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「ただいま ♂→♀ 調教中❤」 (8)

(8)-----------------------------------------------------------

 水仕事を終え、着替えを取りに自分の部屋に戻ってから浴室へ行き、残り湯を戴いて夜着に着替えた。
 ご主人様が入浴後に、何かを私に命じられることはめったに無い。
 けれど一日の終わりに、何か一言お声が聞きたいと思うのは、私がメイドだからだと思う。
 就寝のご挨拶をするために、離れのような造りになっている、ご主人様の寝室へ向かった。
 お部屋に続く渡り廊下の窓から漏れる月光が、床を明るく照らしていた。

 「今夜は、満月なんだ……」

 何かを期待させる月の光に、私は左手で胸のざわめきを抑えながら、ご主人様の部屋の戸をノックした。

「何?」

 2時間ぶりにお聞きするご主人様の声に、ちょっとだけ胸が高鳴る。
 このドキドキは、“もしかしたら”という心の期待に、体が反応しているのだ。
 けれど、ここでうかつに扉を開けてはいけない。
 ドア越しに私は言った。

「今夜はこれで私も休ませていただこうと思いますが、何か御用はおありでしょうか?」

 用事が無いと判っているのに、わざわざお部屋を訪ねることの意味を、ご主人様は汲み取ってくださるだろうか?

 しばらくしてから、返事があった。

「入りなさい」
「失礼します」

 入室を許されたということは……。私は少し緊張しながら部屋に入り、ドアを閉じた。
 ご主人様はバスローブ姿のまま、ベッドに腰掛けていた。
 サイドテーブルには、この部屋に備え付けの小型冷蔵庫にはいっていた筈の、カクテル缶が置いてあった。
 あれは缶紅茶しか入っていなかった冷蔵庫に、夕方私がそっと入れておいたものだ。

「藍、一緒に飲まない?」
「え? でも私、お酒はまだ……」
「大丈夫。あなたでも飲めるように、薄めてあるのだから」

 そういって、ご主人様は私にグラスを差し出した。
 私は誘われるようにご主人様の隣に腰掛け、グラスを手に取った。
 ほんのりとお酒のにおいがする、赤い液体。

「一気に飲まないと駄目ですよ」

 そういいながら、ご主人様は私の肩に手を回した。
 小さなショットグラスだから、量的にはたいしたことはなさそうだけれど……。
 ご主人様の妖しい笑顔がちょっと気になるけど、ご命令だから飲まなきゃ。
 私は目をつぶってグラスの中身を一気に飲み下した。
 アルコール独特の少しツンとする刺激がのどを駆け下りていくと同時に、体がカーッと熱くなっていくのを感じた。

「どうですか?」
「体が、熱く感じます」
「そう、では脱がなきゃね」
「ええっ!?」

 突然の展開に私は抵抗する間も無く、そのままベッドに押し倒された。
 グラスが跳ねて、床に転がっていったけど、ご主人様はそれに気を取られる様子も無く、私の胸元のボタンを外して、すぐに手を差し入れてきた。

「ご、ご主人様、そんな、いきなり……」
「でも、こうなることを期待していたのでしょう?」

 そ、それは、そうだけど……。

「葵、気が付かない?」
「え?」
「痛くないでしょう?」

 そういわれれば、いつもならこんな風にされたら、痛くてたまらなかった筈なのに……。

「お酒は、即効性の媚薬なのですよ」
「そ、そうなんですか……?」

 でも、痛くないけれども、気持ちよくも無い。
 腕や太ももを揉まれているのと、余り変わらない気がする。

 でも、こんなに柔らかいんだ……。

 自分で体を洗うときも痛くないように慎重に洗っているから、こんなに強い力で弄ばれたことは無い。

「自分で揉んでみなさい」

 言われるままに、私は目を閉じて自分の乳房を、ご主人様がしたように揉み始めた。
 その間も、私はご主人様に頭や腰の辺りを、そうっと撫でられていた。
 気持ち良いというか、ふわふわしたような感覚が次第に大きくなってきて、私はうっとりと自分の乳房を揉み解していった。
 頭をご主人様の肩にもたれさせ、優しく抱きかかえてもらいながら、頭を撫でられていた。
 肌蹴た夜着のその手は時折、おへその周りから下腹部のギリギリのラインを辿ってお尻を、そして太腿から膝までの長さを確かめるかのように、内腿を手のひらでなぞりあげていった。
 そして、もうご主人様に触られていないのは股間の、アソコだけになっていって、私はそのことを強く意識するようになっていった。

<つづく>

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