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「ただいま ♂→♀ 調教中❤」 (10)
(10)------------------------------------------------------------
気が付くと、私はあお向けになって、天井をぼうっと見つめていた。
ご主人様が私の髪を優しく、愛惜しむ様に撫でていた。
「気が付いた? ちょっとやりすぎたかしらね?」
……やりすぎた?
何を言っているんだろう、ご主人様は?
何か、もの凄く気持ちいいことがあったような気がする。
その証拠に、体全体が心地よい疲れで満たされていた。
そうだ、私、ご主人様と……。
「でも、かわいい鳴き声で気を失ってくれたご褒美に、いい事をしてあげる」
そういって、ご主人様は私の手を取って何かに触れさせた。
なんだろう? 熱を帯びた、硬いような、それていて少し柔らかい。長い棒のような……?
ご主人様はそのモノを握らせたまま、私の足首を掴んで大きく広げ、その間に割り入ってきた。
まだ頭がぼうっとしていた私は、その行為にどんな意味があるのか、理解できなかった。
全裸で両足を広げられている、こんな風な恥ずかしい格好にさせられているのに、何の抵抗もせずに、ご主人様を見つめていた。
ふと、気になって、自分の手が掴んでいるものの先を眼でたどると、それはご主人様の股間へと伸びていた。
「ご、ご主人様? そ、それは?」
「私は藍とちがって、こういうことも出来るのですよ。じゃ、藍の“初めて”、貰いますね」
「え?」
その意味が理解できないままでいる私に、ご主人様がゆっくりと腰を進めて来た。
股間の、肉の亀裂を押し広げるように硬くて熱いモノがあてがわれた。“それ”はぬるぬると粘液で潤っていた、私の肉洞の中に侵入しようとしていた。
私はわけがわからずに、叫んでいた。
「いやっ! ご主人様! その先は……、止めてください!!」
そんな私の叫びなど聞こえなかったように、ご主人様はその行為を止めようとはしなかった。
熱く灼けた棒を、体の一番弱い部分に穿たれていく様な感覚に、私の脳は焼け付いた。
「か、はっ……」
まるで全身を貫くかのように、ご主人様のモノが体の中に穿たれていった。
「さすがにキツイですね。“処女”ですものね、藍は。いえ、“処女だった”のですよね」
ご主人様の瞳が、妖しく笑うように薄暗い闇の中に輝いていた。
「動きますよ、藍」
私には答える余裕なんてなかった。まるで太い杭で串刺しにされているかのような感覚。
躯の中心を貫いて頭の中まで届き、快感を感じとる意識の中枢を、直接突かれているようだった。
けれどそれは苦痛ではなかった。
怖いほどの悦楽感に、うっとりするほどの被虐感。抵抗なんて何一つできなかった。
ご主人様の動きに引っ張られ、押付けられて、息も絶え絶えにはしたない嬌声を荒げるので、精一杯だった。
私の体の中心を貫いているモノに、玩ばれる様に全身を揺らされているだけだった。
けれど何度もピストンのように揺さぶられているだけだった私のカラダに、変化がおきた。
カラダの奥深くの器官、さっきそれが“子宮”だと感じた部分が、私の意思を離れて、反旗を翻したのだ。
小突かれているだけだったその器官は、それをまるで受け止めるかのように陵辱者をすっぽりと包み込み、逆に締め付けるようにして押さえ込もうとした。
「く、やっぱり凄いわ」
ご主人様の動きが少し鈍くなった。
同時に、今までもやの中に隠されていた私の五感のセンサーが、澄み渡るように周囲の状況を伝えてきた。
眼は薄闇に浮かぶ、薄いナイティだけを着て私に腰を押付けている、ご主人様の上気した顔をはっきりと捉えていた。
耳は乱れがちな私の呼吸どころか、ご主人様の荒い息、空調のかすかな音、窓の外の木々の枝が風でこすれる音も聞き逃していない。
鼻はご主人様が入浴に使った石鹸やシャンプーの銘柄だけでなく、どのくらい化粧水を使ったのかまで嗅ぎ取っていた。
舌はご主人様から滴り落ちてきた、汗のしょっぱさを感じていたし、肌は触れ合っているご主人様の体温はもちろんの事、産毛の生えている方向まで感じとれるようだった。
そしてその大量の情報の奔流は、性器から伝わってくる快感以上の衝撃を私に与え、翻弄していた。
“もっと、もっと気持ちよくして!”
