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危険戦隊ゴデンジャー!
監督.あむぁい
映像監督.シガハナコ

第26話「女になった赤城!」
「シェリル!いい加減観念しろ!女が戦場に出てくるんじゃねえ!」
「お、おのれぇ・・・」
王女シェリルは悔しさにその美しい顔を歪める。

最強のジャレイ獣、バトルジャレイを撃破され、自らの鎧も破壊され胸が露わになってしまった。
またしてもこの男、赤城昇平に負けた。
「なんだ、また負けたのかシェリル。もう掟に従ってあいつの嫁になった方がいいんじゃないか?」
嘲る弟、シェリド王子のセリフが脳内で木霊する。
自分だって勝てないくせに!
私の方が魔力ははるかに強いし、成績だってずっと上だったのに。
シェリルはこの能天気な弟が大嫌いだった。
男として生まれたというだけで生まれた時から第一位王位継承権を得た弟が。
だが王位継承権はその人物の実力も加味して判断すべき、という彼女の主張も、彼女がゴデンジャーに勝てない現実の前には空しく響く。
「シェリド殿下もシェリル王女も詰めが甘いからなぁ」
などと部下にまぬけシェリドとこれ以上同格扱いされるのは耐えられない。下等な地上人ごときの野蛮な男に王族の自分が肌をさらすのも耐えられない。
「こ、殺せっ!!」
思わず口走っていた。赤城の顔が憐れむように少し緩んだ。
そんな顔をする赤城を彼女は心底憎んだし、そんな顔をされた自分が許せなかった。
「今だ!!メタモジャレイ!」
「うわああああっ!?」
突然、いずこから飛んで来たビームが赤城を襲う。
ビームが来た方向を振り向くシェリルの目にその馬鹿弟が映る。
「うわっははは。よくやったぞシェリル!たまにはお前でも役に立つな!」
得・意・満・面。
勝ったとはいえ強敵、バトルジャレイとシェリルを倒した赤城も傷つき、変身が解けていた。
「な、なんだこりゃあああっ!?」
可愛い女の子の声が戦場に響く。
「ジャレイ獣、メタモジャレイのメタモ光線を浴びたものは!!その性別が反転してしまうのだ!赤城昇平!もはやお前は無力で可愛い女の子なのだ!うわっははははは!」
「なんだと!」
その言葉通り。赤城の鍛え上げたたくましい体はもはや柔らかくってすべすべの女の子な体となっていた。
「メタモジャレイが生きている限り、お前の体はそのまま元に戻らんのだ。うわっははは!!」
なんだか、いらん事までつい口走る王子。

「くっ、オレをもとに戻せ!」
ファイティングポーズを取り、メタモジャレイに飛び掛かる赤城。しかし!

メタモジャレイの触手に絡み取られてしまう。
メタモジャレイの触手が女の子になった赤城の体をまさぐっていく!
悔しさと恥辱に赤城の顔が朱に染まる。
「ふん、シェリル。ご苦労だったな。もう帰って良いぞ。赤城のいないゴデンジャーなど、この俺の敵ではない!」
「で、殿下・・・」
上機嫌のシェリドは姉シェリルに言い放つ。
「感謝しろよ、シェリル。俺のお蔭で下等な地上人の嫁になどならずに済むのだからな。はっはっは」
「くっ」
悔しさに唇を噛みしめても、王位継承権第一位の弟には何も言い返せないシェリルであった。
「どう言う事ですかカミラ!あのジャレイ獣は明らかに魔道局の技術によるものですね!」
地底帝国に戻ったシェリルは魔道局の局長、カミラを問い詰める。
「シェリル王女・・・・・・魔道に造詣の深い貴方に肩入れしたいのは山々ですが、相手は殿下ですよ?臣下として、断れる筈もなく・・・・・・」
そもそも、魔道局はこれまでさんざんシェリル王女の作戦に協力してきた訳で、それを使いこなせなかった王女にも問題がある、とカミラは考えていた。王政下で潤沢な資金を使って奇天烈な魔道の技を開発する魔道局。予算を握る王室に逆らうなんてできる訳も無いのだ。
「それは良い。しかしあれは面白い技術だ。私にもレポートを見せてください」
「あら。流石はシェリル王女。私も今回の魔道は自信作なんだなー。聞きたい?ねぇ聞きたい?」
「じっくりと」
話が長くなりそうではあったが、今回カミラに心ゆくまで語らせようと思った王女シェリルであった。
<第27話につづく>
映像監督.シガハナコ

