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投稿サキュバス小説 さきゅばす れべる1 第四章総集編 (18禁)

(24) 作.よるいち 
「さ~てと、さっさとオナニー始めてちょうだい」
「う、うん」
やっぱりもう後戻りはできなさそうだ。
結局、ぼくは将太のことをオカズにして、オナニーして、夢に入り込んで、将太を夢精させなくちゃいけないことになってしまった。
あぁ、親友をオカズに・・・
なんだか罪悪感を感じてしまう。でも胸がすごくドキドキする。
なんだろう、この感じ・・・。
「うふふっ、メアたんのオナニー楽しみだわぁ」
「えぇ?高倉さんが見ている前でやるの?」
「あたりまえじゃない!ほら、早くするっ!!」
「うぅ・・・はい」
素直にうなずいてしまう。もうぼくは高倉さんには逆らえないんだ、きっと。
クチュ・・・
ぼくは右手を股間にあてる。踊り子の衣装でオナニーなんて・・・
将太のことを思い浮かべる。
ぼくにとって、将太の顔や体を思い浮かべるのは簡単なことだった。
体育の授業の着替えで将太の筋肉質な上半身を嫌というほど見ているし、ましてや修学旅行のお風呂で将太の全裸姿も見ているのだ。
もともとサッカー部に所属している体育会系の将太の体は、細いぼくの体なんかと違ってとても男らしい体つきをしていた。
そして、下の方もとても立派なモノがついていた。
トイレで見た将太のペニスを思い出す・・・
い、いや違う!ぼくは将太のペニスが欲しくて思い出したわけじゃない。
「あぁ・・・」
下半身で子宮キュンと疼き、蜜がにじみ出るのを感じる
ぼくは将太のアソコを鮮明に想像してしまった・・・。
少し前まで自分についていて、見慣れているはずなのに、なぜか今はそれを想像するのが恥ずかしくてもどかしかった。
だめだ・・・
胸に手をやる。将太の手がぼくのおっぱいを優しく包むのを想像する。
んぁあ、気持ちいい
「ああん」
甘い声がつい出てしまう、止まらない。
ふと、高倉さんと目が合ってしまう。
あぁ、恥ずかしい・・・。
「いま将太君はどんな具合でメアたんを攻めてるの?」
「えぇ!?」
「ほら言いなさいよ~!そんなに蜜を垂れ流しちゃって、すごいこと想像してるんでしょう?」
クチュクチュ
ぼくの下半身はすでに洪水で、いやらしい湿った音が部屋中に響いていた。
「あぁん・・・、将太の太くてごつごつした指がぼくのアソコを出たり入ったりしてます・・・」
そう言って、ぼくの二本の指は、ぼくのアソコを激しく出たり入ったりを繰り返している。
あぁヤバイよぉ。
高倉さんに見られてるのもあるけど、なんでこんなに感じちゃうんだろう・・・。
「ねぇ、メアたんはどこが感じるのかなぁ?それを言わないと将太君もメアたんの好きなところ攻めてくれないわよ?」
「ああん、あぁああ、おしっこの穴、おしっこの穴とクリトリスをいじって欲しいのぉ」
「へぇ~、メアたんはすっかりおしっこが好きなのねぇ。淫魔らしい変態さんだわぁ」
「うぅ・・、言わないでぇ・・・」
「でも将太君はうれしそうよ?ほら、メアたんの中に入れたいって。でもその前に将太君のペニスに奉仕してあげなきゃ。」
そう言って高倉さんはぼくの硬くなった尻尾をぼくの口に擦り付ける。
そして、ぼくは成すがままに自分の尻尾を口に咥える。
「むふぅ、ううん、んちゅ」
「そうそういい感じ、将太君とっても気持ちよさそうよ」
よだれが垂れ、ぼくは必死で尻尾を、いや将太のペニスを貪るように舐める。
尻尾の先端からは淫毒があふれ、その妙薬効果のせいでぼくの身体は急激に熱くなる。
も、もう我慢できない・・・
でも高倉さんがぼくの尻尾を握って放さないかぎり、ぼくは自分で入れることはできない。
どうしよう・・・
「もう入れてたいって顔してるわねぇ。でも自分で言わなきゃ将太君はいれてくれないわよ?アタシのオマンコに将太の立派なオチンチンを入れてくださ~い、って言わなきゃ」
「あ、うぅ・・・、アタシのオマンコに将太の立派なオチンチンをいれてください・・・」
「そうそうよく言えた~、あははっ」
高倉さんは尻尾を放してくれた。
ぼくは自分の尻尾を、将太のペニスを自分のアソコに入れる。
ズプリ・・・
「ふぁあああ」
将太のおちんちん、すごく気持ちいいよぉ
こんな気持ちいいのすぐにイッちゃう・・・
グチュヌチュヌチュ
湿ったいやらしい音と共に、将太の腰の運動が始まる。
「あぁああん、ああん――」
だめだよ、こんなの・・・親友なのに、親友なのにぃ
ズチュズチュ
「はぁああああ、将太、しょうたぁ~!!」
いつの間にか、ぼくは将太の、親友の名前を呼んでいた
もうだめぇ、イクぅ、イッちゃ、う・・・。
ビクビクッ
頭が真っ白になり身体が痙攣する。
今まで感じたことの無い、まるで宙に浮かぶような感覚。

