。
 さきほどと同様、引っ張られるようにして浴室に連れ込まれる。夢にまで見たといえば言いすぎだが、姫様の裸体がそこにあるというのに、なんとも情けない。
 二人ともが広いバスタブに向かった隙に、シャワーをひねる。何やら話をしているが、またいつもの旅物語だろう。
 少し熱めの湯が心地よい。ずいぶん温まってきた。白い肌がほんのりと桜色に染まり、自分のことながら色気を感じずにはいられない。
 さて、今のうちに出てしまおう。タオルを求めて振り返るなり、壁。
「さ、ちゃんと身体を洗いましょうか、アリッサ」
 肩をつかんだイルマを振り払う。せっかくの気分が台無しだ。
「何をする。それぐらい、自分でっ、な、あ、ひめ、さま?」
「どうかしましたか、アリッサ?」
 イルマの向こうには身体中泡だらけになった姫様が。見上げると、なんともいやらしい笑顔があった。また、この女ッ!
「さぁ、どうするの? アレック・メイフィールドはせっかくの好意を無下にするような、ひどい人なのかしら? それとも、おねえさんの方がよかった?」
「うぐっ、ぅぅ……」
 ちらりと視線をやると、姫様が小首をかしげて私を待っている。選択の余地は、残されていなかった。
 わざわざ向きを変えられ、後ろから抱きしめられる。じっとしていると、背中をやわらかいものが往復し始めた。
「イルマから聞きました。殿方はこうすると喜ぶそうです。アリッサも覚えておいてくださいね」
 姫様の肌が、私の肌をこすりあげる。腕が前に回され、横腹や肋骨、ふとももなどをなでていく。立っているのが、つらい。
「っ、ぁっ、ん」
 まだ終わらないのかとイルマを睨むが、腰までつかってのんびりとしている。この、元凶めが。
「だめです。アリッサ。ちゃんとわたくしのことだけを、見てください」
「ひひゃっ!?」
 揉むように、いや、確実に揉むつもりで、お尻が洗われる。しなやかな指の動きが、どうしてもさきほどの行為を思い出させた。ただそれだけなのに、身体がひくひくと痙攣してしまう。
「あらら、かわいく腰まで振っちゃって」
「アリッサ、そんなにぬるぬるしたものを出していては、洗えません」
「ゃっ、ぁ、あぁっ、そんなこと、いわ、ひゃうっ」
 とける。立っていられない。
 すとんと自然に床の上に尻もちをついてしまう。どうやら今ので軽く達してしまったらしい。なんとも情けない。

My Little Princess 3

「イルマ?」
「そういうときは“ぬるぬる”が出てこないように、徹底的にイかせてあげるとよいのですよ」
「え、ま、ぁっ、ひゃぁぁっ」
 さきほどまで無知だったとは到底思えなかった。乳首と女性器が同時に攻められる。女性だからなのか。指づかいも繊細で、あらがえるものではない。
「ん、んーっ、あ、ぁんっ、やぁ、もう、ひめさまぁっ」
 どんどんうまくなっている。指がうごめき、弱いところ、弱いところをえぐっていく。そのたびにわたしは小さな波におそわれる。けど、許してもらえない。
 まるでイルマにわたしのすべてを見せるかのように。あしを広げられ、せめられる。
 とろとろになって、意識もとけちゃいそうで。だけど、大きな波がこなくて。
「ぁっ、あぁっ、ひっ、くぁっ……」
「ほしいですか?」
「なに、んぁあっ!?」
 乳首がつねられた。じんわりといたみが広がってくる。けど、それすらも快感で。
「ちゃんとおねだりしてみろよ」
 これでよいですか、イルマ、などと付け加える。うぅ、あのおんなぁ……。けど、でも、ほしいよぉ。
「お、おねがい、します」
「イルマの言ったとおりですね。素晴らしいです。えっと、どこになにがほしいのか、ちゃんといわないとわからないぞ」
「ぁ、ぅぅ……わた、私の、せいきに、その、ひめさまの、指をいれてください」
「よくできました。ご褒美です」
「ひゃぁんっ」
 中に二本、はいってきた。そのままこりこりとカベをひっかくようにして、うごきまわる。ほんのすこしさわられるだけで目がちりちりする。
「そろそろ良いでしょうか? ……えいっ」
「ひぁっ、ああぁぁぁっ」
 ぐいっと押しこまれるなり、カラダも意識も、すべてが波にさらわれた。


 ぼんやりとした天井が見える。背中から伝わる、ふかふかの感触。まだ眠くて、手近の温かいかたまりに身を寄せる。少し硬い。だが、不思議と落ち着く。腕がぎゅっと背中に回される。……ん?
「目が覚めましたか」
「なっ!?」
 若々しい声。聞き覚えのある発音。どこか見覚えのある顔立ち。そう、毎日見ていたあの方が男になれば、こんな感じだろうか。
「……ひめ、さま?」
「なんですか、アリッサ」
「そ、そのお姿、は?」
 なんとか喉から音を絞り出す。頭の中で様々な思いがぶつかりあい、ぐるぐるぐるぐると駆け回る。
 私が混乱しているのをしり目に、姫様らしき青年は平然としていた。
「アリッサと結婚するために男になりました。あ、心配しなくても大丈夫です。いやいやではありません。父上の命令ではありますが、わたくしも納得していますから」
 その言葉を聞くなり、私はベッドを飛び出していた。

<つづく>

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