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呪いはわが身に (6) by.isako

(6) 

 店を出たところから長尾の腕を掻き抱くようにして歩いた。
 親友に女として抱いてもらう。こう言葉にすれば立派な変態である。しかし、死を覚悟した今、ただ一度でいいから普通の女として満足したいという欲求を満たしてくれるのは彼しかいない。
 ホテル街に足を向けた時点で長尾は私の意図に気づいたに違いない。しかし何も言わず、歩みさえゆるめなかった。理由を問わずに従ってくれたのは私を哀れんで、それとも彼の望みを叶える代償としてなのか……
 別にどちらでもかまわなかった。私を人として扱ってくれるなら。

 彼が選んだのはゴージャスだが、ごくノーマルな部屋。まあ、その方が嬉しいかも。

 黙ったままの彼の服を脱がせた。 東鉄也を意識させないよう店を出てから話しかけていない。
「シャワーは?」
と言う彼にかぶりを振ってベッドに腰掛けさせ、ゆっくり脱いだ……恥ずかしそうに。でも下着は残す。
 悩みぬいて選んだのはシンプルな白。でも生地は薄く小さくセクシーなもの。
 勃起はしていない。やはり東鉄也の影が尾を引くのか。しかし、これは想定内。仰向けに寝かせ、迷わず口に含む。
 息を呑む音が聞こえた。気づかぬふりをして舌を絡ませて丁寧に舐め上げる、強く弱く。吸い上げても極力音は出さない。風俗を連想させては逆効果だ。
 膝で移動してショーツが彼の目の前になるように胴をまたぐ。自分でもはっきり分かるほど湿っているからシミが見えるはずだ。
 待つほどもなく手がショーツにかかる。脱がせやすいように足を片方ずつ上げた。
 彼のものは、もう口からはみ出るほど膨らんでいる。ブラを自分でむしりとって、向きあうように方向をかえて鼠径部で腹を擦ると自分の濡れた陰毛でくすぐったい。
 しかし効果は彼の方に強く出たようだ。思い切って彼の顔見るとすでに一匹の雄になっていた。
 腰を浮かせ手を添えたペニスの上に移動すると、滴り落ちる愛液がペニスを伝い手を濡らす。
 興奮が高まるまま、腰を下ろしていくと先端が私に触れた。視線を意識して焦らせるように迎え入れる。私が彼を飲み込み、彼は私を満たす。
 この興奮は正常な男と女の愛とは言えないかもしれない。しかし死にゆく私には、加賀美しおんとして死のうとする私には充分すぎるものだ。

 最後の三分の一は力が抜け腰が落ちてしまう。
「ヒィ」
 腰を振ろうとしても力が入らない。十分場数を踏んできたのに……こんなことは初めてだった。
 長尾が腰に手を添え挿入したまま、ゆっくりと体勢を入れ替え正常位になる。私は身を任せ命じられるまま脚を開いた。
「恥ずかしい」
 私の言葉は優しいキスで封じられた。
 彼が耳元で何かささやき、腰をゆっくりと振りはじめる。
 興奮は高まるばかりでその後のことは、はっきり思い出せない。

<つづく>

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