意識は夢のリングをたどるようにして将太の夢へと繋がる。
ぼくは将太の夢の中へと旅立ったのだ。

(25)作.あむぁい

どんっ。
将太の夢へ侵入しようとするぼくを阻む目に見えない何か。
「痛っ」
何だこれは?結界?
それなら……ぼくは空中に3個ばかり小石大の火球を形成する。
こんな事までできるように……もう、人間じゃないんだ。
ぼくは火球を解き放つ。
出来た!生まれて始めてのファイヤーボール!!
大爆発!!と、言うのは過剰広告だけど、ちょっとびっくりするぐらいの爆発が起こる。
しかし、煙が晴れたあともやはり何かが存在してぼくの行く手を阻む。
びりっ。
強引に手を突っ込もうとしたら電撃のような痛みが走る。
うーむ。どうしよう。
満月の夜には限りがあるし……
ぼくは再度距離を取り、さらに3度ばかりファイアーボールを一点に集中して放つ。
エネルギーの塊が見えない壁に吸い込まれていく。
大音響と灼熱の中、バリアーが一瞬、赤熱した!?
MPがほとんど無くなったのでぼくは再びバリアーに近づく。
手を突っ込むとやはり電撃が来るがさっきほどの威力じゃない。
ぼくは強引に押し入る事にした。
びりびりと体に電撃が走るが、ものともせずにひたすら進む。
通せ!通してくれっ!
何もせずに帰ったりしたら高倉さんになんて言えばいいんだよっ!!
ぴきっ。
音がしたかと思うとぼくは一気に前へと倒れこむ。
え?
足がつかない?
「ひやぁぁぁぁ」
ぼくは下へ下へと落下していく……

どさっ。
ぼくは尻餅をつく。
「いたぁい」
ここが将太の夢の世界……のはずなんだけど。
きょろきょろ見回すあたりはまるで近所の町並みそのもの。
ぼくはお尻を払って立ち上がる。踊り娘の服が汚れたらまずいし。
近所の町並みにアラビア風の踊り娘ってのが非常に浮いている。
まさか高倉さんがぼくを辱める為だけにこんな衣装を選んだとも思えないけど……でも翼も出せずに尻餅も付いちゃったしな。サキュバスである事をばれないようにって事かな。
サキュバスかぁ。はぁ。
将太をオカズになんて絶対無理だと思ってたのに。やってみたらいとも簡単に盛大にイってしまった。もうぼくは高倉さんが言うように内藤一馬じゃなくってサキュバスのメアなのかな。嫌だなぁ。
そして嫌だなんて言ってて、将太のペニスを前にしたらきっと無我夢中で舐めてしまいそうなぼくが何より嫌だ。
はぁ。
きょろきょろとあたりを見回してみるけど、人っ子一人いない。ふむ。
取りあえず将太を探さないとな……
あっちかな。ぼくは精神を集中して転移する。


歓声が響くサッカー場。その観客席にぼくはいた。
グランドではボールを追いかける将太。サッカー……か。
夢の中までサッカーかよ。うらやましいな。
観客席にはぼくと高倉さんまでいた。一生懸命応援している高倉さんと彼女と試合を交互にちらちら見ているぼく……ホント、ムカつくな。
ぼくはそいつらを消して、そいつらの席のそばに佇む。大勢の観客がいるが、所詮はモブ。誰もぼくには気づかない。
観客席のぼくと試合場の将太。
だからぼくははなから勝ち目なんか無いって思ってたし。だからぼくは高倉さんに誘われたとき、躊躇無く引き受けたんだ。
ぼくがサッキュバスになったのも、元はと言えばあいつのせい。

……なんてね。
舞い上がるぼくを気遣って、注意の言葉を掛けてくれた将太を無視したぼくが一番悪いんだ。でも。ぼくはサッキュバスになってしまったけど。それも運命だったのかもしれない。だって、もうずっと見てるだけなんて耐えられなかったんだ。高倉さんのそばにいられるんだったらもう何だって良いって思ったんだ。不戦敗よりずっと良い。

だから。ごめんね。
今度はぼくと勝負だ。生まれ変わったぼくとね。
将太にはぼくの虜になってもらうよ。
彼女をもう悲しませたくないんだ。
その代わり、一生懸命気持ち良くしてあげるよ。大丈夫。もうぼくは昔のぼくじゃなくって、淫乱なサキュバスのメアなんだから。
もう。決めたんだ。

ぼくは力場を操って夢の中に魔法のランプを作り出す。
そして試合を無理やり進める。
将太のゴールで逆転の勝利!大歓声の中抱き合うチームメイト。
お前の最後のサッカーの試合だ。
今だ!
……本当にごめんな。


「おめでとうございまーすっ!」
ぼくは思いっきり声を張り上げて将太の首に抱きつく。
「わわっ。なんだお前」
ふふっ。気付いてない。当たり前だけどね。取りあえず邪魔なチームメイトどもや観客たちには消えてもらう。これからは、舞台はぼくと彼だけのものだ。
「始めまして。ランプの精のメアです。今日はお祝いに何でも願いを3つかなえに参りました」
ぼくはなるべく善人に見えるようににこにこしながら小首を傾げる。手に持った魔法のランプをゆらゆら揺らす。
「うさんくさ。止めとくわ」
あああーっ。疑り深いーっ!?そう言えば身内以外にはこんな奴だった。
背を向けてすたすたと歩き出した彼をぼくは必死で引き止める。
「ちょっ、こらっ。将太っ、じゃなかった。ご、ご主人さまぁ」
「ご主人さまぁ?」
さらにいぶかしげにぼくを睨む将太。
「そんな事言う奴に碌な奴は……」
『何なりと願いをどうぞ、ご主人様』
ぼくの口が動いて魔法の言葉が将太を硬直させる。
ぼくは妖しげにあいつを見つめる。将太はぼくの瞳から目をそらせない。
かかった、ね。
普通の人間にサキュバスのチャームに抵抗するすべは無い。
「さあ、願いをどうぞ。ご主人さま」
「あ……あ。な、に……」
「さあ、願いを」
将太の願いはぼくの体だろ?さあ、言うんだ。ぼくが欲しいって。
将太は頭を左右に振る。
「ね、願いは何でもいいのか?」
「ええ。勿論です。私の体でもね」
ぼくは彼に顔を近づけ、甘い息をかける。
「じゃあ。一馬を帰してくれ。行方不明なんだ。あいつは黙って失踪するようなやつじゃないんだ。ずっと帰って来ないんだ」
肩を掴まれて揺すられる。
泣いてた。
将太の泣き顔なんて初めてだ。
ああ。駄目。涙が。溢れる。
失ったのは、ぼくだけじゃ無かったんだ。
馬鹿。馬鹿だよ。目の前にこんな良い女がいるのに。あんなに、馬鹿で、間抜けで、どうしようも無いぼくなんかの事を。ぼくは将太を裏切ろうとしてたのに。
「う。ううっ」
「なぁ。どうなんだ?できないのか?」
「うあ」
ぼくは鼻水をすすりあげる。できないのかって、できないよ。ぼくはもういないんだよ。なんでだよ。サッキュバスの魔力が効いて無いのか?あんなぼくなんかより、今のぼくの方がずーっと、綺麗で!可愛くって!色っぽくて!なんでだよ……
「きゃっ」
足元がゆれる。よろけるぼくを将太が支える。
この揺れは……侵入者!?
「結界を解いたからどんな娘かと思えば、とんだ甘ちゃんですわっ!!」

