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「ただいま ♂→♀ 調教中❤」 (6)

(6)-------------------------------------------------------

「これを飲みなさい、藍」
「薬……ですか?」
「怖い? 私もさっき飲みました。あなたも飲みなさい」

 ご主人様も飲んだというのなら、私だって飲まなきゃ。
 手に載せられたカプセルを一気に口に含んで、飲み込んだ。

「何の薬ですか? ご主人様」
「エッチになる薬ですよ」
「え?」

 言うなりご主人様は、裸の私をベッドに押し倒した。
 ご主人様の長い髪が垂れかかってきて、裸の胸をくすぐる。

「い、痛いです! ご主人様、放して……」
「薬が効いてくるまで少し時間がかかるのです。それまでは痛くても我慢なさい」

 ご主人様の命令だというのに、胸の奥深くから黒い恐怖が滲み出してくる。
 頭の上で抑えられた両の手首を一生懸命に動かそうとしたけれど、ご主人様の力の方がずっと強かった。
 ご主人様は私の右の胸に舌を這わせながら膨らみを辿り、刺激に反応して硬く尖り始めた先を甘噛みした。

「痛いっ!」

 思わずそう叫んでしまったけれど、ご主人様は乳首を咥えたまま、乳房を引っ張りあげるようにした。

「いやぁ……。痛い! 痛いです! 赦して下さい、ご主人様! イヤぁ……」

 また叱られてしまうかもしれないけれど、あまりの痛みに涙が溢れる。
 我慢できずに身を捩って責めから逃れると、ご主人様は私をうつ伏せにひっくり返して、股間に手を這わせた。

「きゃぁっ! 痛いっ! ご主人様! お願い! 赦して!」
「我慢なさい、藍。 すぐ気持ちよくなるから」
「うそです! 藍は、藍はまだ……」
「さっき飲ませた薬には、感覚系の神経組織を再構成する効果があるんですよ」
「再構成って……」
「今は痛くても、こうして刺激を与えているうちに、快感に変わるのです」
「痛みが、快感に?」
「そう。ほら、だんだんと気持ち良くなってくるはずですよ」

 ご主人様に羽交い絞めにされたまま、恥ずかしいところを指で刺激される。
 私の恥ずかしい穴は、いつの間に濡れ始めていたのか、ご主人様の細い指を受け容れているみたいだった。
 いつもみたいにひりひりとするような痛みは無いけれど、くちゅくちゅという恥ずかしい水音がして、耳を塞ぎたくなる。

「藍、もう痛くなんか無いでしょう?」

 ご主人様が耳元に息を吹きかけながら言う。
 ゾクゾクとするような感覚が胸の奥から湧き上がったかと思うと、首元から背中に向かって皮膚がぴりぴりとするような刺激が走っていった。
 その違和感に耐えようと、目をぎゅっと閉じて、首を引っ込めた。

「藍、もっと深くまで挿れますよ」
「え?」

 何を…と言いかけたと同時に、細長いうごめく蛇に、体の奥深くまで刺し貫かれるような感覚が私を襲った。同時に下腹部が熱くなっていく感じがして、ぎゅっと足を閉じようとした。
 けれどそんな私の抵抗など無いかのように、ご主人様は更なる恥辱で蹂躙しようと、私の膣内に、もう一匹の蛇を放った。

「ほら、2本目も難なく……、感じるでしょう、藍?」
「ぃやぁ、ご主人様……指を、指で掻き回さないでぇ」

 ご主人様が言うとおり、もう痛くは無いけれど、こんなの恥ずかしすぎる。

「もっと力を抜きなさい。そんなではいつまでたっても、気持ち良くなんかなりませんよ」
「でも、でも……」
「仕方ありませんね。今日はここまでにしておきましょう」
「え……?」

 そういうと、ご主人様の体重がふっと軽くなり。私をベッドに押さえつけていた戒めは解かれた。

 私が体を起こすと、ご主人様はピンク色の何かを、私のそばに置いた。

「しばらくは薬の効果が持続する筈です。これで一人で遊んでいなさい」

只今調教中2
挿絵:東宵 由依

 ご主人様はそう言うと、冷たい視線を放って行ってしまった。
 私がわがままばかり言うから、ご主人様は呆れて行ってしまった。
 見放されてしまったという、さびしい気持ちがこみ上げて来ると同時に、全身に疼く様なもどかしさと、シーツとこすれあう部分の肌から沸き起こる、さざ波のような刺激に、頭がぐちゃぐちゃになっていった。
 私はベッドに倒れるようにしてうつぶせになり、ご主人様の置いていった“それ”を睨んだ。

 今の私は無能者だ。ご主人様のお役に立てていない。
 唯一、前から趣味のひとつでもあった家事、料理と掃除、洗濯。
 それだけが私にできることだった。
 メイドならそれで十分じゃないかと言う人もいるだろう。

 だけどそうじゃない!

 私の理想とするメイドとは違う。
 文字通り身も心も全て捧げてこその、真のメイドなのだ。
 けれど、ご主人様はおっしゃる。
 “私のかわいいオモチャでいいから”
 と。
 でも違うんです。ご主人様になんと言われようと、どんな扱いをされようと、藍はご主人様に忠誠を誓った以上、従います。
 でも私は奴隷でもオモチャでもなく、ご主人様の本当のメイドでありたいのです!

 頼りきり、甘えるだけの、ただご主人様の歓心を買うためだけに愛敬を振りまいて、いつか壊れるか飽きられて捨てられる……そんな玩具にはなりたくないんです。
 幾久しく、末永くお仕えし、ずっとずっとご主人様に必要とされる、メイドでありたいのです。

 そんな私の願いを打ち砕いたのは、対人恐怖症と体のこと。
 ご主人様以外の、ううん本当はご主人様ですら怖い。
 そして、体は……敏感になりすぎていた。
 ただ歩くだけで、体の周りを流れる空気にさえ感じ、まして触れられようものなら……。
 入浴すら困難なこの体で、どうご主人様にお仕えできると言うのだろう?
 そう思うと悲しくなり、憂鬱になり、情けなくなって、泣きたくなる。
 ご主人様の、あの期待していなさそうな嘆息に、私はどうしようもなく、悲しくなってしまう。
 私はこんなにも脆く、弱い人間だったのだろうか……?

<つづく>

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