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1800万ヒット記念作品 危険戦隊ゴデンジャー第28話 『六人目の戦士ギンデンジャー』

監督.あむぁい
映像監督.シガハナコ

第26話 「女になった赤城!」 

第27話 「誕生!魔道王子シェリル!!」

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懇願するシェリドだが、それを冷たく見据えて魔道王子は命令を下す。
「これはお前の為なのだよ。やれ!」
「きゃあああっ!」
シェリドの体が跳ねてもがく。

「なんと言う事だ」
玉座でモニターを通じて顛末を見た帝王シェルパ十三世は力なくつぶやく。
どうしてこうなってしまったのか。
娘であったはずのシェリルが男になり、息子であったはずのシェリドが今、まさに心まで女の子にされようとしていた。
「できる事ならわしが代わってやりたい」

歓喜に染まるシェリルがシェリドを見守る。しかし、あたりを突然の暗闇が覆う。
停電。そして続く爆発音。
「何事だ!」
「敵襲です!ゴデンジャーです!」
「なんだとっ!?」
マグマの奥底、地底城ヘルアビースまでゴデンジャーが攻めてきただと?
「そんな馬鹿な」
青ざめるカミラ。浮足立つ兵士アングラー達。
「ええい、早く明かりを!」
ぼんやりと不気味な光を放つ、邪霊獣センノージャレイの脳みそ。
心臓に悪い。
肝を冷やしながらも冷静を装う魔道王子シェリルが檄をとばす。
「すぐに迎撃の・・・なにっ!?」
シェリドがいないではありませんか。センノージャレイのセンノーハンドもいつの間にか外されています。
「ええいっ。シェリドはどうしたっ!探せえっ!!」

「はあっ。はあっ」
暗い洞窟の中を進む二人。先導するのは戦闘員アングラー。手を引かれて走るのはシェリド。
走る?
「はあっ。廊下を走ってはいけません。おしとやかにしなければいけません。わたしは女の子です」
突然、シェリドの目の焦点が合わなくなる。口走る抑揚のない言葉。
歩みを止めて戦闘員がシェリドを振り返る。
「はい。魔道王子に従います。魔道王子は地底帝国の正統な後継者です。わたしは魔道王子の妹です。魔道王子に従います。わたしはドジでおっちょこちょいで臆病な女の子です。戦いは嫌いです。人に怒られるのは嫌いです。暗闇は・・・くら・・・きゃああああっ!」
泣き叫び、その場にしゃがみ込むシェリド。
戦闘員はマスクを脱ぐ。そこから現れたのは・・・美形!?
そして、腰を落し、シェリドの顔を覗き込んで優しく、しかし力強く話しかける。
「しっかりして下さい。殿下は地底帝国の正統な王子。王子シェリドです」
「ち、ちがうよ。正統は魔道王子シェリル様だよ。わたしは女の子だから最初から王位継承権なんか無いんだよ」
「いいえ。あなた様こそが唯一正統の王子。シェリルは簒奪者です」