(26)作.よるいち

目の前に現れたのは全裸の金髪の女性。
切れの長い青い瞳が特長的な品の良い顔立ち。
凍りのような白い肌と豊満な肉体。
そしてどこか淫妖な雰囲気が漂っている・・・
「はじめまして、私はエリーゼ・シャルルと申す者」
ゾクッ・・・
背中が凍りつく程の威圧感、ぼくはすぐに身の危険を感じた。
このヒト、さきゅばす!?それも高倉さん以上の力を感じる……
そして、どこか冷酷な雰囲気を漂わせている。
「知り合い?」
と尋ねる将太。
「全然知らない人!」
「今日は変な奴ばかりとよく会うな」
大物なのか馬鹿なのか将太はとぼけた事を言うが、なんだか神経がぴりぴりする。
て、き……?
「お嬢ちゃん、悪い事は言わないからお家にお帰りなさい。後は、私に任せて」
ぼくはここに覚悟して来た。いろんな覚悟をして。
怖くって足が震えるけど、ここで引くわけにはいかない。
「あいつ、悪い奴だな」
「たぶん……」
相変わらず、将太はぼくなんかより落ち着いている。なんでだよ。人間の癖に。
「……嫌だと言ったら?」
ぼくは度胸を決めて言う。
「死んじゃうかも、ですわ」
「将太、下がって!!」
「えっ?」
ぼくは将太の前に立ちはだかる。
エリーゼというサキュバス、狙いはぼくや高倉さんと同じ将太のおちんちんに違いない。

「将太は、渡さない!」 

「お~ほほほほ、威勢のいい小娘だこと。でもでも、そこをおどきなさい!将太様はこの私がいただくのですわよ」
キュィイイイイン
エリーゼが手を振りかざす。
青白い光が手から放出され、それと共に小さな5つの氷柱がぼくめがけて放たれる!
突然の魔法攻撃・・・
「くっ!!」
ぼくも負けじとファイアーボールを5つ作って放つ。
大きな爆音と共に、たがいの魔法がぶつかり合い相殺され閃光が走る。

「うわぁあああああ!!」

爆風に吹き飛ばされそうになるぼくは、将太に支えられる。
小さな氷片がいくつも体に当たり肉を裂く。
エリーゼの周りにさらに5つの氷柱!
ぼくはファイアーボールを作ろうとするけど……駄目っ、MP切れっ!?
あせるぼくの前に将太が割って入る。
「止めろ。何が望みだ」
「あら、こっちの坊やの方は物分りが良いのね。あなたの体が欲しいだけ。ねぇ、抱いていただけるかしら?」
「わかった」
「駄目だよ!そんなの絶対駄目!」
ぼくは必死で将太にしがみつく。
「無理するな。お前じゃあ、あいつに勝てない。女の子に守られてちゃカッコ悪いからな」
「くっ」
そう言う訳にはいかないんだよっ!
ぼくはエリーゼの方へ駆け出す。魔法が駄目なら格闘でっ!格闘は苦手そうな雰囲気だし!
一つ、二つ、ぼくは襲い来る氷柱を避ける。
しかし、三つ目が近くで爆発し、ぼくはバランスを崩してしまう。
そこを四つ目と五つ目が飛来し、ぼくはその爆発で数メートル吹き飛ばされる。
そして運悪くグラウンドの観客席の椅子におもいっきり腰をぶつける
い、痛いよ……夢なのにぃ
「あらあら、休む暇は無いですわよぉ」
立ち上がろうとした瞬間、エリーゼが目の前に現れ、ぼくのお腹をおもいっきり足で蹴り上げる。
強烈な痛み痛み痛み。
「うぁ、っつ」
ぼくは再度、後ろに飛ばされ椅子にぶつかる。
「あらあら、弱っちぃこと。とどめですわっ!」
エリーゼは空中に浮かび上がる、そして、右手を振りかざし巨大な氷柱を出現させる。
「くらいなさい、アイシクル・ジャベリンッ!!」
ゴォオオオオ!!
巨大な氷柱はぼくめがけて降りかかる
もうダメだ、そう思った。
その時……
「やめろぉおおお」
将太がぼくの前に立ちはだかった。
危ない!!
大きな閃光が走った!将太の目の前に大きな光の壁ができ、氷柱は大きな波動と共に相殺されたのだ。
将太はその波動により吹き飛ばされた。
「将太!!」
ぼくは将太のそばに駆け寄る。将太はぼくをちらりと見つめると安心したように意識を失った。