第26話「女になった赤城!」
「シェリル!いい加減観念しろ!女が戦場に出てくるんじゃねえ!」
「お、おのれぇ・・・」
王女シェリルは悔しさにその美しい顔を歪める。

最強のジャレイ獣、バトルジャレイを撃破され、自らの鎧も破壊され胸が露わになってしまった。
またしてもこの男、赤城昇平に負けた。
「なんだ、また負けたのかシェリル。もう掟に従ってあいつの嫁になった方がいいんじゃないか?」
嘲る弟、シェリド王子のセリフが脳内で木霊する。
自分だって勝てないくせに!
私の方が魔力ははるかに強いし、成績だってずっと上だったのに。
シェリルはこの能天気な弟が大嫌いだった。
男として生まれたというだけで生まれた時から第一位王位継承権を得た弟が。
だが王位継承権はその人物の実力も加味して判断すべき、という彼女の主張も、彼女がゴデンジャーに勝てない現実の前には空しく響く。
「シェリド殿下もシェリル王女も詰めが甘いからなぁ」
などと部下にまぬけシェリドとこれ以上同格扱いされるのは耐えられない。下等な地上人ごときの野蛮な男に王族の自分が肌をさらすのも耐えられない。
「こ、殺せっ!!」
思わず口走っていた。赤城の顔が憐れむように少し緩んだ。
そんな顔をする赤城を彼女は心底憎んだし、そんな顔をされた自分が許せなかった。
「今だ!!メタモジャレイ!」
「うわああああっ!?」
突然、いずこから飛んで来たビームが赤城を襲う。
ビームが来た方向を振り向くシェリルの目にその馬鹿弟が映る。
「うわっははは。よくやったぞシェリル!たまにはお前でも役に立つな!」
得・意・満・面。
勝ったとはいえ強敵、バトルジャレイとシェリルを倒した赤城も傷つき、変身が解けていた。
「な、なんだこりゃあああっ!?」
可愛い女の子の声が戦場に響く。
「ジャレイ獣、メタモジャレイのメタモ光線を浴びたものは!!その性別が反転してしまうのだ!赤城昇平!もはやお前は無力で可愛い女の子なのだ!うわっははははは!」
「なんだと!」
その言葉通り。赤城の鍛え上げたたくましい体はもはや柔らかくってすべすべの女の子な体となっていた。
「メタモジャレイが生きている限り、お前の体はそのまま元に戻らんのだ。うわっははは!!」
なんだか、いらん事までつい口走る王子。

「くっ、オレをもとに戻せ!」
ファイティングポーズを取り、メタモジャレイに飛び掛かる赤城。しかし!

メタモジャレイの触手に絡み取られてしまう。
メタモジャレイの触手が女の子になった赤城の体をまさぐっていく!
悔しさと恥辱に赤城の顔が朱に染まる。
「ふん、シェリル。ご苦労だったな。もう帰って良いぞ。赤城のいないゴデンジャーなど、この俺の敵ではない!」
「で、殿下・・・」
上機嫌のシェリドは姉シェリルに言い放つ。
「感謝しろよ、シェリル。俺のお蔭で下等な地上人の嫁になどならずに済むのだからな。はっはっは」
「くっ」
悔しさに唇を噛みしめても、王位継承権第一位の弟には何も言い返せないシェリルであった。
「どう言う事ですかカミラ!あのジャレイ獣は明らかに魔道局の技術によるものですね!」
地底帝国に戻ったシェリルは魔道局の局長、カミラを問い詰める。
「シェリル王女・・・・・・魔道に造詣の深い貴方に肩入れしたいのは山々ですが、相手は殿下ですよ?臣下として、断れる筈もなく・・・・・・」
そもそも、魔道局はこれまでさんざんシェリル王女の作戦に協力してきた訳で、それを使いこなせなかった王女にも問題がある、とカミラは考えていた。王政下で潤沢な資金を使って奇天烈な魔道の技を開発する魔道局。予算を握る王室に逆らうなんてできる訳も無いのだ。
「それは良い。しかしあれは面白い技術だ。私にもレポートを見せてください」
「あら。流石はシェリル王女。私も今回の魔道は自信作なんだなー。聞きたい?ねぇ聞きたい?」
「じっくりと」
話が長くなりそうではあったが、今回カミラに心ゆくまで語らせようと思った王女シェリルであった。
<第27話につづく>
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