私のカラダがそう叫んだ!
私は腕を使って体を起こし、すばやい動きでご主人様と体勢を入れ替えた。
突然のことに眼を見開いたご主人様に、何が起こったのかを理解させる前に、馬乗りにベッドに押し倒した。
「な? あ、んっむむ……」
ご主人様が口を開くよりも先に、私は自分の唇を乱暴に押付けて塞いだ。
敏感になった舌の感触を楽しみながらのディープキス。主導権は私が奪っていた。
ようやくあきらめたように、ご主人様の舌がわたしの舌にあわせてきたところで、私は顔を上げた。
「ど、どうしたの? 藍、急に……」
「今度は、私がご主人様を気持ちよくさせてあげますね」
私はご主人様の手をとり、指をなめた。

挿絵.東宵 由依
そして私の唾液で濡らしたご主人様の指を、私の膣内の或るところへと導いた。
「藍は、ここがとっても感じるんです。だからね、ご主人様。一緒にキモチよくなりましょう?」
私はご主人様にまたがり、先程まで私を貫いていた繋がりを私の胎内にゆっくりと導いた。
「ああぁっ! 感じちゃうぅ!」
カラダの中心を擦り上げていく快感に、思わず声が漏れる。
でも、こうじゃない。もっと激しく、激しく!
私は更なる刺激を求めて、ご主人様の上で腰を振り始めた。
「あ、藍。止めなさい!」
「いいえ、止めません。だって、こんなに気持ちいいんですもの!」
突然の主従逆転に、ご主人様は焦りの表情を隠せなかった。
逆に私には余裕と自信と、そして高揚感が全身を満たしていった。
ご主人様を翻弄するように激しく腰を振り続け、カラダの奥底が熱いもので満たされても、まだ満足できなかった。
<つづく>
気が付くと、私はあお向けになって、天井をぼうっと見つめていた。
ご主人様が私の髪を優しく、愛惜しむ様に撫でていた。
「気が付いた? ちょっとやりすぎたかしらね?」
……やりすぎた?
何を言っているんだろう、ご主人様は?
何か、もの凄く気持ちいいことがあったような気がする。
その証拠に、体全体が心地よい疲れで満たされていた。
そうだ、私、ご主人様と……。
「でも、かわいい鳴き声で気を失ってくれたご褒美に、いい事をしてあげる」
そういって、ご主人様は私の手を取って何かに触れさせた。
なんだろう? 熱を帯びた、硬いような、それていて少し柔らかい。長い棒のような……?
ご主人様はそのモノを握らせたまま、私の足首を掴んで大きく広げ、その間に割り入ってきた。
まだ頭がぼうっとしていた私は、その行為にどんな意味があるのか、理解できなかった。
全裸で両足を広げられている、こんな風な恥ずかしい格好にさせられているのに、何の抵抗もせずに、ご主人様を見つめていた。
ふと、気になって、自分の手が掴んでいるものの先を眼でたどると、それはご主人様の股間へと伸びていた。
「ご、ご主人様? そ、それは?」
「私は藍とちがって、こういうことも出来るのですよ。じゃ、藍の“初めて”、貰いますね」
「え?」
その意味が理解できないままでいる私に、ご主人様がゆっくりと腰を進めて来た。
股間の、肉の亀裂を押し広げるように硬くて熱いモノがあてがわれた。“それ”はぬるぬると粘液で潤っていた、私の肉洞の中に侵入しようとしていた。
私はわけがわからずに、叫んでいた。
「いやっ! ご主人様! その先は……、止めてください!!」
そんな私の叫びなど聞こえなかったように、ご主人様はその行為を止めようとはしなかった。
熱く灼けた棒を、体の一番弱い部分に穿たれていく様な感覚に、私の脳は焼け付いた。
「か、はっ……」
まるで全身を貫くかのように、ご主人様のモノが体の中に穿たれていった。
「さすがにキツイですね。“処女”ですものね、藍は。いえ、“処女だった”のですよね」
ご主人様の瞳が、妖しく笑うように薄暗い闇の中に輝いていた。