(27)作.あむぁい

「将太!将太ぁ!」
ぼくはひざの上に将太を乗せて揺さぶる。まさか死んだりしてないよね!?
「もう将太様を手なづけていたなんて驚きですわ。手が早いこと。あやうく殺してしまうところでしたわ」
ぼくはエリーゼをきっ、と睨みつける。
「帰れ!二度と来るな!」
「そういう訳にはいきませんわ。わたくしも仕事ですもの。さあ、おどきになって」
「やめてよ、将太は気を失ってるんだよ!」
「聞き分けの無い子ね。フリーズ・カフス!」
「う・あ。ああああッ」
小さな青白い光の群れが彼女の指先から放たれる。螺旋をえがいてくるくる回るそれはやがてぼくの両手首に巻きついてくる。振り払おうとするけど、手で触れなくって。だんだんと光の群れの量が増えてぼくの手首は青白いドーナッツをはめ込んだみたいになる。急にがくんっ、と引っ張られてぼくの両手はまっすぐ前に伸ばされて二つのドーナッツは8の字型にくっついてしまう。
と、取れないーっ。
また、がくんっと引っ張られてぼくの両手首は頭上へと持ち上げられる。エリーゼはゆっくりとぼくに近づいてくる。
うあああああっ。
「こんな地味な技は趣味では無いのですけれど、アスモデウス様を怒らせてもつまりませんわ。あなたはそこで将太様が私の虜になるのをゆっくり御覧なさい」
ぼくの顎に指を回し、エリーゼはぼくにキスをする。冷たい氷のキス。
そして、彼女はぼくのひざから将太を奪い持ち上げる。
「やめ……ろ」
「あんまり近くでは彼も気が散るでしょうし……どんっ!」
彼女の掌から放たれる衝撃波がぼくを吹き飛ばす。完全に手の自由を奪われてるぼくはぶざまに吹っ飛び、しこたまお尻を打つ。
「さてさてー、お楽しみタイムー♪ですわぁ」
エリーゼは嬉々として将太のサッカーパンツを下ろし始める。
ぼくの記憶にもある将太のおちんちんが現れる。
だらんと垂れているけどそれは十分に大きく、エリーゼの手から溢れていた。
「うふふ。人間にしてはなかなかの大きさですわー。これは趣味と実益を兼ねられるかもー」
エリーゼは愛おしそうにそれに頬ずりをすると、長い舌を伸ばす。舌からたっぷりの唾液が糸になって落ちる。ぴちゃぴちゃ。ぺろぺろ。
「ううーっ」
がちゃがちゃ手を動かすが氷の手錠が外れない。ぼくは両手を高く上げた状態で、まさにお手上げ。手はだるくなってきたし、そればかりでなく冷たさに手の感覚がなくなってきた。ああっ。こんな事してる場合じゃないのに。羽が動かせれば良いのだけど、服の下にあるからそれも無理。ああっ、高倉さんがコスプレなんてさせるからっ!
その間にもエリーゼは将太のおちんちんを舐め続ける。
「……ううっ」
「あら、やっとお目覚め。うふふ。私があなたをイかせて差し上げますわ。そうすればあなたは私のトリコ……」
じっと将太の瞳をみつめ、再びフェラを開始するエリーゼ。
「や、やめろっ」
将太はずるずると後ずさりする。
「駄目よー。素直にならないと、あの娘、殺しちゃいますわよ」
エリーゼはおちんちんを舐めながら指で適当にぼくの方を指す。
将太もぼくを目で追う。困った表情。
がぁぁん。ぼくって人質なんだ。
「おまっ、あの娘は何の関係もねぇって……」
「じゃあ、殺しちゃう?」
「……くそぉ、好きにしろ!」
エリーゼはさらにおちんちんを舐め続ける。将太はあきらめたのかされるがままだ。
まずい。このまま将太がイかされて、あいつの奴隷にされちゃったら。
ぼくは高倉さんに怒られるし、将太もおちんちんを取られちゃうんだ。
快楽と引き換えに全てを失ってしまうんだ。
ううーっ。ぼくは手錠を外そうとするけど、なんだか感覚が無くなっていて。あうー。将太ぁ。エリーゼは本当に美味しそうに将太のおちんちんを舐める。ぼくはつばを飲み込む。将太のおちんちん……欲しい。
ほんとは、あれはぼくのものだったのに。
欲しい。
欲しい。
欲しい。
ああっ、もおぅー。離せよ。ぼくはあれが欲しいんだよっ!
がちゃがちゃ揺れる氷の手錠の一部が解けてぼくの腕を伝う。
あ。
……最低だ、ぼく。

