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著作リスト TS46 エンジェル

希望格差社会からつくられたTSの第二段。未完状態で数日間だけ限定公開したが、今に至るもやっぱり未完なのであきらめて作成中のまま公開しちゃいます。どうも、お笑い成分が少ないと書き進めるモチベーションがイマイチ上がらんのかもしれませんなぁ。

TS46 エンジェル


今日もパチスロで嵌ってしまった。
ああ、あの時切り上げておけば、、、
俺はタバコをもみ消し、むしゃくしゃして席を立つ。
あーいらいらする。
金が無くなったので帰るしかない。
帰ってもつまんねーが。

「パパ-、ママいなくなっちゃった」
息子の竜一が出迎える。
麻衣子の奴、どこへ行きやがったんだ。
「ママは?」
「パチンコー」
「そっか」
あいつ負けてばっかりの癖に。
俺は、ゲームを立ち上げる。
ドラ〇エ15だ。
「パパ-、お腹すいたー」
「なんもねーよ」
まったく、麻衣子の奴、どうしようもねー。
「お腹すいたー」
「うるせえ」
俺は竜一を睨み付ける。
しつけがなってないから一度言い出すと聞かないのだ。
「お腹すいたお腹すいたお腹すいたお腹すいた」
ばきっ。
俺は無言で奴をなぐりとばす。
「ふぇーんお腹すいたお腹すいたお腹、、、」
「うるせえっ!」
さらに手を上げた俺はチャイムの音に手を止める。
「さとし~」
麻衣子の奴だ。
まったくいつまで遊んでんだか。
俺は竜一を連れて麻衣子を迎えに行く。
ガチャ。
俺がドアを開けると、そこには数人の男がいた。
麻衣子は蒼ざめた顔で俺を見ている。
「げっ」
俺は逃げ出そうとするが、たちまち男達に組み伏せられてしまう。
「す、すいません。もう少し待って下さい」
俺は土下座して謝る。
「いってぇ、いつまで待ったらいいんですかい。借りた金を返さなければどろぼーですよ。どろぼー」
リーダー格の男の言葉に俺は震えが止まらない。
「一度痛い目に合わないと駄目なんですかねぇ」
「すいませんすいません」
謝る俺の体に振り下ろされる男達の手足。
た、たすけて、、、


「うわぁぁぁぁ!」
ぼくは叫び声をあげる。
後ろを向いて端末を操作していた古江先生がこっちを向く。
「お帰り。どうだった?って、その様子じゃ聞くまでもないか」
つまらなそうに、先生は肩をすくめる。
「はぁはぁ」
ぼくはまだ息が上がっている。そ、そうだ。これはシミュレーションだったんだ。
な、なんてリアルな、、、
額は汗でびっしょりだ。
僕は電気コードが一杯ついたヘルメットを脱ぐと汗をぬぐう。
「やっぱり、今回も就職できなくて、、、お金が無くって、、、」
ぼくは涙をぬぐう。子供を。自分の子供を殴ってしまった。
それだけは止めようと思っていたのに。
ぼくは自分の情けなさに腹がたった。
「しょうがねぇよ。今はそれが普通だ。うちの学校じゃあな」
古江先生がなぐさめる。
高校生の正社員就職率は今や6%。うちの学校に関しては2%にすぎない。
「やっぱり、エンジェルしか無いだろ?」
「、、、でも」
シュミレーターには僕の能力が入れてある。
今までもう10回以上も、正社員就職狙いのシミュレーションをしてきたがそのたびにひどい人生だった。今回のはまだマシな方だ。一番ひどかった奴は未だに夢に見る。一度でも。正社員になれるシミュレーションにあたったら勇気が持てる、、、そんな気がして今日も受けたのだが、やはり駄目だった。
「おまえは結構エンジェルの適正が高かっただろ、、、」
「、、、ええ」
もちろん、エンジェルになったシミュレーションも何度かやった。エンジェルになったぼくは結構幸せに暮らすのだ。
「なあ、さとし。好い加減に決断しろ。若いうちにエンジェルになった方が良い所に貰われやすい事知ってるだろ?」
その通りだ。でも。でも、、、
「さとしさん、怖いのね?」
部屋に入ってきたスーツで長身の綺麗な女性、、、いや、エンジェルだ。頭に天使の輪っかが嵌っているから間違いない。
彼女はぼくに近づくとにっこりと微笑んだ。
良い匂いがする。
ぼくは間近でエンジェルを見るのは初めてだった。
「佐々木剛史君だよ。君の先輩の」
「え?」
古江先生に言われてやっと気づいた。せ、せんぱい、、、
「もう今はエンジェル・マリーですよ、先生」
せんぱいは優雅に微笑む。
「ど、どうして」
先輩は僕よりも、ずっと勉強だってできたし、運動だって、、、それに女の子にも人気があって。
「どうしてって。マスターがどうしてもっておっしゃるから」
天使の金色の輪っかがキラキラ光る。この輪っかがある限り天使は絶対にマスターに逆らえないし、喜んで従ってしまうのだ。そして不平や不満といった負の感情がほとんど無くなってしまうのだ。それはぼくもシミュレーションで何度か体験している。
まっすぐぼくを見つめる先輩の瞳。ぼくはそれに気押されて目をそらしてしまう。
そらした先には、美しい二つの膨らみ。
ぼくは真っ赤になってしまう。
「先輩。なんで先輩はエンジェルになってしまったんです?
もう今は拒絶できないにしろ、エンジェルになる前はなんて言われようと断れたはずなのに」
ぼくの問いかけに先輩は優しく頷く。
「そうね。弱かったからかしら。わたしはひょっとしたら正社員で就職できたかもしれないわ。そうね、上手く行けばエンジェルの一人ぐらいは持てたかしらね。でもね。正社員になっても失敗すれば悲惨よ。30過ぎたらもうエンジェルにだって成れない。だから私は自ら選んでエンジェルにしてもらったの」

<未完>

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

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