「動きますよ、藍」
私には答える余裕なんてなかった。まるで太い杭で串刺しにされているかのような感覚。
躯の中心を貫いて頭の中まで届き、快感を感じとる意識の中枢を、直接突かれているようだった。
けれどそれは苦痛ではなかった。
怖いほどの悦楽感に、うっとりするほどの被虐感。抵抗なんて何一つできなかった。
ご主人様の動きに引っ張られ、押付けられて、息も絶え絶えにはしたない嬌声を荒げるので、精一杯だった。
私の体の中心を貫いているモノに、玩ばれる様に全身を揺らされているだけだった。
けれど何度もピストンのように揺さぶられているだけだった私のカラダに、変化がおきた。
カラダの奥深くの器官、さっきそれが“子宮”だと感じた部分が、私の意思を離れて、反旗を翻したのだ。
小突かれているだけだったその器官は、それをまるで受け止めるかのように陵辱者をすっぽりと包み込み、逆に締め付けるようにして押さえ込もうとした。
「く、やっぱり凄いわ」
ご主人様の動きが少し鈍くなった。
同時に、今までもやの中に隠されていた私の五感のセンサーが、澄み渡るように周囲の状況を伝えてきた。
眼は薄闇に浮かぶ、薄いナイティだけを着て私に腰を押付けている、ご主人様の上気した顔をはっきりと捉えていた。
耳は乱れがちな私の呼吸どころか、ご主人様の荒い息、空調のかすかな音、窓の外の木々の枝が風でこすれる音も聞き逃していない。
鼻はご主人様が入浴に使った石鹸やシャンプーの銘柄だけでなく、どのくらい化粧水を使ったのかまで嗅ぎ取っていた。
舌はご主人様から滴り落ちてきた、汗のしょっぱさを感じていたし、肌は触れ合っているご主人様の体温はもちろんの事、産毛の生えている方向まで感じとれるようだった。
そしてその大量の情報の奔流は、性器から伝わってくる快感以上の衝撃を私に与え、翻弄していた。
“もっと、もっと気持ちよくして!”
私のカラダがそう叫んだ!
私は腕を使って体を起こし、すばやい動きでご主人様と体勢を入れ替えた。
突然のことに眼を見開いたご主人様に、何が起こったのかを理解させる前に、馬乗りにベッドに押し倒した。
「な? あ、んっむむ……」
ご主人様が口を開くよりも先に、私は自分の唇を乱暴に押付けて塞いだ。
敏感になった舌の感触を楽しみながらのディープキス。主導権は私が奪っていた。
ようやくあきらめたように、ご主人様の舌がわたしの舌にあわせてきたところで、私は顔を上げた。
「ど、どうしたの? 藍、急に……」
「今度は、私がご主人様を気持ちよくさせてあげますね」
私はご主人様の手をとり、指をなめた。

挿絵.東宵 由依
そして私の唾液で濡らしたご主人様の指を、私の膣内の或るところへと導いた。
「藍は、ここがとっても感じるんです。だからね、ご主人様。一緒にキモチよくなりましょう?」
私はご主人様にまたがり、先程まで私を貫いていた繋がりを私の胎内にゆっくりと導いた。
「ああぁっ! 感じちゃうぅ!」
カラダの中心を擦り上げていく快感に、思わず声が漏れる。
でも、こうじゃない。もっと激しく、激しく!
私は更なる刺激を求めて、ご主人様の上で腰を振り始めた。
「あ、藍。止めなさい!」
「いいえ、止めません。だって、こんなに気持ちいいんですもの!」
突然の主従逆転に、ご主人様は焦りの表情を隠せなかった。
逆に私には余裕と自信と、そして高揚感が全身を満たしていった。
ご主人様を翻弄するように激しく腰を振り続け、カラダの奥底が熱いもので満たされても、まだ満足できなかった。
<つづく>
コメント
あらん、手違いですね。リンク貼りました。
リンクがないんですけど、続き(11)はどうしたら読めますか?
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