将太はぼくをかばって怪我をして、ぼくが人質だから抵抗できないのに。
ううー。でも、なんで。
なんで将太はぼくをかばうんだろう。
女の子だから?
女の子なら誰でもそうするの?
エリーゼは将太を舐め続ける。
……それとも単にフェラが気持ちいいから抵抗しないだけだったりして。
フェラかぁ。して欲しかったなぁ。ぼくは結局童貞のままでサキュバスにされちゃったからフェラってすごく憧れるなぁ。アスモデウス様にフェラさせられて、魔法掛けられちゃったから、目の前におちんちんがあるとぼくはフェラせずにはいられなくなっちゃったんだよなぁ。こんなんじゃあ。もう普通の生活なんてできないよ。いや、目の前におちんちんさえ無ければいいのか。いやいや、おちんちんの無い生活なんて考えられないよ。おちんちん。将太のおちんちん欲しいなぁ。舐めたいなぁ。気持ちいいだろうなぁ。ぼくにも舐めさせてくれないかなぁ。
「……って、なんで勃たないのですかっ!?この私がこんなに舐めて差し上げてるのに勃たないなんて、あなたはインポなのですかっ!?」
はっ。
ぼくは無限エロ思考の輪から抜け出す。そう言えばさっきからあんだけエリーゼが舐めまわしているのに一向に、将太のおちんちんは勃たないのだった。
……将太って……
「……へへっ。ざまぁ見ろ」
将太がニヒルに笑う。インポなのに。
「いやあああっ。ここまで来てこんなっ。ベルゼバブ様に叱られますわぁ!!」
取り乱すエリーゼ。
そうか。将太も苦労してたんだ。
だから高倉さんに迫られても落ちなかったんだね。
なんだか泣けてきた。
ごめんね、ごめんね。将太が高倉さんを振ったとき、うれしいくせにちょっと嫌な奴って思った。そんな事情があるなんて知らなかったんだよ。
高倉さんに迫られたけど不能だから拒否した将太。
高倉さんに迫られておちんちんを差し出してしまったぼく。
ぼくはなんだか初めて本当に優しい目で将太を見ることができる気がする。
大丈夫だよ。例えそうでもぼくたちずっと友達だよ。
水臭いな。言ってくれたら良かったのに。
ああ、でもそんな事情が有ったならぼくはあんまり罪悪感を抱かずに将太をサキュバスに。ぼくのアンダーにできそうだよ。
ああ、不能だとオナニーもできないのかな。今度聞いて……駄目だよ、そんな!
「このっ、不能っ!勃ちなさいっ!勃ちなさいってば!それでも男なのっ!?」
ごしごしと手で擦り始めるエリーゼ。
どう考えても逆効果だぞ、それ。
てゆうか、将太が可愛そうだ。
「おばさんが下手なだけじゃないの」
将太のフォローも兼ねてぼそっとつぶやいたセリフが彼女の逆鱗に触れた。
「ぬわぁんですってぇぇぇ」

(28)作.よるいち

「・・・わたくしに魅力が無いとおっしゃるですの?」
「へへん、いきなり人のモノを咥える恥知らずなオバサンに誰が欲情するかよ!あいにくオレはおしとやかで清純な女の子が好みなんだよ」
「将太・・・」
そういえば・・・、将太の家って道場やってて、親とかがしつけに厳しくて、こういう不埒なこと大嫌いだって将太言ってたっけな。
将太のやつHな本とかまったく興味なかったし、ん、まてよ、結婚するまでHは駄目とか言ってたかも・・・
どうしよう。ぼくはもうアスモデウス様に処女奪われちゃったし。もしかして、処女じゃなきゃ駄目だとか。いやいやいやでもでも。
あ、でも処女膜再生の魔法があるって言ってたっけ。
でもでも、ぼくもう汚れちゃってるし、さっきだってもしエリーゼが現れなかったら今頃将太のおちんちんをぼくが舐めていたかも。
どうしよう、どうしたら将太に好きになってもらえるのかな。
どうしたら将太のおちんちんを勃たせてあげることができるのかな。
「きっ、きぃいいいい!!このガキ言わせておけば~」
顔を真っ赤にしたエリーゼはキッとなぜかぼくを睨みつける。
うぅ、怖いよぉ・・・
エリーゼの睨みから顔をそらすと、将太のおちんちんが目に入った。
将太の・・・おちんちん・・・
体が熱いよぉ、淫魔になったせいでおちんちんに反応しちゃうのかも。
舐めたいな、将太のおちんちん、舐めて勃たせてあげたいな。
将太のおちんちん勃起してない状態であの大きさだから、きっと勃起したらすごいんだろうな。
だ、だめだよっ、こんなこと考えてたら将太に嫌われちゃう。
もっとおしとやかで清純な女の子のふりをしないと。
って、ふりって何~!?
「ふぅ、あ~あ、もうやってらんないですわね!!やめですやめやめですわ。わたくしがこんなに丹念に舐めてさしあげているのに、勃たない無能なおちんちんなんて、なんでベルゼバブ様は欲しがるのかしら?」
チラっとぼくの方を見るエリーゼ、その瞳にさっきのような殺気は感じられない。
「って、わぁああ!?」
エリーゼの顔がいきなり目の前にドアップで現れた。
そして、いきなりぼくの唇をエリーゼが奪った。
「んんん~っ」
ジタバタするぼく、そしてなぜか瞳をうっとりさせ微笑むエリーゼ。
「はぁ・・・なんて可愛いですの。」
「へっ・・・?」
「わたくしはこんなおちんちんよりも、こちらの方が欲しくてしょうがなくなっちゃいましたわ」
そう言ってエリーゼはぼくの方を見つめる
「え・・・ぼく?」
「そうですわ。わたくし、淫魔ですけれど、男よりもあなたみたいな可愛らしい女の子の方が大好きですの。」
「えぇええ――――!!?」
衝撃発言にぼくは固まる、将太は唖然とした顔でこっちを見ている。
シュルリ・・・と、エリーゼはぼくの踊り子衣装をいとも簡単に脱がせる。
白い肌、小ぶりだけど形の良い乳房、薄毛の恥丘、一糸纏わぬ生まれたままの姿にされたぼく・・・
「うふふふっ、綺麗・・・。どんなふうに苛めちゃおうかしら。楽しみですわ・・・」
「わわわっ?」
エリーゼに優しくキスをされながら胸を揉まれる
この人ぜったいSだ、高倉さんと同じだ・・・

「ちょっと気分転換に口直しですわぁ」

そんな理由でヤられるのイヤ~!!

