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クジラの人魚姫5-5

(5)

「やン、ろろひィ、ろ!!(やめろおお!!)」

沙希が作り出した雰囲気に呑まれて――女子たちは仕方なく『セラス』に襲っていると思っていた。
だから真剣に訴え、哀願すれば一人や二人ほど助けてくれるかもと縋る上目遣いをした。
けれども、実際には甘い牝臭を放つ『セラス』の濃艶さに、彼女たちは再び魅了されただけである。
真剣な命乞いは、彼女たちにとってはただの可愛らしい表情でしかなかった。

「めろろ、ん!!んんっぐもょン!!(やめ…ん!! このぉ…っああ!!)」

ビンっ、とほぼ同時に別々の指がクジラの二つの乳首を跳ね除けた。
先程の肉体弄くりの余韻で、肌が余計に敏感だ。
重点的に胸部を触ってくる、揉んでくる、抓ってくる。余りにも大きいおっぱいは、格好の的だ。
やばいぐらいジリジリ痛み出し――甘美が脳に詰め掛ける。

(ひぃあいぃいぃぃ!やめ…!お前らいい加減にぃぃ!!)

むにゅっ、にゅぶりっ、むににぃぃっ、むっにん!
セシリウスや沙希ほどではないが、無邪気な分、手が多い分だけ嫌な疼きが乳房に満ちる。
火照った肺によって、吐息が淫靡に蒸し上がる。
惨めさと屈辱――クジラは本気で、なにもかも嫌になった。

おまけに――。

「んぎぉろゥ!? (ひゃあ!?)」

今までの中で、格段に厭らしい撫で方が股間に生じる。
嫌悪感が極まって、涙が滲んでしまう。そして涎と共に、肌を伝い始めた。

「みぉごぉンンンっ!!んひあろメぇ!?(沙希ィィ!!これッ、ああッ!!?)」

もはやセクハラを超えた行為にクジラは崩れた嬌声で沙希に訴えた。
無論、幼馴染は助けない。
巧みに彼の舌先の動きを指で操り、けして言動を許してくれなかった。

(んあっ!?幾ら、なんでもこれは……いけないだろう!!――ひぁああ!!?)

今までの屈辱は認めてやろう。
納得など出来ないが、それでもクジラは寛大にも沙希や女子たちを許した。
けれども、現在進行形で進む一つの手だけは許せるものではない。
恥骨をを擽りつつ、なんとショーツの上から女陰をピンポイントに摩るのだ。
最早、否――ますます着替えではない。

「さばァ、ろひィ!! んばァっ!!んめェ!!んあ、ダ、メひょ、ロロ!?(沙希イィ!!気がっ!!付いてぇぇ!!あひぃ…ダ、メえええぇ!?)」

一瞬だけ――入った。
誰かの指が、シューツに隠された恥部に侵入する。
首一つ、満足に動かせないまま恐怖と嫌な予感に、身を屈めて下半身を観察しようとした。
しかし、そこに見えるのは、セクシーランジュリーをはち切れんばかりに上下左右に押し広げている
二つの球体。
自前の巨乳が、目先の光景を遮り、とても股座など見えなかった。

(んあっ!! しよぉ――あああ?!!)

無理な捻りで骨格が悲鳴を上げて、本当に痛い。
その上――微かでも、ほんの微かでも――股を覆う下着がぬちょっ、と湿っていた感触までする。
誰かに気付かれてしまったかと、嘆くしかない。――いや、違う。

「もひぉっ!?ああもょ!?(誰!?誰だ!?)」

秘部の内部が湿っていた事実を知るものが、この中に一人だけ居る。今度は逆にクジラが血走った瞳で周囲を見やった。
けれども何十人といる中、犯人を見つけ出すのは容易でなく、しかも全員が発情しているかのような昂ぶりをしているので、ますます検討が付けられない。

(うぁっ!はぐぅっ!!へ、変態ぃ…女っていわるぅ!きっといわれちゃって、…沙希にも!さ、沙希!ひぁやんっ!ひぃ…いや、だそんなの…っ)

痴態を暴露されるかも、と被虐的に考えている最中でも、女子たちは『セラス』の肉体に殺到する。
どうやら下着の牝臭い湿気もそこまで――外見的には――目立つものではないらしい。
騒ぎは無かった。
もっとも、それでも体は女子たちの玩具のままである。

(うわ、ぁっ!!誰……なんだああ!?ひゃぅうんっ!だからおっぱいそんな強くぅ!揉むなっ!!)

激しい女同士のじゃれ付きに、弱気の余りに理性が弛んだ。
この場で一番豊満な美女は、この場で一番稚拙な精神だった。
だから、気付かない。
自分の背後からぬちゃ、れろ、ぬちゃり、と響く舌舐めずり音を。

「ふふ、セラスちゃん――ったら、厭らしいィ――」

ペロペロと一本の指ををしゃぶる少女。沙希。
彼女こそが、クジラの――『セラス』の女性性器を弄った張本人だった。
周辺の女子たちを遥かに圧倒する淫行を達成したその指を愛おしげに舐める。
女王様――と呼ぶに相応しい空気を纏う彼女は妖艶さと言う点では、クジラをも凌駕していた。

「むむン!!あむひぉろ、ろっ!?んんっ――あひィ!!?(ヤダ!!ヤダあああ!? やめ…んっあ!?)」

十分弱ほどは経過しただろう集団セクハラ。
しかし、目的のブルマはメインの下どころか、上の普通着すらも装着しておらず――無数の手による陵辱が続いていた。

「んひぅんんっ…むぅ!んぶぅぃっ…くんっん!(さき…助け…!んあっ…ひゃう!」

もはやブルマを穿いてもいいから助けてくれっ、と彼は観念して助けを心で呼んだ。
その相手が首謀者であることを重々知りつつ、どうしても信じたくなり、念を送る。

「あっ、髪が邪魔になっちゃうからリボンを付けようかァ――私の袋から誰か、とってっ」

だが、しかし――やはり、助けてはくれずに、逆に追い討ちを仕掛けてきた。
沙希の声に操られ、クジラの体を弄れない幾人かが競争する。
そして勝ち取った一人が、可愛らしいリボンを携え、近寄ってきた。

「じゅあ私がヤルねっ!ああ!!もう!!髪も超イイ!!なにこれ!!」
「うふわぁーん!!さみィろ!!んむゥゥっ!!(うわーん!!沙希の!!バッカぁぁ!!)」

蕩けた体で抗おうとするのだが、朦朧とし始めた脳では拙い癇癪しか出来ない。
女陰の肉穴に指を入れたのが沙希であることに気付かない上――沙希がリボンを持っている不自然さにも、まったく気が付けない。
彼女が髪をまとめるのは、何時も紐タイプの髪止めである事実を、彼は忘れていたのだ。
恥ずかしさやら、火照った体の快感で頭が回らず中身が子供な、いい証拠である。

(ふぇぇ~~!ひぃぃんん――っ!!)

そして、ブルマ姿に可愛らしいリボンまで加わって、『白方セラス』は可愛らしく改造されてしまう。

結局――早く準備した筈の女子たちは二十分以上も遅刻してしまい、教師のお怒りを受けることに。
けれども女子生徒たちは甘んじて、怒号を受けていた。
ただ一人を除いて。

「…は…恥かしい…な、んで…おれ…ぶるまっ…。うっ、…うぅ…っ!」

一人だけブルマで、一人だけ抜き出たグラマーな体を持つ――『白方セラス』その人だった。

<つづく>

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