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「正気に戻られましたか殿下」
跪き、頭を垂れる美形戦闘員。
「貴様・・・ラルフか?」
「はい。ブラフ将軍が長子、ラルフでございます」
なんと王子を助けたのはシェリルに前回瞬殺されちゃったブラフ将軍の息子だったのです。
「お前の父、ブラフは城内でただ一人オレの味方をし・・・あいつこそ真の忠臣であった」
「殿下をお助けできなかった父の無念。晴らすべく、殿下をお助けに参りました」
涙を流し抱き合う主君と家臣。
ええっと、良い話になっちゃってますけど、第三者的に見れば空気と力関係を読めなかったブラフ将軍がうっかり口走った言葉に過剰反応したシェリルが勢いでやっちゃっただけで、本当に王子の味方だったかどうかは微妙に見えましたが。
「殿下、転送装置で地上にお逃げください。そして力を蓄えていつの日か地底へ凱旋するのです。王家の正統を途絶えさせてはなりません」
「逃げるだと。このオレに敵に背を向けろと申すのか」
や、怪人と戦闘員残して逃げるのお得意なように見受けられますが。
「王家の正統は私だ」
洞窟に力強く響く声。あらら、魔道王子に追いつかれちゃいましたよ。
びびって危うくちびりそうになっちゃうシェリドですが、ここは堪えました。頑張れ主人公。
「黙れ!正統はオレだ!」
「簒奪者シェリル!たとえ王族であっても、王位継承権を脅かすことは死罪に値します!」
「貴様、ただの雑兵では無いな」
目を細め値踏みをする魔道王子。
「び、美形です」
研究生活29年。カミラの初恋であった。
「父の敵、簒奪者シェリル!ブラフ将軍が長子、ラルフが成敗してくれる!さ、王子。早く転送装置へ」
「ぬう、しかし・・・」
「シェリド。良い子だからこっちへおいで」
猫なで声で呼びかけるシェリル。
ついふらふらと行き掛けるシエリドでしたが。
「セーンノー!」
後ろに控えるセンノージャレイに気づいてびびって正気に返ります。
舌打ちするシェリル。
「すまん、ラルフ。オレは必ず王になる!」
そそくさと転送装置に向かうシェリド。
「ご武運を!」
「お前もな!」
ラルフがシェリドに何か小さなものを投げます。受け取るシェリド。
「これは?」
ペンダントでしょうか?安っぽいおもちゃのようにも見えますが。
「大事にして下さい」
形見のつもりか?いぶかしむシェリド。
「させるか!センノージャレイ!」
しかし、センノージャレイの破壊光線はラルフにかわされ、転送装置が作動します。
地底城から脱出成功です。
「おのれぇ!」
「てぇい!」
ああっと、ラルフが蹴飛ばしたせいで転送装置が煙を吐きました!これでは追うことができません!
「貴様、よくもやってくれたな」
青筋立てる魔道王子とラルフのにらみ合い。
「カミラ。テレポテジャレイにシェリドを追わせろ。場合によっては殺しても構わん」
そう言えば、先週の怪人もまだ生き残っていたのです。テレポテジャレイは自分自身を転送させる事もできるのです。
「かしこまりました殿下」
そんな事言われても、「キキキ!テレポテー!」とか言っちゃってるテレポテジャレイにどんな場合であれば王族を殺してもよくって、どんな場合だと殺しちゃ駄目なのかとか高度に政治的な判断ができるとは思えません。内心の不安を押し隠し、カミラはテレポテジャレイを取りあえず追っ手に差し向けます。
「貴様の相手は私がしてやろう」
魔道王子はやる気です。ラルフを自ら相手しようと言うのです。

「キキキ!テレポテー!」
草原を裸足で走る半裸な美少女を追いかける不気味な邪霊獣。
しかし、シェリドも必死です。
捕まったら、再度洗脳されるのは確実です。
そして、さっきよりももっとひどい記憶を植えつけられてしまうのです。
転送能力のあるテレポテジャレイから少女の足で逃げ切れるのでしょうか?
まぁ、テレポテジャレイは特殊能力に優れる分、足は遅かったりするのですが。

「はははは!魔道王子に勝てると思ったか!」
地底城では勝敗が決しようとしていました。
口から血を流し、ずたぼろのラルフに対して魔道王子は無傷です。
「流石は殿下。センノージャレイ!」
「セーンノー!」
「ぬうっ」
ずるずる延びるセンノーハンドがラルフの頭を捕らえます。
「魔道王子に御仕えできる栄誉を与えましょう」
カミラはラルフを手ごまにしようと言うのです。
美形だし殺すのはもったいないと思ったのが理由のひとつ。
ふたつめの理由は、前回魔道王子がブラフ将軍の一族根絶やし命令を出してたのをうっかり聞き流しちゃった事をうやむやにしたかったからです。
「ぐ、ぐわあああーっ」
「はははは!シェリドに関する記憶をすべて消して私だけに忠義を尽くすように脳を書き換えてやるのだ!」

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「そうか、下がってろ」
シェリドをかばって前に出る赤城。戦闘開始だ。

「ああっ!?ゴデンジャーが出ちゃいました!」
「なにぃ!?」
こちらは地底城ヘルアビース作戦ルーム。モニター越しに戦闘を見守ります。
原理は不明ながら、邪霊獣が出撃するとことごとく発見、撃滅されちゃってますからねぇ。
こうなる事は予測できたような気もしますが、敵陣の中に孤立した快速部隊、包囲殲滅の図式ですねぇ。
「なんとしてでも、シェリドを捕まえるのだ!邪魔をするならゴデンジャーもやっつけてしまえ!」
「は、はいぃ」
勝手なことを言う偉い人。しかし、いつも準備万端のゴデンジャー抹殺作戦を仕掛けてすら勝てなかったゴデンジャーに何の準備もせず逃げた女の子を追っかけてただけのテレポテジャレイが勝てるでしょうか?
と、言うかテレポテジャレイにどうやって指示しろと言うのでしょう。
あいつ、携帯とか持てないですよ。
頑張ってね、テレポテジャレイ。カミラは祈る事しかできません。