(29)作.あむぁい

「あら、震えているのですか?可愛いですわね。ねぇ、名前教えてくださる?」
ちょっ、ちょっと。どこ触って!ああっ。
ぐいっと、手錠が上に引っ張り上げられて前かがみでガードしていた胸とかアソコが将太の視線にさらされる。
「やっ!見ちゃ駄目!」
「あ。ごめん」
慌てて将太が顔を覆う。
「て、止めろよ!彼女嫌がってるだろ!」
「……フリーズ・カフス!」
止めようとした将太を見もせずに放ったエリーゼの魔法が彼の両手、そして両足を繋ぐ。
「うああっ」
ズボンを上げる間もなく立ち上がろうとしていた不安定な将太は尻餅をついてしまう。
「ちっくしょう!」
「あう。将太までぇ」
ぼくたちはお互い顔を見合す。彼はぼくの裸を見て目をそらして顔を赤らめ、ぼくも彼のおちんちんを見て頬を染める。
「ねぇ、名前教えてくださいな。新人なのでしょう?」
「あううう」
エリーゼの指が無遠慮にぼくの茂みに分け入り侵入する。冷たいアイスを差し込まれたようで逆にアソコが熱くなる。
「はやく名前をおっしゃいな。手首切り落としちゃいますわよ」
「え!?」
手首って……
「そしたら。ふふふ……オナニーできなくなって困りますわよ」
「うあああ」
あ、危ないよこの人。オナニーできないのも困るけど、その他にも困るって!
「あら、でもフィストファックはできるかもですわ。やっぱり肩から切り落とした方がよろしいかしら」
「あわわわ。メアです、おねえさまっ」
ぼくは必死で媚びてみる。だってだってだってー。
「くすっ。素直になれば可愛いのにね、メア。あらら。濡れていらっしゃるじゃないですか。わたくし達を見て興奮されてたのですね?」
「そ、そんな事……あうっ」
図星を指されてどぎまぎするぼくに将太の声が追い討ちを掛ける。
「あんなのを初めて見せられたら困惑するに決まってるだろ!」
うああん、将太ぁ。ぼくは、ぼくはそんな娘じゃあ……
「困惑?この娘は濡らしているのですよ?ほら?」
「ひゃあああ。見るなー!!」
エリーゼはぼくの腰に手をやると、ぐいっと前に押し出そうとする。
将太はぎゅっと目をつぶって顔を背ける。
「あらあらメアちゃんはじっくり彼のおちんちんを見ていらっしゃったのに、自分のアソコは見られちゃ困る訳?我侭な娘ですわねぇ」
「あうううっ」
氷のように冷たい指先がぼくの股間で踊る。きゅっとクリトリスをつままれてぐりぐりともてあそばれる。
「ねぇ、正直におっしゃい。ほんとは彼のおちんちん、あなたもおしゃぶりしたかったんでしょ?」
「はぐぅ!」
耳元に囁かれると同時にクリトリスを握りつぶされるかと思うくらいに強くつかまれてぼくは目の前が真っ赤になって息が詰まる。
「思ってない!思って……あう」
エリーゼの唇がぼくの口を塞ぎ、舌がぼくの口の中を蹂躙する。
「くすっ。間接キスね」
か、間接……あっ!?
「彼のおちんちんの味はするかしらぁ?」
「んっ、ん。んんん……はぁ」
あう。将太のおちんちんの味ぃ。だ、だめっ。頭くらくらして来た。
「ほらっ。正直におっしゃい。彼のおちんちんがおしゃぶりしたいって」
「あああああー」
ぼくは馬鹿みたいに首をぶんぶん振る。駄目だよ、そんなの。
「ねえ、メアさん。あなた先ほどわたくしのテクニックが下手っておっしゃいましたわよねぇ」
「あわわわわ……」
「自分の言葉には責任を持たなければなりませんわ。ほらほら、ここはどうかしらぁ。あらあら、ひざががくがくしてらっしゃるわよ」
「くうううう」
あ、駄目っ。この人うまいぃ。
「わたくしは何人もの殿方や女の子をこのテクで奴隷にしてきましたのよ。ふふっ。あなたも奴隷にしてさしあげますわ」
「んっくぅ。だめぇ……」
頭の中が真っ白になり、つぅーっと地面に愛液が滴る。
いっちゃった。よだれを拭きたいのに手錠が邪魔してみっともない顔をさらしてしまう。
「あらあら、下手なわたしにイかされちゃうなんて。それともメアさんが淫乱なだけかしらねぇ。うふふ、Hなメアちゃん」
「ちっ、ちがうのぉ」
「あはは。調子がでてきましたわ。もう、2、3回、メアちゃんをイかせてわたくしの奴隷にしてから、しょうが無いからくそつまんないお仕事にでも取り掛かる事にしましょうかしら」
うああん。ごめん将太ぁ。ごめんなさい高倉さんっ。
ぼく、もう駄目かもぉ。こんなんじゃ、将太に嫌われ……
「あっ!!!」
ぼくは大きく目を見開く。勃ってる……
「将太が勃った!!」

(30)作.あむぁい 挿絵 よるいち

「へ!?」
呆けたような顔をしてエリーゼが将太の方を振り返り、将太のおちんちんがおっきくなって心持ち首をもたげようとしているのに気付く。
「あ」
将太も罰の悪そうな顔をして、こっちを見て、それからまた慌てて目をつむる。
「悪ぃ。そんなつもりじゃ……」
「ふ。おほほほほほ。やはりこのエリーゼの思った通りでしたわ。彼はずばりサド。このわたくしの目はごまかせませんわよ。おほほ。さすがはベルゼバブ様配下一の頭脳派!このエリーゼの作戦勝ちですわね」
「えー」
うそっぽいんですけど。
「ふ。そうと決まれば、メアちゃん。将太さまのおちんちんを無理やりやらされてるっぽい感じで舐めて差し上げなさい!」
「ひぃぃぃー。いーやーだぁーっ!」
そんな事したら、そんな事したらー。
「そうそう、その調子ですわ」
エリーゼはぼくの首ねっこを掴むとぐいぐいと引っ張って将太のおちんちんに近づけて咥えさせようとする。
すると!
むくむくとさらに角度をまして将太のおちんちんが天を仰ぐ。
あうううー。将太って、インポじゃなくってサドだったんだー。でもでも、すっごく美味しそうー。駄目だ、軽蔑されちゃうー。えーん。
「そうよねぇ。最初からサドじゃないかなって思ってましたのよ。さあさあ、メアちゃん。両腕切り落としちゃいますわよ。さっさと将太さまのおちんちんにご奉仕して差し上げなさいな」
「たーすーけーてー」
「お前らなぁ……」
「「え!?」」
地の底から響くような声。し、将太?なんか、怖いよ?あ、おちんちんが……光ってる?
ゆらりと、将太が立ち上がる。
ぶちんっと音がして魔法の手錠がちぎられて、氷の塊が放り捨てられる。足を固定していた足かせも同じように引きちぎられて蹴り捨てられる。
「そ、そんな馬鹿な!?わたくしのフリーズ・カフスが……ありえませんわっ!フリーズ・カフス!!」
「ふんっ!」
気合一閃!弾かれたフリーズ・カフスが逆にエリーゼの手を拘束する。
「そんなっ!?そんなぁ」
がちゃがちゃ手を動かすが外せないのか元々白いエリーゼの顔がますます青ざめる。
「女!」
びしぃ、と将太はエリーゼを指差す。
「未成年を手錠で拘束して無理やり猥褻な行為を強制したり、嫌がる男のちんちんを勝手に舐めて良いと思ってるのか!」
「え!?」
「良いと思ってるのかと聞いてる!!」
「ち、ちんちんを舐められて嫌がる男なんていませんわ」
確かに。じゃなくって!
「貴様らのような奴が日本を駄目にするんだ!」
うあ、将太目がいっちゃってるし。
「はぁーっ!?って、ちょっと何するのですか。きゃあああっ」
ぱしーんっ!!
手を地面に付けさせられお尻を高く上げさせられたエリーゼのお尻にくっきりと将太の手形が真っ赤に残る。
ぱしーんっ!ぱしーんっ!ぱしーんっ!ぱしーんっ!
「ひぃぃぃーっ!!」
まったく容赦無く打ち下ろされる手のひらが彼女のお尻を真っ赤に染めていく。
「反省したか?」
「はぁっ。はぁっ。はぁっ」
やっと小休止が入り、エリーゼは将太の足元に崩れ落ちる。頬に涙が伝って、屈辱に打ち震えてる。
てゆか、おしっこちびりそうなんですけど。
「反省したかと聞いてる!!」
「い、ぎゃああああっ!!」
将太のでっかいおちんちんをアソコに差し込まれてエリーゼが悲鳴を上げる。

eri60.jpg


むちゃくちゃだよ。言ってることとやってる事がちがうー。
「熱いっ!いやぁああっ!駄目っ!」
必死の思いでエリーゼが這いつくばって前進して将太から逃れようともがく。しかし、髪の毛を捕まえられて逃げられない。
「熱いっ!離しなさい!離しなさいってば!離せ馬鹿―っ!!」
「まだ反省せんか、こいつめ!」
始まるピストン運動。苦悶に歪むエリーゼの顔。な、なんで!?こ、怖い……
さきゅばすがセックスで本気で嫌がるなんてどういう事!?

(31)作.あむぁい 

嫌だ嫌だと言っててもすぐ気持ちよくなって溺れちゃうのがさきゅばすの筈。
いや、ぼくの事じゃ無くって!
「やめてとめてやめてとめてやめて!きぃーっ。くっ、このおっ!!」
エリーゼの像が歪み転移で空間を渡る。
「む!?」
ぼくたちから少し離れたところに彼女は姿を現し、肩で息をして股間をかばう。
「な。なんなのよ、あなた。一体何者なの!?このわたくしをこんな目にあわせて、ただで済むと……あ?」
エリーゼが凍りつく。将太の手に赤と黒に染まったエネルギー球が形作られどんどん大きくエネルギーを増していく。
「今日のところはほんのご挨拶ですわ。また後ほど正式に、ってきゃあああああーっ」
セリフの途中で光球を投げられ慌ててエリーゼは次元を渡る。「おぼえてらっしゃーい」などと微かにエコーが響く。
ふぅ。たすかった。
将太がこちらを睨む。
あの、将太?正気じゃないよね?目が怖いよ?
ゆっくりと将太がぼくの方へ歩いてくる。
「うああんっ。ぼくまだ何にも悪いことしてませんっ」
淫魔だけどっ。ほんとうですっ。ずりずり後ずさるけど、みるみる距離が縮まって。
がしっと手をつかまれる。
次の瞬間、あれだけ硬かった氷の手錠がぱきんと音を立てて粉砕される。
強いし。
ぼくの目の前で大きくて光り輝く赤黒いおちんちんがびんと直立してる。こ、こんなの入るのかな。
「怪我は無いか?すまなかったな、助けが遅れて」
「あ、将太?」
見る間に顔が和らぎいつもの将太に戻っていく。
それと同時に光ったり大きくなったりしてたおちんちんがゆっくりと下がっていく。
……ちょっと残念かも。ぼくの方も戦闘でちょっと怪我してるけど、もうあんまし痛くないし、なんだか大丈夫みたい。さっきゅばすって便利だね。
「おっと失礼。あ、キミも早く服を」
「うん」
そうだった。ぼくも裸だったんだ。決まり悪そうにズボンを探して穿く将太と踊り子の服を再び着るぼく。あ、れ?ぼくは何しにここへ来てたんだっけ。
服を着た後に自分のした間違いに気付き愕然とする。
しかし、今更脱ぐのもすごく間抜けだしー、あららー。
「ごめん」
「ありがとう」
「「え?」」
言葉がぶつかり、ぼくらは顔を見合わせる。
「修行不足だ。その、少し淫らな事を考えてしまったかも。すまん」
ふかぶかと頭を下げる。え、えーっと。
「逆にうれしいかも」
「……どういう意味だ?」
将太の声が低くなり目が細くなる。
「あ、いや。助けてくれてうれしかったと言う意味で、別にそういう意味じゃあ」
ぼくは慌てて取り繕う。すごいヤリニクイデス。
「ふぅ、しかし一体なんだったのか。最近俺のまわりで変な事が多すぎる……」
あ!ぼくは良い考えを思いついて口にする。
「あの。わたし、悪い奴に狙われてるんです。将太さんのような強い人に守ってもらえたらー」
これだよ!まるで高倉さんが乗り移ったかのようにぼくの口はすらすらとウソストーリーを紡ぐ。速攻ぺろぺろ作戦が駄目ならじっくり攻略なんだよ。
「ウソつけ。うさんくせー」
「えー」
速攻ばれてるし。なんでー。
「お前、俺を守ろうとしてたじゃん。お前はそんなに弱くは……あっ」
じりりりり、と遠くでベルの音が聞こえ、世界の輪郭がうっすらとぼやけ始める。
将太の体が起きようとしている?
あ、なんか言わなきゃ。
「あの……」
「ああ、願い事がまだだったな。今度会うまでに一馬を探しといてくれ。あいつはお前とちがって、ちょっと心配だし」
「……ばか」
小さなつぶやきは聞こえたかどうか。
ぼくはそんなに強くないし、一馬はそんなに弱くないよ。
それとも、ぼくは強くなったのかな。
うう。なんで涙なんかが。変だな。変だ。
ああっ、夢の世界が閉じる……