「キキキ!テレポテー!」
ところが、意外や意外。テレポテジャレイはゴデンジャーを翻弄します。
得意の、と言うかほとんど唯一の武器の瞬間移動能力でゴデンジャーと自分の位置を入れ替えます。
同士討ちの図式。
あらら、モモデンジャーがアオデンジャーを、ミドデンジャーがキデンジャーを攻撃しちゃいました。
「くそう、なんて奴だ!」
その時、ラルフからもらったペンダントがシェリドの心に直接話しかけます。
”変身するのだシェリド。白銀の戦士、ギンデンジャーに”
「え?」
訳が分からないままに、言われるままに変身するシェリド。
「チェンジ!ギンデンジャー!」
ペンダントを高く掲げ、叫ぶシェリドの服が分解していく。
「え!?きゃあああっ!」
そして白銀のきらめきが彼女を包む。
きらめきが肢体と重なり、現れる新たな戦士。
「白銀の戦士、ギンデンジャー!」
「キミは一体・・・」
赤城も、他の戦士たちも驚いています。

「ギンデンジャーだと!?これは一体どういう事だ!」
もちろん、地底城でも大騒ぎです。
「ええっとお」
そんな事を急に言われても困ります。しかし、出世を目指す悪の幹部はなんらかの仮説を偉い人に提示しなければなりません。カミラは優秀な魔道研究家であるとともにそれなりに有能な官僚でもあるのです。
カミラの脳裏にフラッシュバックしたのは、ラルフがシェリドにペンダントを投げつけたシーン。
「ああ!?あのペンダントに秘密があるのかもしれません!」
地底帝国独自で開発した強化服?しかし、カミラにも作れないものをどうしてラルフが・・・
「ああ!?ラルフさんの記憶消しちゃいました!」
「なんだと!なんでちゃんと秘密を吐かせてから洗脳しないんだ!」
「だって殿下が・・・」
恨みがましく魔道王子を見つめるカミラ。
「そういう意味で言ったんじゃない」
きっぱり言い放つ魔道王子。
「消すにしても、ちゃんとバックアップを取っておくのが常識だろ。使えないな」
があぁん。
どこの世界でも偉い人にお仕えするのは大変なようです。

健闘していたテレポテジャレイですが、新戦士の参入に一挙に劣勢となってしまいます。
「キキー!」
「今だ!赤城!」
シェリドの攻撃でひるんだテレポテジャレイに赤城が致命傷を与えます。
崩れ落ち、爆発するテレポテジャレイ。

「やられちゃいました・・・」
「なぜ、テレポテジャレイを単独行動させた?これでは再生巨大化できないではないか!」
「だって、殿下が・・・」
「そんな意味で言ったんじゃない」
うなだれるカミラ。ラルフさんはセンノージャレイが洗脳中です。
テレポテジャレイは無駄死にですが、強大な魔道王子に加えてラルフもゴデンジャーの前に立ちふさがるのでしょうか。そして、センノージャレイの脳が不気味に光ります。

「じゃあ、この子の面倒は赤城が見るってことで」
「「異議なーし!」」
仕切るアオデンジャー、同意するその他大勢。
「ちょ、ちょっと待てよ」
「ううっ・・・・・・」
テレポテジャレイを倒して一息ついたものの、地上に寄る辺はありません。
かっての仇敵とは言え、今は敵の敵。王位継承権奪還と言う果てない野望を達成するためには、ここは耐えねばなりません。
「頼む、赤城」
「女の子と同じ部屋なんて・・・」
「「女の子同士だから問題なし!!」」
その他大勢が赤城の背を押し、シェリドとくっつける。
顔を赤らめる二人。

こうして、地上の下等生物な女の子=白銀エリとして新たな生活を送る事になったシェリド王子。
何不自由ない召使付の王家の生活から一転、姿だけは可愛い女の子ながら基本汚い男の四畳半一間暮らしに無理やり転がり込む事になってしまった。はてさて、どうなります事やら。
それは兎も角!
魔道王子は虎視眈々とシェリドと地上制覇を狙っている。
五つの力を一つに合わせ、世界を守れゴデンジャー!!
「あ、次回からロクレンジャーになります❤」

次回予告
「セーンノー!!」
センノージャレイの力によって次々と地底帝国の奴隷にされていく人々!
ついに我らがゴデンジャーまでその魔の手に!
「い、嫌だ!やめてくれ」
「さあ、お前も魔道皇帝に忠誠を誓うのよ」
次回、危険戦隊ゴデンジャー第29話「全員洗脳ゴデンジャー」に、チャンネルセットだ!

<おしまい>





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コメント

最後の一文が笑えた

こ、これは!
期待せざるおえない。

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