(32)作.あむぁい

ぱちっと目を開く。
高倉さんのベッドの上。高倉さんはまあるくなって隣で眠ってる。
ぼくにはいつの間にか布団が掛けられてる。
目覚ましを見ると未だ5時過ぎ。
……将太のやつなんでこんなに早起きなんだ?
「ふああっ」
急に眠気が込み上げてくる。そうだよね。徹夜みたいなもんだし、MPも使い切ったし回復しないと。ぼくも丸くなって目をつむる。疲れた疲れたー。初仕事、失敗だったけどぼくなりには頑張りました。最後ちょっと良い雰囲気だったし。次へ繋がる失敗だね。その点、あのエリーゼとか言うさきゅばすの失敗とは大きく違う。うんうん。
「かずまくん、だいじょうぶかなぁ……むにゃ」
うあ。
高倉さん、ぼくの事心配してくれてるし。
なんかすごい幸せー。高倉さんと同じベッドで寝れるんだ。これから毎日ー。
おやすみ、高倉さん。今度は自分の夢の世界へ。

何かが焼ける音に、食欲をそそる匂い。
ぼくは睡魔と葛藤しつつも空腹に誘われて、ベッドから抜け出す。

002エプロン高倉さん縮2


イラストはよるいちさんです。


ぼわわわわーん。

台所できびきびと動く裸エプロンな高倉さんを発見した拍子にぼくの変身が解け、人型からサキュバスへと戻る。なんて格好ですか、高倉さん……
「あ、起きたのメアちゃん」
「おはよう、高倉さん」
「そこ座って待ってて。昨夜はご苦労様」
「あ、うん」
テーブルには既にテーブルクロスとお皿が置かれていて、パンとサラダが乗っかってる。高倉さんが焼き立ての目玉焼きをそおっとぼくのお皿に乗せる。なんか、新婚家庭みたいなんですけど……冷蔵庫からブラッディーオレンジジュースを取り出した彼女はなみなみとぼくのコップに注いでくれる。
「えへへ。好きだって聞いてたから買っといた」
「ありがとう」
「じゃあ、いっただきまぁす!」
「いただきまーす」
ぼくはパンに手をのばしてぱくつき、ジュースを飲む。
「美味しいー」
「んふふー。がんばったメアちゃんにご褒美―」
「高倉さんは優しいなぁ。お料理も上手だし」
「あったりまえでしょ。で、どうやって落としたのよ、あの堅物を?」
「え?」
落として……ませんけど?
固まったぼくに彼女の表情が変わっていく。
「落としたんだよね?」
ううん。ぼくは静かに首を振る。
「わ、わりと良い感じかなって」
「えっと、夢精はさせたよね?」
「あ、いや。たぶん、してないかなと」
高倉さんの角がゆっくりと持ち上がっていく。あ、怒ってる?
「あんたパンツあんなぐしょぐしょに濡らして帰ってきて、まさか何にも進展なし?フェラはした?キスは?」
「あ、ちょっと最初から話させて」
「フェラとキスはしたの?」
「……してません」
「かぁ~ずぅ~まぁ~くん!」
「うああん。話を聞いてってば」
「サップライ・ウオータァー!」



……結局、最後は高倉さんも許してくれたし、おしっこもさせてくれたんだ。

「つまり、エリーゼはまんまとフェラもしたし、セックスもしたって言うのにあんたはそれを単に見てただけって事よね」

なんか納得いかないんですけどー。

そして、将太をイかせてぼくの虜にするまではぼくがご飯を作って、後片付けもぼくがする事になっちゃったんだ。あーあ、高倉さんのご飯、とっても美味しかったのになぁ。

<第五章へつづく>

初出20060321~

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